2022.10.27
あらゆる業種でDXが進む中、これまでアナログ施策が多かった業界でも「今後、デジタル施策を強化しよう」と考える企業が数多く見られます。
不動産業界も、その一つではないでしょうか?SNSやYouTube等で不動産の広告を見る機会も増え、オンラインでのユーザー訴求を強化している会社が増加していることがうかがえます。
反響獲得を目的としたデジタル施策の中でも、特に注目すべきは「動画」です。文章・静止画より格段に情報伝達量が多く、訴求力が高いため、ユーザーの関心を強く引くことができます。
物件紹介など、動画を1本制作すればさまざまな媒体に掲載でき、集客施策を効率化できます。
本記事では、不動産業界における動画活用のポイントや成功事例、おすすめのツールを紹介します。
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アイダ設計が「物件紹介動画」に秘める狙いとは?
動画制作のインハウス化に至った背景や同社の動画施策の裏側について詳しくまとめています。
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不動産の反響獲得/集客の手法として、旧来からのアナログ施策、そして、昨今注目が高まっているデジタル施策が考えられます。
まずは、各施策のメリットと留意点や、コスト相場を比較してみましょう。
アナログ手法
【施策概要】
紙のチラシを、新聞折込やポスティングで配布
【メリット】
【留意点】
【コスト相場】
5〜10万円(※1万部配布の場合)
【施策概要】
新聞の広告欄に出稿
【メリット】
【留意点】
【コスト相場】
1.5万円〜400万円
※地方紙の場合
※枠の大きさ、掲載場所による
【施策概要】
街頭に看板を設置。
モデルルームや完成現場の見学会などを周辺住民に知らせる。
【メリット】
【留意点】
【コスト相場】
1万円〜30万円
【施策概要】
物件情報を掲載したポケットティッシュを配布。
(人通りの多い駅前など)
【メリット】
【留意点】
【コスト相場】
1万円〜
(※1000個作成の場合)
デジタル手法
【施策概要】
ホームページを制作。
物件紹介や、売買受け付けを常に情報発信する。
【メリット】
【留意点】
【コスト相場】
5万円〜
(※初期費用)
【施策概要】
ブログを開設。
物件紹介や、売買受け付けを継続的に発信。
【メリット】
【留意点】
【コスト相場】
0円〜
(無料のブログシステムを利用する場合)
【施策概要】
SNSアカウントを開設。(Twitter、Instagram、Facebook、LINE、TikTok、YouTube等)
物件紹介や見学会告知など情報発信。
【メリット】
【留意点】
【コスト相場】
0円(※通常投稿)〜
【施策概要】
「Googleビジネスプロフィール」に登録。
自社をGoogle検索・Googleマップ上に掲載。
【メリット】
【留意点】
【コスト相場】
0円〜
【施策概要】
買い・賃貸情報をまとめて発信する不動産ポータルサイトに掲載
(例:SUUMO、at home、HOMESなど)
【メリット】
【留意点】
【コスト相場】
2万円〜(月額)
【施策概要】
物件売却の一括査定サイトに自社を登録。
売り主を集客。
【メリット】
【留意点】
【コスト相場】
10,000円〜(1反響あたり)
【施策概要】
GoogleやYahooに検索連動型広告(リスティング広告)を出稿。
検索エンジンで自社をアピールする。
【メリット】
【留意点】
【コスト相場】
1万円〜(月額)
【施策概要】
各SNS媒体に広告を出稿(Twitter、Instagram、Facebook、LINE、TikTok、YouTube等)
物件紹介や見学会告知など情報発信。
【メリット】
【留意点】
【コスト相場】
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さまざまなチャネルに動画を活用するポイントを詳しく解説!
