「色々なチャネルで動画を活用したいけれど、それぞれどのような動画が最適かわからない!」という方も多いのではないでしょうか?
今回は、沖縄生まれの自然派化粧品ブランドを展開するチュラコス株式会社が実践する、マルチチャネルでの販促×動画活用事例をご紹介します。
新規獲得の広告運用担当を経て現在はステップメールや休眠顧客向けのCRMを担当する仲西穂乃香氏と、CRMのクリエイティブ制作を担当する座安裕美氏に、動画を活用して販促成果につなげる秘訣を聞きました。
※本記事は2022年6月23日にアライドアーキテクツ株式会社が開催したセミナー「コスメEC チュラコスに学ぶ販促×動画1,000%活用術」の内容を編集したものです。
ー貴社は、さまざまな広告チャネル、メルマガなどのCRM施策、公式WebサイトやSNS、YouTubeチャネルまで、幅広い接点でお客様とコミュニケーションをとられている印象です。現在、何名体制で複数チャネルのマーケティングをされていますか?
仲西氏:メイン担当は2名です。大きい企画がある場合はさらに2~3人増えたりもしますが、基本的には2名で行っています。
ー現在、どのような販促チャネルを利用していますか?
仲西氏:新規のお客様を集客するため、広告運用、SNS発信、SEO記事、インフォマーシャルなどを行っています。既存のお客様に対しては、定期的にメルマガやSNSなどでより長くご利用いただけるようなコンテンツを発信しています。
ーさまざまな販促チャネルでのコミュニケーションに動画を活用しはじめた背景を教えてください。
仲西氏:他社が動画フォーマットの広告配信を行っており、実際に新規顧客獲得が順調だったからです。また、5Gの影響で企業の販促における動画活用はより一般化すると考え、弊社でも動画活用を始めたいと思いました。
ー動画活用自体初めてとのことですが、動画制作のインハウス化に踏み切ったのはなぜでしょうか?
仲西氏:SNS投稿の本数を増やしたり、自社で広告を一部運用したりするタイミングだったのと、そもそも販促チャネルが多かったので、内製化した方が費用や工数の面でコストパフォーマンスが良いと考えたからです。
自社で動画制作をインハウス化するにあたり、各販促チャネルに適したテンプレートが多数用意されており、成果につなげるサポート支援もしていただけるLetroStudioを導入することにしました。
ーここからは、LetroStudioを使って動画を制作し、さまざまな配信チャネルに活用している実際の事例とその成果や、工夫しているポイントをお聞きします。まずはLINE広告への活用事例を教えていただけますか?
仲西氏:LINE広告に以下の動画クリエイティブを配信した際は、静止画クリエイティブと比較してCTRが3.5倍に向上しました。お客様が実際に購入された体験談として訴求するため、スマートフォンで撮影した素材を使い、テキストも手書き風のフォントを使い、馴染むようにしました。伝えたい情報であるオファーの部分は固定表示させたり、見やすくなるように背景色をつけたり、動くスタンプを挿入してアテンションが向きやすくなるように工夫しました。
本事例の詳細はこちら
▶【LINE広告でCTR3.5倍に向上】静止画と動画の比較検証/チュラコス株式会社
ーその他のLINE広告事例も教えてください。
座安氏:LINE広告に以下の動画を活用した結果、静止画クリエイティブと比較してCTRが1.4倍に向上しました。
ポイントは、商品への信頼度向上に繋がると考え、実際商品を購入したお客様のお声を動画クリエイティブに入れたことです。グループ会社にコールセンターがあり、お客様のお声をこまめにキャッチアップして企画やマーケティングにすぐ反映できる体制をとっているので、動画には、お客様のお声をほとんど編集せず使っています。手書き風のフォントを使うことで、クチコミであることを感覚的に伝えることができているかと思います。
本事例の詳細はこちら
▶【LINE広告でCTR1.4倍に向上】静止画と動画の比較検証/チュラコス株式会社
ーFacebook広告への動画クリエイティブ活用の成果と制作時のポイントを教えてください。
仲西氏:静止画クリエイティブと比較してCTRが2.5倍に向上しました。制作時に意識したのは、「きれいめ」なクリエイティブにすることです。今までの広告運用の結果、Facebookは年齢層が高めのお客様が多いとわかっていたので、高級感のある背景色、エフェクトのスタンプも上品なものにしました。背景色はブラウンやゴールドでABテストして、ブラウンの効果がよかったので、こちらをメインに配信しました。
ーInstagram広告への動画クリエイティブ活用の成果と制作時のポイントを教えてください。
仲西氏:ストーリーズ広告として動画クリエイティブを配信した結果、静止画クリエイティブと比較してCPAが70%削減しました。ポイントとしては、上下で画面割をして、上に商品紹介動画、下に商品名と価格を固定表示する構成にしているところです。伝えたい情報とともに、実際の利用シーンを見せることで、6秒という短い尺でも商品の特性を伝えることができています。
ー記事LPへの動画活用のポイントを教えてください。
仲西氏:ファーストビューの直後では、初めて商品を知った人の興味を喚起できるよう実際に商品を使用した様子がわかる動画+テキストを置き、記事の中盤では、ユーザーの今までの習慣に問題提起するかたちで、わかりやすいイラストの動画を置いています。
前後に文章があるので、動画自体はテキスト量を少なく極力シンプルにするよう心がけています。
記事LPへの動画活用事例をもっと見たい方はこちら
▶他社と差がつく!成果の出せる記事LPのポイントを事例で解説
ーInstagram公式アカウントでの発信の頻度を教えてください。
座安氏:ストーリーズ投稿、フィード投稿、リール投稿を使い分けて、月に18回以上は投稿するようにしています。それぞれ検討段階別にクリエイティブをかえていて、リール投稿は商品の認知獲得、ストーリーズ投稿は興味・関心の引き上げ、フィード投稿は比較・検討されている方に参考情報を届ける目的で使い分けています。
ー投稿本数を担保するにあたって工夫されていることはありますか?
