2024.5.07
LPで広告費を抑えてCVRを高めるためには、ページ内コンテンツの内容や配置を改善し、コンバージョンまで誘導しやすいページにするLPO施策が重要です。
そこで、LPO施策のための現状分析に便利なのがヒートマップツール。
ヒートマップツールは、ユーザーがページ内のどこに注目し、どこで離脱し、どこをクリックしているのかを「色」で直感的に把握できるのが特徴です。
アクセス解析だけではわからなかったユーザーのミクロな行動理解が可能となります。
様々なヒートマップツールが各企業から提供されており、「たくさんありすぎて決められない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、LPOを行いたいWeb担当者向けに、13のヒートマップツールの料金や機能を徹底的に比較解説します。
ヒートマップツールの導入を検討中の方はぜひ参考にし、自社に合うヒートマップツールを見つけてください。
「そもそもヒートマップツールがどのようなものがわからない」という方は、以下の記事で詳細を解説しているためぜひご覧ください。
ヒートマップの基本を理解をしたい方はこちら
▶ヒートマップとは?LP改善に有効な理由や、見方のコツを解説
まずは13のヒートマップツールの基本料金を表にまとめました。
ツール名 | 基本料金 |
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UserHeat | 無料 |
User Insight | 要問い合わせ |
Sprocket | 要問い合わせ |
Clarity | 無料 |
QA Analytics | 無料プランあり 1,650 円/月〜 |
ミエルカヒートマップ | 無料プランあり 9,800円/月〜149,800円/月 |
Mouseflow | 無料トライアルあり 要問い合わせ |
Ptengine | 無料プランあり 4,980円(税抜)/月〜 |
Beusable | 18,000円/月〜138,000円/月 |
SiTest | 無料トライアルあり 要問い合わせ |
SiteLead | 無料プランあり 1,980円/月〜9,800円/月 |
Content Analytics | 150,000円/月〜500,000円/月 |
UxCam | 1,176,000円/年〜要問い合わせ |
では強みや制限される部分など、各ツールの詳細内容について解説していきます。
User Heatは、株式会社ユーザーローカルが運営する、無料版ヒートマップ専用解析ツールです。
無料ですが、ヒートマップの基本機能である「熟読エリア」「終了エリア」「クリックエリア」「マウスムーブ」「離脱エリア」の5種類のデータを確認できます。
後述する有料版のUser Insightでは、AIを使った高機能なヒートマップ機能に加え、広範囲の解析が可能なツールにアップグレードされます。
個人サイトなどであれば、無料のUser Heatでも充分に分析可能です。
公式HP | https://userheat.com/ |
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価格 | 無料 |
主な機能 | ・ヒートマップ機能のみ(熟読エリア・終了エリア・クリックエリア・マウスムーブ・離脱エリア) ・PC/SPどちらも分析可能 |
強み | ・アカウントの登録のみで無料版を利用可能 ・自動課金なし ・1サイトあたり月間30万PVまで分析可能(超過すると計測ストップ |
制限や注意点 | ・計測には1ページあたり200~300PV必要。それ以下ではデータ出力不可。 ・無料のためタグ設置サポートはなし ・計測結果の閲覧制限なし(有料版のUser Insightでは自社データは非公開) ・1日の利用回数は利用状況に合わせて制限される ・ツール利用マニュアルなし ・直近のデータを使用しており、計測期間の指定は不可(有料版のUser Insightでは可) |
導入方法 | /bodyの直前に計測タグを追加 |
導入までにかかる期間 | アカウント登録・タグ設置後即時 |
導入社数 | - |
導入企業 | - |
こんな方におすすめ | コラム記事やLPなどが読まれているかなどのおおまかな計測を無料で行いたい人。個人のサイトや個人ブロガー向け。 |
User Insightは、先述の無料版Use Heatと同じく、株式会社ユーザーローカルが運営するWeb解析ツールです。ヒートマップ機能だけでなく、SEOのキーワード分析やAIによる課題ページの抽出など、幅広い解析機能を持っています。
ヒートマップツールとしてだけではなく、広範囲のWeb解析ツールとして企業サイトの分析に向いています。