▶【保存版】動画広告の基本を解説!費用相場や事例もご紹介
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反響獲得には、まずターゲットユーザーにリーチし、自社のことを認知してもらい、関心を持ってもらう必要があります。
各集客チャネルにおける「リーチ→認知→関心」のプロセスでより印象を高め、効率を改善するために、昨今あらゆる業界で動画活用が目立つようになっています。
動画制作・配信・運用などを手掛ける株式会社Jストリームが2021年に全国のビジネスパーソンを対象に実施したWeb調査で、コロナ禍を機に「会社説明」「商品説明・デモ動画・実演販売」など目的で動画活用を始めた企業が約8割に上ることが明らかになりました。
この背景には、コロナ禍で非対面・非接触が推奨される中で、企業がオンライン上の顧客接点を充実させる意図があったと考えられます。
企業による動画コンテンツを見たユーザーは、実際にどう感じているのでしょうか?
企業向け動画を制作する世界的なリーディングカンパニー「Wyzowl」が発表したリサーチ結果「Video Marketing Statistics | New Data For 2022」によって、注目すべきデータが導き出されました。
動画コンテンツを見たユーザーは、非常に高い割合で購入・体験へと至っていることが伺えます。
[参考]Video Marketing Statistics | New Data For 2022 | Wyzowl
なぜ、動画はそれほどまでにユーザーを強く引きつけるのでしょうか?
動画の情報伝達量は、テキスト・静止画の数千倍に上ります。例えば1分間の動画は、テキスト・画像を掲載したWebページ3,600ページ分に相当します。視覚だけでなく、聴覚(ナレーションやBGM、効果音)からも訴えることができるからです。
圧倒的に情報伝達量・訴求力が高い分、視聴者の商品・サービスに対する理解も格段に深まるのです。
オンライン集客に関して、ある実例を紹介します。
沖縄生まれの自然派化粧品ブランドを展開するチュラコス株式会社は、LINE広告のクリエイティブを静止画から動画に変えたところCTRが3.5倍に向上し、広告に接触したユーザーをより効率的に自社サイトに誘導することに成功しました。
【媒体】
LINE広告
【施策】
LINE広告のクリエイティブに動画を活用
【詳細】
静止画クリエイティブを動画に換えて広告配信
【結果】
CTRが3.5倍に向上。
広告、SNS投稿、CRM。
さまざまなチャネルに動画を活用するポイントを詳しく解説!
▶広告・SNS投稿・CRMに動画をフル活用した結果を大公開!チュラコスに学ぶ、はじめて×少人数でも成果をだす販促×動画活用術とは
弊社運営のWebメディアで、資料請求ページに動画を掲載したところ、コンバージョン率が向上しました。
【媒体】
Webメディア「SMMLab」
(運営:アライドアーキテクツ)
【詳細】
当初はファーストビューに資料の表紙画像のみを掲載。
その画像を「資料の中身を少しだけ見せる動画」に置き換えた。
【結果】
CVRが約1.47倍に向上。
資料請求ページに動画を活用するポイントを詳しく解説!
▶資料請求・お問い合わせページに動画を活用してCVRが最大1.47倍に向上【動画活用アイデア特集】
数多くの反響を獲得している不動産会社は、既に動画施策に取り組んでいます。
その成功事例を紹介します。
全国に90店舗もの支店・営業所を構える大手ハウスメーカー、株式会社アイダ設計。
同社はWEBサイトの物件紹介ページに動画を取り入れることで、サイト訪問者のページ滞在時間をのばし、資料請求・来場予約などの問い合わせ増加につなげています。
【課題】
WEB経由でのお問い合わせ獲得
【施策】
物件紹介動画を制作。
自社WEBサイトや公式YouTubeアカウントに掲載。
【結果】
ページ滞在時間が最大128%改善
アイダ設計の取組事例をもっと詳しく!
▶ページ滞在時間が最大128%改善。アイダ設計が「物件紹介動画」に秘める狙いとは?
