土地の開発・活用を軸に、自社ビル賃貸や中古マンションの販売から、トランクルーム・レンタルボックス、貸会議室の運営や店舗開発まで、幅広い事業を展開している加瀬グループ。
同グループは現在、LetroStudioを使ってトランクルーム・レンタルボックスやレンタルオフィスのサービスサイト・公式YouTubeチャンネルに掲載する動画を量産し、Googleの地図検索対策やWeb経由の集客効率化に活用しています。
今回は、株式会社加瀬ホールディングス IT戦略推進部において、加瀬グループ全体のWebプロモーションを担当する安武 亜希氏に、動画活用をスタートした背景や、動画の量産体制を作るために工夫したポイント、LetroStudio導入により得られた成果についてお話を聞きました。
-動画活用をスタートした背景を教えてください。
安武氏:私は、加瀬グループのマーケティング全般を担当しています。現在は、弊社が力を入れているトランクルームやレンタルボックス、レンタルオフィス事業におけるお問い合わせやお申込みの獲得に特に注力しています。
以前から、リスティング広告などの広告施策も行っていますが、競合も多く予算もかかる施策なので、広告以外でも何かできることがないかを模索していました。
また、新しい物件をオープンする際は、周辺地域にチラシも配布しますが、チラシでは伝えられる情報が限られていること、また制作にも時間がかかったり、情報を更新する都度作り直しが必要となったりするため、情報をより正確にタイムリーに伝えられる手段を探していました。
動画であれば、チラシや静止画では伝えられない物件の魅力や使い勝手を伝えることができますし、何か変更点があればすぐに情報を更新できます。Web経由で流入するお客様に、動画を通じて魅力的で正確な物件の情報を伝えることで、お問い合わせやお申し込みの後押しになると考えました。
株式会社加瀬ホールディングス IT戦略推進部 安武亜希氏
-具体的にどのような動画を作っているのかご紹介ください。
安武氏:トランクルームやレンタルオフィスを紹介する動画を、月に20本を目標に制作しています。物件がある場所、建物の外観や入り口、建物の中への入り方から内観・設備まで、30秒程度の短い時間でコンパクトにまとめて紹介しています。
レンタルボックスやレンタルオフィスなど、物件の詳細を伝える30秒ほどの動画を量産している
-動画を活用しているチャネルを教えてください。
安武氏:レンタルボックスやレンタルオフィスのサービスサイト、物件ごとの詳細ページに動画を活用しています。また、公式YouTubeチャンネルにも動画を掲載しています。
レンタルボックスの詳細ページに動画を掲載
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に物件の動画を掲載し、Googleの地図検索対策としても動画を活用中です。
例えばGoogleマップで「江東区 南砂 レンタルボックス」と検索すると、複数のトランクルームが地図上に表示されますが、その中で加瀬のトランクルームをクリックいただくと、詳細ページの一番上に動画が表示されるようにしています。
動画をご覧いただくことで、物件の情報を検索している方にリアルに魅力が伝わり、お問い合わせやお申し込みをいただく背中を押すことができるのではと考えています。
Google地図検索対策にも動画を活用
-動画の構成を作るうえで、気を付けていることはありますか?
安武氏:Googleビジネスプロフィールに掲載できる動画は30秒までです。短い時間で、いかにお客様に必要な情報を伝えられるかを意識しています。
特に工夫したのは、静止画やテキストでお伝えしている情報との役割の違いです。静止画やテキストでは、実際のトランクルームやオフィスの広さ、付随している設備(エレベーターの有無や湿度管理、24時間出入りが可能かなど)をお伝えすることはできますが、実際に建物に入るときの導線や、空間の広さ、使い勝手をリアルに伝えることは難しいです。
そのような静止画やテキストでは分かりづらい部分を、動画で伝えることを目指しています。
-月に20本もの動画を量産するための体制作りで工夫したことを教えてください。
安武氏:動画の構成・フォーマットを予め作っておくことです。フォーマットさえ決まっていれば、素材やテキストを差し替えるだけで新しい動画をどんどん作ることができます。
トランクルームを紹介する動画の基本構成。表紙→外観→建物入口→トランクルーム入口→内観→実際のお部屋という決まった流れを作ることで、動画の量産を可能にしている(上図は構成の一部を抜粋したもの)
また、最初に手をかけすぎると運用が回らなくなりがちですが、手持ちの素材で作れる簡単な構成の動画からスタートしたのも、量産化に成功できた理由だと思います。
現在は、週に1回実際の物件を担当する部署の担当者と定例ミーティングを持ち、次に掲載する物件の選定や、その物件の特徴をすり合わせています。そのミーティングをもとに、物件担当が素材を集め、私がその素材を使って動画を制作するというサイクルを上手く回すことができています。
動画のエンディングシーンには、社内のデザイナーが制作した画像を一枚盛り込んでいます。複数案の中から、社内アンケートでもっとも評判の良いものを選びました。
このように社内で適切に役割分担していることも量産化成功のポイントだと考えています。
-LetroStudioの使い勝手はいかがですか?
安武氏:とても分かりやすく、使いやすいです。私は今まで動画を作った経験がなかったのですが、LetroStudioは直感的に操作できました。1本あたり15~30分ほどで動画を制作できています。
現在は主に私が動画の制作を担当していますが、他の担当者でもすぐに作ることができるようになると思います。
-LetroStudio導入により得られた成果を教えてください。
安武氏:これまで動画制作会社に依頼して動画を作ったこともありましたが、簡易的な動画でも納品に最低1~2週間はかかっていましたし、修正のやりとりも手間でした。LetroStudioを導入したことで、動画制作にかかる時間やコストを削減することができました。
もちろん、動画制作会社には「綺麗に撮影してもらえる」「作りこんだ動画を制作してもらえる」というメリットもあります。リッチな動画は制作会社に依頼する、物件紹介などの量産が必要な動画はLetroStudioを使って自社で作るといったように、上手く棲み分けしていければと考えています。
-これから動画をどのように活用していきたいか教えてください。
安武氏:社内の「デジタルを活用して何かできないか?」という相談に対して、動画という新たな軸を持つことができました。これからは、トランクルームの物件紹介動画だけに留まらず、別サービスでの新たな施策にも挑戦してみたいです。
-最後に、LetroStudioの導入を検討している方に向けてアドバイスをお願いします。
安武氏:LetroStudioは、デザインの知識や制作の経験がなくても誰でも使いやすいツールです。まずは簡単な動画の制作からスタートして、量産化や社内への「動画」という手段の浸透を図ってみることをお勧めします。
記事公開日:2022.06.27
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