公式HP | https://ui.userlocal.jp/ |
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価格 | 要問合せ(月間PV数などにより異なる) ・~50万PV:50,000 円 月(税抜き) ・~400万PV:100,000 円 月(税抜き) ・400万PV~:個別見積 ※初期費用50,000円 |
主な機能 | ・ヒートマップ機能(熟読エリア・終了エリア・クリックエリア・全クリックエリア・マウスムーブ・離脱エリア・マルチデバイス) ・アクセス解析(PV、訪問者数、離脱数、流入元、属性など) ・SEO対策(キーワード分析、AI記事作成など) ・競合サイト調査 ・Googleアナリティクス、Googleサーチコンソールとの連携 ・自動pptレポート作成 ・広告分析 ・アクセスログ、アクセス数値分析 ・EFO分析 ・改善ページレコメンド |
強み | ・ヒートマップだけでない広範囲の解析項目で流入元やユーザー属性まで細かく解析可能 ・自社だけでなく他社ベンチマークの分析まで可能 ・レポートの自動化可能で分析スキルのないメンバーでも分析可能 ・豊富なフィルタリング項目で具体的な改善施策の立案に役立つ ・導入後は専属担当が付きサポート体制も充実 |
制限や注意点 | ・任意のJavascriptを自由に記述できないサイトでは利用不可 ・1ドメインごとに1アカウントでの契約 ・契約期間は6か月で6か月ごとに更新 |
導入方法 | /bodyの直前に計測タグを追加 |
導入までにかかる期間 | 申込から5営業日内に計測タグとアカウントを発行。 タグの埋め込みが完了次第計測を開始可能。 |
導入社数 | 国内1,000社以上 |
導入企業 | 株式会社ベネッセコーポレーション、株式会社資生堂、サントリーホールディングス株式会社など |
こんな方におすすめ | 企業のWeb担当者で、高度なWeb解析を行いたい方。具体的なWebサイトの改善施策を立案し、自社サイトの成果をあげたい方 |
Sprocket(スプロケット)は、株式会社Sprocketが運営するCX改善プラットフォームです。
ヒートマップ機能だけでなくWeb接客機能も充実しており、顧客体験向上や離脱防止の施策に役立ちます。
料金プランは、設定のみ代行してもらうプランから、戦略パートナーとしてCX戦略に伴走してもらうプランなど、3種類から選べます。
公式HP | https://www.sprocket.bz/ |
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価格 | 要問合せ(料金プランは3種類) ・設定代行 ・CROコンサルティング ・Beyond CROコンサルティング |
主な機能 | ・ヒートマップ機能(熟読エリア・終了エリア・クリックエリア・全クリックエリア・マウスフロー・離脱エリア・マルチデバイス) ・アクセス解析 ・A/Bテスト ・LPO、EFO ・ユーザー行動分析 ・Web接客、チャットボット ・外部データ、外部サービス連携 |
強み | ・解析もWeb接客もできるから双方向の施策で顧客体験向上を目指せる ・専任コンサルタントが仮説立案から施策の運用まで一気通貫でPDCA改善に伴走してくれる。不明点はいつでも聞ける。 ・150種類以上の分析機能あり ・外部データ連携が可能なため、よりパーソナライズされた施策を実行可能 |
制限や注意点 | ・任意のJavascriptを自由に記述できないサイトでは利用不可 ・1ドメインごとに1アカウントでの契約。サブドメインをまたぐ接客・計測は可 ・原則1契約1年毎の契約および更新 |
導入方法 | /bodyの直前に計測タグを追加 |
導入までにかかる期間 | シナリオ設計から行う場合1か月程度 |
導入社数 | 400社以上 ECサイトをもつアパレルや化粧品、雑貨、食品等の業界での導入が多い |
導入企業 | 花王株式会社、株式会社JCB、パナソニック株式会社など |
こんな方におすすめ | ヒートマップでWebページ内を改善するだけでなく、Web接客機能で顧客体験をより向上させたい方。CX改善に伴走してもらいたい方。 細かくシナリオを分けてWeb接客を行いたい方。 |
無料トライアル | あり(デモアカウントの発行で管理画面の貸し出し) |
Clarityは、日本マイクロソフト株式会社が運営する無料のヒートマップツールです。
すべての機能が制限なく無料で使えるという点が最大の特徴です。
PV数の下限・上限もないため、無料でも充分分析に使えるツールです。
公式HP | https://clarity.microsoft.com/ |
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価格 | 無料 |