座安氏:広告クリエイティブをストーリーズ投稿に、CRM用につくった動画をフィード投稿に二次利用しています。
ー今までメールに動画を活用したことはありますか
仲西氏:まとめ売りのご案内メールなのですが、今までは長い文章のメールを送っていました。文章で伝えたい内容を動画にして、動画だけ見ればオファーがわかる状態にしました。
ーメルマガへの動画活用のポイントを教えてください。
仲西氏:手に商品をのせている構成にして、まとめセットの個数の多さやお得感が視覚的にパッとわかるようにしました。1個当たりの値段の訴求も黄色と赤の配色で目立つようにしました。
ーメールに動画を活用して効果は感じられましたか。
仲西氏:まとめ売りセットのLPへの遷移率が増えました。当初、15個セットのLPに誘導するのは難易度が高いだろうなと思っていたのですが、想定よりも多くの方が15個セットのLPに遷移したのでびっくりしました。メルマガに動画を活用したおかげで、まとめ売りセットの売上がとてもよかったです。
成功要因は、「15個セットを買うことで、体のどこの部位までカバーできる」と、購入した後のイメージをわかりやすく伝えられたことです。ポインターエフェクトをいれることで、目線を誘導できたかなと思っています。LetroStudioにはCTAに効果的なスタンプが多いと思います。
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ーステップメールに動画を活用された背景を教えてください。
座安氏:もともとは、オファーの部分をテキストにして送っていたのですが、それだとわかりづらくクリックされにくいと感じていたので、オファーの部分をGIF動画にして動きをつけてみました。
ーGIF動画のボタンにしたことでどのような成果がでましたか
座安氏:GIF動画をいれたメールに変更したところ、LPへの誘導率(リンククリック率)が4pt.向上しました。
ー色々な種類のボタンをご準備されていますが、GIF動画はどのように使い分けていますか
座安氏:オファーのクリエイティブにあったボタンにしています。同じボタンを使いまわすよりも、画像やオファーの内容にあわせて、矢印のスタンプを加えたり、ボタンのエフェクトを変えています。
ー各チャネルの動画制作で気をつけているポイントはありますか
仲西氏:配信媒体毎に、ユーザーが視聴する目的に合わせた動画を作ることを心がけています。Instagramのフィード投稿は、興味度合いが高まっている検討ユーザーへの「知識」の発信を目的にしているのでテキスト多めの動画にしています。広告は、SNSではUGC素材や手書き風のフォントを使ってSNSのフィードに馴染みやすいクリエイティブにし、記事LPはテキスト少なめの動画にすることを意識しています。CRMでは、セットのお得さやオファーが視覚的にわかるようにしています。
座安氏:他には、目に留めてもらうために、動きのあるエフェクトを活用しています。
ー動画クリエイティブを量産する上で工夫されていることはありますか
座安氏:通常、動画を制作する前に必要となる絵コンテは作成していないです。普段はLetroStudioにあるテンプレートを活用してそのまま作成しています。企画や構成の工程が省けるので、スピード感をもって作りたい動画が作れています。
ー制作体制はどのようにされていますか
座安氏:チャネル別、さらにステップメールや休眠顧客向けのメールなど目的別で、制作担当をわけています。LetroStudioなら専門的なスキルや制作スキルがなくとも制作できるため、普段施策の改善を行っている担当者が、動画の制作~改善まで一気通貫で実施できています。スピード感をもってマーケティングのPDCAをまわすことで、成果につなげやすい体制を作れていると思っています。
ーこれから、動画活用においてやってみたいことを教えてください。
座安氏:各販促チャネルで、媒体やお客様層にあわせた検証を積極的に行っています。今後も、LetroStudioの皆様にもアイデアをいただきながら、さまざまな販促チャネルにおける成果向上の手段として、動画を上手く活用していきたいです。
また、今回お話に上がったLetroStudioでは、現在無料トライアルを実施中です。
是非実際にLetroStudioの管理画面を触って、動画を作成してみてください!
記事公開日:2022.08.31
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