土地の開発・活用を軸に、自社ビル賃貸や中古マンションの販売から、トランクルーム・レンタルボックス、貸会議室の運営や店舗開発まで、幅広い事業を展開している加瀬グループ。
動画を量産し、Googleの地図検索対策や、Web集客効率化に活用しています。
【課題】
WEB経由でのお問い合わせ獲得
【施策】
トランクルームやレンタルオフィスを紹介する30秒程度の動画を、月に20本目安で制作。
Webサイト・YouTubeチャンネルに掲載。
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)にも物件動画を掲載し、動画で地図検索対策
【結果】
動画をフォーマット化することで量産に成功。
集客・反響獲得の後押しになっている。
加瀬ホールディングスの動画量産化の背景には、アライドアーキテクツ提供の動画ツール「LetroStudio」の導入があります。LetroStudioのテンプレート機能を活用して、物件動画のテンプレートを作成し、それをベースに量産化に成功しています。
加瀬ホールディングスが実践中!
物件動画のフォーマット作成について詳しくはこちら
▶Googleの地図検索対策として動画を量産。Web集客効率化に効く動画制作の秘訣とは|株式会社加瀬ホールディングス
WebサイトやSNS、YouTube掲載用の動画は、必ずしもテレビCMやショートムービーのような仕上がりをイメージせずとも、もっと簡易的な動画で成果を出す事例が数多くあります。その具体策を解説します。
おすすめしたいのが、当たり静止画の一部を動かすだけの”ちょい足し”動画です。
まずは静止画でPDCAを回し、静止画の当たりが出たらその一部を動かして動画化します。
静止画広告として勝っているクリエイティブの一部を点滅させるなど、ひと工夫を加えるだけなので、動画クリエイティブの制作負荷を軽減できるだけでなく、検証に必要な動画クリエイティブの量を確保することができます。
“ちょい足し”動画の事例をもっと見る
▶動画広告で成果を出す一歩は「当たり静止画へのちょい足し」がポイント
物件紹介に使う写真・間取り図を集めて、スライドショー風の動画に仕上げる手法もあります。
「LetroStudio」に静止画素材をアップロード、あとはPowerPointのようにドラッグ&ドロップで編集を進めていけば、初心者でも最短15分〜30分程度で動画を1本仕上げることができます。
スライドショー風動画を量産している企業の事例
▶Amazon商品ページから店頭サイネージまで、販促に動画をフル活用!Amazon広告CTR3倍の成果も|ハクバ写真産業株式会社
紙のチラシを動画に変換する施策も考えられます。
「静止画を組み合わせたスライドショー風動画」から、さらに一歩ステップアップしたものだとイメージしてください。
画像やテキストに、アニメーションをつけて動かしたり、エフェクトを付けて強調します。
おすすめ情報や価格、キャンペーンを効果的に強調でき、視聴者の記憶に残りやすくなります。
昨今は、不動産業以外でも、家電量販店やスーパーマーケット、ドラッグストアなどでチラシの動画変換で成功、来店率増加につなげている事例が増えています。
WEBチラシ動画制作についてもっと詳しく知る
▶折込WEBチラシは「WEBチラシ動画」に!見ておきたい、要チェックなWEBチラシ動画事例6選
もし、あなたの会社でそのような課題を抱えているなら、動画ツールの活用がおすすめです。
https://service.aainc.co.jp/product/letrostudio/
アライドアーキテクツが提供する「LetroStudio」は、未経験でも簡単に操作できる動画制作ツールです。
もし、あなたの会社で「デジタル施策を強化したい」という機運が高まっているのなら、「動画」の導入がおすすめです。
ユーザーに提供するコンテンツをリッチ化でき、顧客接点が充実するので、集客の新機軸になります。
動画施策を始めたいけれど、リソース不足に悩んでいるなら、「LetroStudio」の活用をぜひ、検討してみてください。
このような方に向けたお役立ち資料をご用意しています。
資料を読んでいただくことで、以下2点のポイントを理解できます。
ダウンロードは無料です。どうぞお気軽にご活用ください。
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記事公開日:2022.10.27