主な機能 | ・ヒートマップ機能(マウスフロー・クリックエリア・エンゲージメントエリア・スクロール距離など) ・セッションの録画 ・インサイト機能 ・A/Bテスト ・Googleアナリティクスとの接続 |
強み | ・アカウントごとのサイト数や最大PV数の制限もなし ・25以上のフィルタでデータ細分化可能 ・無料の拡張機能「Clarity Live」を追加すれば、任意のページの最新セッションの録画など、ユーザーの行動を観察可能 ・管理画面のモバイルアプリもあり ・ただのクリックではなく、特にアクションにつながらなかったクリックやユーザーがイライラしたクリックも確認可能 |
制限や注意点 | ・PCと異なりモバイルでのデータはサポートが限定的(プロジェクトの作成、設定、ヒートマップ、GA ダッシュボード、フィルター、セグメントはモバイルでサポートされていない) ・データの保持期間は最大30日間 |
導入方法 | body タグを閉じるの直前に計測タグを追加 |
導入までにかかる期間 | オープンソースの計測タグのため、登録・インストールしてタグ取得後即時導入可能 |
導入社数 | - |
導入企業 | Forbes、Acer Inc.、Hewlett-Packard Company、Cinemark Holdings, Inc.など |
こんな方におすすめ | 無料で様々な指標での解析を行いたい方。実際のユーザーの動きを録画で確認し施策に生かしたい方。ユーザーに悪影響を与えているコンテンツやエラーを把握したい方。 |
無料トライアル | すべての機能が無料のためトライアルはなし |
QA Analyticsは、株式会社ウェブジョブズが運営するWordPress専門のアクセス解析用プラグインです。
WordPressでWebページを制作している場合は、このプラグインを入れるだけで簡単にアクセス解析からヒートマップ、セッションのリプレイなどの機能を使うことができます。
国産のツールなのでマニュアルが充実しており、サポートに強いプラグインです。
公式HP | https://quarka.org |
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価格 | ・無料プラン:無料 ・ライトプラン:税込1,650円/月(税込19,800円/年) ・プロプラン:税込2,750円/月(税込33,000円/年) |
主な機能 | ・各種アナリティクス数値計測(PV/滞在時間/イベントなど) ・ヒートマップ機能(クリック・アテンション・スクロール) ・セッションリプレイ(録画機能) ・Looker Studio連携 ・SEO分析 |
強み | ・プラグインのためタグ設置が不要 ・セッションリプレイで30分前のユーザーの行動が再生可能 ・充実したサポート(有料版はサポート窓口に問い合わせ可能) ・4ドメイン以上登録する場合割引あり |
制限や注意点 | ・料金プランによって制限あり(※1)・PV上限数を超えると、超えた時点から月末までの間データが貯まらなくなる(翌月には制限解除) ・ログインしているユーザーのアクセスは計測しない仕様のため自分のアクセスは除外される |
導入方法 | ・無料プラン WordPress管理画面で無料プラグイン「qa アナリティクス」をインストール・有効化 ・ライトプラン・プロプラン 有料版購入申し込み後ライセンス認証を行う ・月間30万PV以上の場合 問い合わせフォームから問い合わせ後、打ち合わせののち見積提出の流れ |
導入までにかかる期間 | 基本的にプラグインインストール・有効化(有料プランはライセンス認証)後即時 |
導入社数 | - |
導入企業 | - |
こんな方におすすめ | WordPressでWebサイトを制作している方。基本的なアナリティクスデータとヒートマップデータを1つのツールで確認したい方。ユーザー行動の録画を施策に生かしたい方。 |
無料トライアル | 有料プランでも無料トライアル可能 |
ミエルカヒートマップは、株式会社Faber Companyが運営するヒートマップ専門ツールです。同社はミエルカSEO、コンバージョンミエルカなど他にも複数のリサーチ・分析ツールを提供しています。
公式HP | https://mieru-ca.com/heatmap/ |
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価格 | ・無料プラン:無料 ・ミニマムプラン:9,800円/月 ・ビジネスプラン:19,800円/月 ・ファーストプラン:49,800円/月 ・エキスパートプラン:99,800円/月 ・スーパープラン:149,800円/月 |
