Instagram上のUGCをLPや広告に使いたい!ユーザーへの許諾は必要?許諾の取り方は?

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UGC 許諾

InstagramなどのSNSに投稿された一般ユーザーの投稿を、企業のLPや広告に活用する
「UGC活用」。企業が用意した宣伝用の画像とは異なり、生活の一部として切り取られたワンシーンをうまく企業のマーケティング活動に取り入れることで成果をあげる企業が増えています。

しかし、一般ユーザーのInstagram投稿を企業のLPや広告に活用する際に、投稿した方への許諾取得はどうすればいいのだろう、と考える方も多いはず。そもそも許諾は必要?効率的に活用を進めるにはどのような方法がある?など、UGC活用の始め方を解説していきます。

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1.UGCを活用するには許諾が必要?Instagramの公式見解は?

米Facebook社は、アメリカ国内における「Instagramの埋め込み機能を使って記事中に投稿を表示した場合は著作権侵害に当たらない」という判例に対して、2020年6月に「Instagramの埋め込み機能は画像利用の権利を許可するものではない」という見解を示しました。

以前は埋め込み機能を使用した投稿表示は、許諾を取らずとも著作権侵害に当たらないという解釈も存在しましたが、この見解によって、Instagramの埋め込み機能による投稿表示を行なった場合でも、投稿したユーザーの許可がない場合には著作権侵害にあたる可能性があることを示唆しています。

上記のFacebook社の見解を受け、著作者であるユーザーの権利を尊重しUGCを活用するためには、どのような表示方法であれ原則投稿者への利用許諾を取得いただくことが望ましいと考えられるようになりました。
UGCをLPや広告等に活用する際には、事前に投稿したユーザーから許諾を取得することを推奨します。

2.ユーザーへの許諾の取り方は?

では、実際にどのようにして許諾を取るのでしょうか?投稿へのコメントまたはユーザーへダイレクトメッセージを送ることで許諾を取得する方法がメジャーですが、手段としては主に2つあります。

① Instagramアプリを利用する

Instagramアプリを使用し、UGCとして活用したい投稿の投稿者一人ひとりへダイレクトメッセージを送信、または該当の投稿にコメントをします。使用許諾の可否について返信が来たら、Excelなどで一覧表を作成し管理しましょう。

② UGC活用ツールを使う

活用したいUGCが複数ある場合は、ダイレクトメッセージの送信やその後のやり取り、許諾可否の管理が複雑になります。その場合は、メッセージの一斉送信や、許諾可否の管理が一括で出来るようなUGC活用ツールを使用することをお勧めします。

UGC活用ツールを使用することで、100件以上の大量のUGCの許諾申請・管理といった緻密な作業を効率よく進めることができます。また、各ユーザーから承諾された投稿をInstagramを開いて一つひとつ個別に確認しなくとも、承諾された投稿だけを一覧化して見ることが可能になるなど、他のメリットも期待できます。

UGC ツール

UGC活用ツール「Letro」を使えば、一つひとつの投稿に個別投稿する手間を省けることに加え、
都度、各ユーザーから承諾されたかを投稿毎に確認しにいく工程も不要。

なお、ツールを選定する際には、きちんとInstagramのポリシーに則ったものであるかどうか注意が必要です。

UGC活用ツールの選び方について、詳しくはこちらの記事にまとめています。
【ここで比較!】UGC活用ツールの選び方、3つのポイント

3.実際にLPや広告に活用しよう<UGCは動的表示がオススメ>

ユーザーの許諾が取れたら、実際にLPへの表示や広告への掲載を進めていきます。特に、LPやECサイトに表示する際は少し工夫が必要です。

LPやECサイトへ表示する場合、「クチコミコンテンツ」や「レビュー」として、ユーザーの商品・サービスを使用した感想や、商品・サービスが生活のワンシーンとして溶け込んでいる様子などを表示することが多いと思います。

SNSの投稿を「クチコミコンテンツ」としてベタ貼り(=SNSのクチコミを静的に画像貼り付け)している企業はとても多いですが、クチコミの良さを最大限引き出し、お客様の購入を後押しするには動的表示をオススメします。

動的表示について、詳しくはこちらの記事にまとめています。
脱・ベタ貼り! SNSのクチコミを動的に表示してCVR1.16倍に向上

UGCを活用して成果をあげるためには、Instagramのポリシーに則り、正しく、効率的に運用することが重要です。ユーザーにきちんと許諾を取り、マーケティング効果の高い方法で活用していきましょう。