主な機能 | ・ヒートマップ機能(クリック・アテンション・スクロール) ・競合広告分析機能 ・ポップアップ表示機能 ・ABテスト機能 ・パラメーターフィルタ ・自動キャプチャ保存 ・生成AIによるヒートマップ自動解析機能 |
強み | ・ヒートマップ機能だけでなくポップアップのWeb接客、競合広告分析など幅広い機能 ・期間比較も可能 ・自動キャプチャ保存機能で、ページデザインが変わっても変わる前のデータを閲覧可能 |
制限や注意点 | ・導入後200~400程度のPVを集めてからの閲覧を推奨(ミエルカ上で集計をし最短で6時間後に閲覧可能) ・料金プランによって制限あり(※2) ・トライアル期間以降の無料プランではタグ設置サポートなし |
導入方法 | < /head >の直前に計測タグを追加 |
導入までにかかる期間 | - |
導入社数 | 累計2,600社 |
導入企業 | Peach Aviation 株式会社、株式会社講談社、株式会社カインズなど |
こんな方におすすめ | 日本製のツールで手厚いサポートがほしい方。ヒートマップだけでなく広告集客やユーザーへのWeb接客など複数方向からの施策でコンバージョン最大化を目指す方 |
無料トライアル | 無料アカウント発行後10日間はトライアル期間としてファーストプランの機能が利用可能 |
Mouseflowは、株式会社APOLLO11が運営するWebサイト分析ツールです。
無料プランもありますが、有料プランでも月額6,000円から利用できるため、比較的安価なツールと言えます。
ヒートマップ機能やレコーディング機能だけでなく、ユーザー行動のファネル分析も可能です。
公式HP | https://mouseflow-jp.com/ |
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価格 | 【ベーシック】 ・無料プラン:無料 ・スタータープラン:7,000円/月(1年契約の場合6,000円/月) ・グロースプラン:23,000円/月(1年契約の場合19,000円/月) ・ビジネスプラン:45,000円/月(1年契約の場合38,000円/月) ・プロプラン:86,000円/月(1年契約の場合69,000円/月) ・エンタープライズプラン:要問合せ(年間契約のみ) 【サポート PLUS】 要問合せ 【データ・コンサル PLUS】 要問合せ |
主な機能 | ・ヒートマップ機能(クリック・アテンション・スクロール) ・レコーディング機能 ・ファネル分析機能 ・フォーム分析機能 ・フィードバック分析機能(アンケート) |
強み | ・セグメントを細かく分け、マクロ~ミクロまで解像度をあげて解析可能 ・ライブヒートマップで、ハンバーガーメニューやjavascriptによるエフェクトの多い動的なコンテンツや縦長のページも分析可能 ・コンバージョンしたユーザー、離脱したユーザーなどのフィルタリング別ヒートマップを確認可能 ・ファネル機能で、ユーザーがどの導線でつまづいているのかを把握可能 |
制限や注意点 | ・料金プランによって制限あり(※3) ・国産のツールではないため管理画面が英語表記 |
導入方法 | body タグを閉じるの直前に計測タグを追加 |
導入までにかかる期間 | - |
導入社数 | 世界21万社以上 |
導入企業 | ヤンマーホールディングス株式会社、株式会社ニューバランスジャパン、株式会社パソナグループなど |
こんな方におすすめ | ヒートマップだけでなくユーザー行動のレコーディング、EFO、アンケート機能などを活用して総合的にWebサイト改善施策を行いたい方。サイト内改善に集中し、成約率向上にコミットしたい方。 |
無料トライアル | あり |
Ptengineは、株式会社Ptmindが運営するヒートマップツールです。
ヒートマップ機能だけでなく、基本のアクセス解析やABテスト、Web接客まで幅広い機能があります。
公式HP | https://www.ptengine.jp/ |
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価格 | ・無料プラン:無料 ・グロースプラン:税込6,578円/月(~1年契約の場合5,478/月~) ・プレミアムプラン:要問い合わせ |
主な機能 | ・ヒートマップ機能(クリック・アテンション・スクロール) ・アクセス解析 ・ABテスト ・Web接客 ・パーソナライゼーション |
強み | ・Web接客機能では100を超えるテンプレートあり ・セグメントを細かく分け、マクロ~ミクロまで解像度をあげて解析可能 ・クリックされた箇所のデータと、そのクリックがどれだけコンバージョンに貢献したかを確認可能 |
制限や注意点 | ・料金プランによって機能やサポートに制限あり(※4) ・国産のツールではないため管理画面が英語表記 |
導入方法 | body タグを閉じるの直前に計測タグを追加 |
導入までにかかる期間 | - |
導入社数 | 世界21万社以上 |
導入企業 | アットホーム株式会社、株式会社ゲオホールディングス、 株式会社イーブックイニシアティブジャパンなど |
こんな方におすすめ | ヒートマップ解析とWeb接客、ABテストなど複数機能を使って解析し、改善施策に生かしたい方。比較的安価にヒートマップツールを導入したい方。 |
無料トライアル | あり |
Beusableは、株式会社ビューザブルが運営するヒートマップ・アクセス解析ツールです。
料金プランによって使える機能や制限が細かく分けられています。
ユーザーのアクションジャーニーを可視化できる機能が特徴です。
公式HP | https://www.sateraito.jp/beusable/index.html |
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価格 | ・ベーシックプラン:18,000円/月 ・スタンダードプラン:24,000円/月 ・アドバンスドプラン:39,000円/月 ・ビジネス:81,000円/月 ・プレミアム:96,000円/月 ・エンタープライズ:138,000円/月 |
主な機能 | ・ヒートマップ機能(クリック・アテンション・スクロール・マウスフロー) ・ジャーニー分析 ・ABテスト ・個別ユーザーの検索行動 |
強み | ・ユーザー行動のアクションジャーニーを可視化でき、離脱箇所を即時に把握可能 |
制限や注意点 | ・料金プランによって計測PVが異なる ベーシックプラン:ジャーニー分析30万PV/ヒートマップ分析5万PV スタンダードプラン:ジャーニー分析30万PV/ヒートマップ分析10万PV アドバンスドプラン:ジャーニー分析30万PV/ヒートマップ分析20万PV ビジネス:ジャーニー分析60万PV/ヒートマップ分析30万PV プレミアム:ジャーニー分析60万PV/ヒートマップ分析40万PV エンタープライズ:ジャーニー分析90万PV/ヒートマップ分析50万PV |
導入方法 | body タグを閉じるの直前に計測タグを追加 |
導入までにかかる期間 | - |
導入社数 | - |
導入企業 | - |
こんな方におすすめ | ユーザーのアクションジャーニーを把握し施策立案に生かしたい方。個別のユーザー行動を詳細に追いたい方。 |
無料トライアル | あり |
SiTestは、株式会社グラッドキューブが運営するWeb解析ツールです。
CVR向上に特化したオールインワンのLPOツールです。
ヒートマップだけでなく録画機能、ABテストなど複数の機能を持ち合わせています。
公式HP | https://sitest.jp/ |
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価格 | ・無料プラン:無料 ・エンタープライズプラン:要問い合わせ ・UI/UXコンサルティングプラン:要問い合わせ |
主な機能 | ・ヒートマップ機能(クリック・アテンション・スクロール・マウスフロー) ・ジャーニー分析 ・ABテスト ・ポップアップ ・パーソナライズ ・EFO ・Googleアナリティクス、Googleサーチコンソール連携 ・ファネル分析 ・自動レポーティング ・AIリターゲティング(広告連携) |
強み | ・ユーザー行動のアクションジャーニーを可視化でき、離脱箇所を即時に把握可能 |
制限や注意点 | ・料金プランによって計測PVやサポートが異なる 無料プラン:計測PV数3,000PV・登録1ドメイン/セルフサポート エンタープライズプラン:計測PV数やドメイン数は都度見積/専任のカスタマーサポートが付く UI/UXコンサルティングプラン:企画~実装まですべて対応/プロのコンサルタントが伴走 ・最低契約期間は3か月 |
導入方法 | body タグを閉じるの直前に計測タグを追加 |
導入までにかかる期間 | - |
導入社数 | 80万サイト |
導入企業 | 株式会社LION、株式会社雪印メグミルク、株式会社ECCなど |
こんな方におすすめ | 様々な機能を使い、多角的にWebサイトを分析したい方。レポーティング機能が充実したツールを導入したい方。 |
無料トライアル | あり |
SiteLeadは、株式会社N1テクノロジーズが運営するWebマーケティングSaaSです。
大企業から個人事業主まで幅広い導入実績があります。
柔軟に料金プランを選ぶことができ、タグの設置サポートは無料プランでも受けられます。
低価格でも充実した機能で、初心者が始めやすいツールです。
公式HP | https://sitelead.net/ |
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価格 | ・無料プラン:無料 ・ベーシックプラン:1,980円/月(1年契約の場合1,188円/月) ・マスタープラン:5,980円/月(1年契約の場合3,588円/月) ・エンタープライズプラン:9,800円/月(1年契約の場合5,880円/月 |
主な機能 | ・ヒートマップ機能(クリック・アテンション・スクロール) ・離脱防止ポップアップ ・特定位置ポップアップ、追尾オーバーレイ ・タグ設置無料サポート ・分析サポート |
強み | ・ヒートマップでのサイト改善と離脱防止のポップアップのどちらも活用し、よりCVRの高い内容で離脱も防ぐサイトに改善できる ・最低契約期間の設定はなし |
制限や注意点 | ・料金プランによって計測PVやサポートが異なる 無料プラン:全機能利用可能/計測PV数3,000PV/セルフサポート エンタープライズプラン:計測PV数やドメイン数は都度見積/専任のカスタマーサポートが付く UI/UXコンサルティングプラン:企画~実装まですべて対応/プロのコンサルタントが伴走 ・最低契約期間は3か月 |
導入方法 | body タグを閉じるの直前に計測タグを追加 |
導入までにかかる期間 | - |
導入社数 | 80万サイト |
導入企業 | ライオン株式会社、雪印メグミルク株式会社、ECCなど |
こんな方におすすめ | ヒートマップ分析だけでなく、Web接客で離脱防止施策を実行したい方。タグ設置を無料でサポートしてもらいたい方。 |
無料トライアル | あり |
Content Analyticsは、株式会社 UNCOVER TRUTHが運営するWeb解析ツールです。
画面操作や分析方法が難しいGA4の扱いに苦戦する方におすすめの、ヒートマップとアクセス解析の機能を合わせ持ったツールです。
ページ内のコンテンツが見られているかどうかだけでなく、そのコンテンツの良し悪しを数値で評価できます。
公式HP | https://www.uncovertruth.co.jp/service/ca/ |
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価格 | ・スタンダードプラン:150,000円/月 ・プロフェッショナルプラン:300,000円/月 ・エンタープライズプラン:500,000円/月 ※公式HPからの申込で月額利用用1か月無料 |
主な機能 | ・ヒートマップ機能(クリック・アテンション・スクロール) ・アクセス解析 ・他ツールとの連携機能 |
強み | ・コンテンツタグ付け機能でユーザーごとの興味関心を定量化可能 ・設定翌日から分析結果がレポートに反映 ・CVゴール設定でゴール貢献度を可視化 ・分析対象ページは画像1つまで自動でコンテンツを分解し、改善すべきコンテンツがすぐにわかる ・料金に関わらず登録ドメイン数・対象ページ数・レポート対象期間に制限なし |
制限や注意点 | ・料金プランによって計測PVやサポートが異なる スタンダードプラン:計測可能PV数100万PV/メールサポートのみ プロフェッショナルプラン:計測可能PV数1,000万PV/メール・電話・カスタマーサクセスサポート エンタープライズプラン:計測可能PV数2,000万PV/メール・電話・カスタマーサクセスサポート |
導入方法 | body タグを閉じるの直前に計測タグを追加 |
導入までにかかる期間 | - |
導入社数 | - |
導入企業 | プレミアアンチエイジング株式会社、サッポロビール株式会社など |
こんな方におすすめ | ページ内のコンテンツの良し悪しを理解し、改善に生かしたい方。登録ドメイン数やレポート対象期間を制限なく利用したい方。 |
無料トライアル | - |
UxCamは、株式会社インターアローズが日本パートナーとして運営するアプリ動画分析ツールです。
ヒートマップ分析からファネル分析、ユーザー分析まで幅広いデータの確認が可能です。
ページ内のコンテンツを細かく分解し、改善すべきコンテンツをすぐに把握可能のため、改善施策立案に役立ちます。
公式HP | https://uxcamjapan.com/ |
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価格 | 年間支払いのみ ・プレミアムプラン(ベーシック):1,176,000円(税抜)~ ・エンタープライズプラン(コンサルティング付き):要問い合わせ |
主な機能 | ・ヒートマップ分析 ・セッションリプレイ ・ファネル分析・アプリユーザー分析 ・データ統合(Googleアナリティクスなど) |
強み | ・ヒートマップはデバイスごとの見え方を確認可能 ・アプリ内すべてのページの相関関係がわかる ・ファネル分析で、アプリ内でユーザーの移動経路を確認可能。プロセス内の離脱の多い箇所を確認 ・豊富な再生機能で、非アクティブな時間をスキップして必要な部分だけすばやく視聴することが可能 ・イライラしている不満ユーザーを検知 |
制限や注意点 | ・料金プランによってデータ保持期間、アカウント数が異なる プレミアムプラン(ベーシック):データ保持3か月/10アカウント エンタープライズプラン(コンサルティング付き):データ保持12か月/20アカウント |
導入方法 | body タグを閉じるの直前に計測タグを追加 |
導入までにかかる期間 | - |
導入社数 | - |
導入企業 | - |
こんな方におすすめ | ページ内のユーザー行動すべてを可視化できるツールを使いたい方。単なるヒートマップだけではなく不満ユーザーなども把握したい方。 |
無料トライアル | - |
このようにヒートマップツールには多くの種類があり、導入先を選定するのには骨が折れます。
しかし「無料だから」「安価だから」という理由だけで選んでしまうと、実際思ったような分析ができず改善施策に生かせなくて困るというケースもあります。
そこで、ヒートマップツールを選ぶ際に必ず注意しておきたいポイントを解説します。
ヒートマップツールを導入するということは、改善に生かすための分析データ、すなわちヒートマップツールを使う目的があるはずです。
その目的に合った機能が備わっていないと、導入しても使いこなすのは難しいでしょう。
ヒートマップには基本的に以下3つが備わっていることが多いです。それぞれの機能の目的を解説します。
ユーザーがクリックしている箇所を確認できるため、遷移ボタンのデザインや位置のABテストに便利です。
ページ内の遷移ボタンなどが狙った通りにクリックされているか、遷移できないのにクリックされている場所はないのかを把握できます。
ツールによっては、「単にクリックされた箇所の表示」と「別ページに遷移する直前(最後)にクリックされた箇所」を分けて確認できる場合もあります。
ユーザーがページ内のどこまでスクロールし、どこで離脱しているかを確認できるため、コンテンツの配置順やコンテンツ内容の改善に役立ちます。
ツールによっては「離脱エリア」「終了エリア」として確認できる場合もあります。
アテンションヒートマップでは、ユーザーが流し見ではなく熟読している(注意して見ている)エリアを確認できます。
PC閲覧者が多い場合、マウスの動きを確認できるマウスフロー(マウスムーブ)の機能もあるといいでしょう。目の動きとマウスの動きは84〜88%一致すると言われているため、PC閲覧者の目の動きを把握することができます(※5)。
ただし、「興味があって熟読しているのか」「迷っていて止まっているのか」の判断は、スクロールヒートマップのデータと合わせて分析する必要があります。
ヒートマップツールを使いこなすには、最低限上記機能が搭載されたツールを選ぶのがおすすめです。
他にも画面録画機能やWeb接客などの付加機能のあるツールもあります。
※5:引用:マウスグラフィヒートマップで視線の動きを読み取る|SiTest
ツールや料金プランによって、「データの保存期間」「使える機能の数」「計測可能PV数」などが異なります。
同じツールの中でも、低価格のプランでは制限が多い場合が多く、狙ったデータを得られない可能性もあります。無料であればなおさらその制限が厳しいでしょう。
「想像より制限が多く思ったようにデータがとれない」ということにならないためにも、事前に必要なデータ保存期間と機能を決めておきましょう。それにより、自社サイトの規模や目的に合ったツールを選びやすくなります。
有料ツールの場合、無料トライアルが可能なツールを選ぶのがおすすめです。
無料トライアル中に実際の管理画面のUI(使いやすさ・操作性)や正しく動作するかを確認できます。
実際の運用者が使いやすいツールを選ぶようにしましょう。
ヒートマップツールを選び導入できたら、いよいよツールを使ってLPの分析を始めましょう。
ヒートマップツールを使った分析のポイントを解説します。
LPを訪問したユーザーが最初に目にするのがFV(ファーストビュー)です。
ファーストビューの内容によって、ユーザーはその後の内容を読み進めるか判断します。
そのため改善のインパクトも大きく、初心者が最初に行う分析にはぴったりのエリアと言えるでしょう。
「スクロールヒートマップ」などの機能を使い、ファーストビューでどの程度離脱しているかを確認します。
業種や広告媒体によって違いますが、ファーストビューの離脱率は一般的には20~30%程度が平均的で40%以上となると離脱が多いとされています(※6)。
ファーストビューでの離脱が多い原因は、「商品の内容が伝わりづらい」「広告バナー・広告コピーとの関連性が低い」「検索意図と合っていない」といったことが挙げられます。
静止画や動画などパターンを複数用意して入れ替え、検証を繰り返しましょう。
以下の記事では記事LPのファーストビューの動画検証を行い、CVRを2倍以上に増加させた事例をご紹介しています。
記事LPのファーストビュー動画検証の事例はこちら
▶ 【記事LPのファーストビューに動画を活用、CVR2.25倍に】DMJえがお生活の動画活用事例
※6:引用:ヒートマップでランディングページを分析・改善する3つのポイント|SiTest
訴求したい内容がユーザーに読まれていなければ、改善の必要があります。
ヒートマップを見る前に「Aコンテンツが読まれていない可能性がある」という仮説を立て、実際に「アテンションヒートマップ」や「マウスフローヒートマップ」で確認しましょう。
訴求したい内容が読まれていなければ、コンテンツの内容や配置を入れ替えて検証を繰り返し、狙い通り読まれるコンテンツに改善する必要があります。
コンテンツが改善できれば、ページ滞在時間は伸びユーザーの満足度は向上するでしょう。その結果SEO対策にもつながります。
そこで、コンテンツの訴求力をより高められるのが動画です。
ファーストビューだけでなく訴求したいコンテンツを動画というリッチなものにすることで、商品訴求力が高まりCVR向上が期待できます。
以下の記事では、記事LPのコンテンツを動画にしたことでCVRを2.5倍に増加させた事例を紹介しています。
記事LPのファーストビュー動画検証の事例はこちら
▶ 【SmartNews広告経由 記事LPのCVRが2.5倍に改善】さくらフォレストの記事LP×動画活用事例
さらに、LPの読了率アップに効果的なのがUGC(Instagram投稿・レビュー)です。
LP上で企業側から商品の良さ伝えるだけでなく、UGCを利用して実際に商品を使用したユーザーの生の声を掲載することで、LPの読了率とCVRの向上が見込めます。
UGC運用でCVRを向上させた事例を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
新規顧客獲得LPのUGC運用事例はこちら
▶ LPのCVRが1.84倍に向上。UGC運用=定量成果が出せるWeb施策として欠かせない存在に|pupu株式会社
ユーザーがクリックした箇所は、興味関心の高い可能性があります。
ヒートマップの「クリックヒートマップ」機能で、以下2点を確認しておきましょう。
クリックしてほしい箇所がクリックされていないのであれば、ユーザーはそこがリンクであることに気が付いていないため、機会損失につながっています。リンクであることをわかりやすくするため、コピーやデザインを改善する必要があるでしょう。
リンクがないのにクリックされている部分は、より詳しい情報を得たいと思われている可能性があります。ユーザビリティ改善のため、リンクを設定したり、より詳しい情報を掲載するなどの改善施策が考えられます。
LPはページ内でコンバージョンまで誘導するのが目的であるため、CTAボタン周りの動きは非常に重要です。
CTAエリアが読みとばされクリックもされていないのであれば、CTA周辺のコピーやデザイン、設定位置の改善が必要となります。
一般的にファーストビュー下・ページ最上部や最下部・各コンテンツ下などにCTAを設置する場合が多いですが、熟読部分や自社LPのユーザー行動に沿った位置にCTAボタンを設置するのがおすすめです。
ヒートマップツールの比較や選び方のポイント、導入後の分析ポイントなどを解説しました。
ヒートマップツールを導入すれば、初心者でもLPの問題点を色で直感的に把握でき、LPO施策実行に大いに役立ちます。
しかし分析・施策実行の自社リソースにも限界があるはず。
実際はインパクトの小さな施策ばかりに時間をとられ、抜本的なCVR改善ができていないケースも多く存在します。
そんなお悩みを解決する手助けとなるツールがCVR最適化プラットフォーム「Letro」です。
Letroでは、CVR改善へのインパクトの大きいUGC・動画を始めとしたコンテンツの量産をベースに、LP/記事LP制作を訴求戦略立案から実装・運用結果分析まで一気通貫でサポートします。
Letroを活用することで、量産したコンテンツを次々に入れ替えて高速にPDCAを回せるため、LPのCVR改善が期待できます。
「ヒートマップで分析はできても施策の打ち手に限界を感じている」とお悩みの方は、ぜひアライドアーキテクツ株式会社が提供するCVR最適化プラットフォーム「Letro」のLP改善ソリューションの活用をご検討ください。
記事公開日:2024.05.07