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Twitterインスタントウィンキャンペーンツールの選び方!おさえておきたい3つの比較ポイント【インスタントウィンキャンペーン実務のいろは Vol.2】

Twitter インスタントウィンキャンペーンツール 選び方

認知拡大や集客に圧倒的な成果が見込めるTwitterプロモーション施策「Twitterインスタントウィンキャンペーン」に関する実務のいろはを、全3回にわたり、まとめて解説!

第2回目となる今回は、本キャンペーンの実施に必須である「インスタントウィンキャンペーン用ツール」を選ぶ際に比較すべきポイントをご紹介します。

第1回記事:
Twitterインスタントウィンキャンペーンのやり方・実施手順とは?抜け漏れを防ぐチェックリスト付!
第3回記事:
Twitterインスタントウィンキャンペーンに特有!実施上の4つの注意事項

Twitterインスタントウィンキャンペーンの仕組みとは?

Twitterインスタントウィンキャンペーンは、オートリプライ(自動返信)機能を活用し、Twitter上でユーザーにすぐに当落結果を知らせるキャンペーン形式のことを指します。
ユーザーは、公式アカウントをフォローしてリツイートもしくはハッシュタグ付投稿をするだけでキャンペーンへの参加が完了、自動返信(オートリプライ)ですぐにその結果が分かります。ユーザーがキャンペーンに参加した直後のもっとも熱量が高いタイミングで当落を知らせることができるため、ユーザーからの自発的なシェアが生まれやすくなります。

Twitter インスタントウィンキャンペーン  実施STEP

またもう一つの特徴は、当たりが出るまでユーザーが毎日でも参加できることです。ユーザーが参加するたびにTwitter上でのシェアが発生するため、そのユーザーのフォロワーのタイムライン上に何度も投稿が表示され、アテンションを最大化することができます。

Twitter インスタントウィンキャンペーン  仕組み

このように、Twitterインスタントウィンキャンペーンは、オートリプライの機能を取り入れることで、Twitter上の「シェア=情報伝達」の仕組みをうまく活用していますが、このオートリプライ機能はTwitter社からは提供されていませんので、Twitterの利用規約に準拠した専用ツールの導入が必須です。
また、この手法の大きなメリットとして、キャンペーン告知、キャンペーンの参加、抽選、当選発表まで、全てTwitter上で完結できることが挙げられます。ユーザーがTwitterから別サイトの申込みフォームに移動する必要がないため、キャンペーン用の個別のサイトを制作する必要がありません。また、ツールにより、抽選、当選発表、DMによる当選者連絡などのキャンペーン事務局で発生する作業も自動化されるため、キャンペーン運用にかける工数を大きく削減できます。その分「どのような情報を届けたいか」を考えることに多くの時間を割くことができるため、よい企画やコンテンツが生まれれば、期待以上の効果を生み出すことも可能です。

インスタントウィンキャンペーンの仕組みとは?詳しくはこちら:
Twitter インスタントウィンキャンペーンとは?やり方と成功事例を紹介

キャンペーンツールの選び方で重要な3つの比較ポイント

では、このインスタントウィンキャンペーン実施のためのツールはどのようなポイントで選べばよいのでしょうか?

Twitter インスタントウィンキャンペーンツール 比較ポイント

ポイント1:機能面を比較する(自社がやりたい企画をそのツールの機能で実現できるか、運用工数を削減できるかなど)

そのツールが自社の実施したいキャンペーン内容に対応しているかを確認しましょう。ただ単に「オートリプライ(自動返信)機能を利用する」だけでなく、その他さまざまな機能を活用することにより、企画面でも、運営面でも、より自社の理想とするキャンペーンを実現できます。

・ユーザーのキャンペーン参加条件に何を選べるか?

認知拡大を第一の目的とするならユーザーの参加条件をフォロー&リツイートに、Twitter上でのUGC数を増やすことを目的とするなら参加条件をフォロー&ハッシュタグ投稿になど、そのツールが自社が実現したいキャンペーン内容に対応できる機能を持っているかを確認しましょう。

・キャンペーン運営を楽にする機能は用意されているか?

「企業からのキャンペーンツイートを毎日一定の時間に投稿する」「予め設定しておいた内容で当選者に自動的にダイレクトメール(DM)を送信する」「当選条件をフィルタリングする」など、ツールによってさまざまな付随機能が用意されています。どのようにキャンペーンを運営をしたいか、またその運営に割ける人的リソースは十分かを考え、ツールから提供されている機能でうまくそれがカバーできるかを考えましょう。

また、「広告用のツイートをまとめて一度に配信設定ができる」機能があれば、毎日参加型のキャンペーンにおいて日別のキャンペーンツイートそれぞれに広告を出稿でき、運営コストを削減すると同時に、広告パフォーマンスの向上も期待できます。ただし、これらの一部の機能はTwitter社が提供する広告APIを連携しているツールのみが提供可能なものです。もし必要であれば、検討しているツールは「広告API連携をしていて、更に対象の機能を提供しているか」を確認しましょう。

・当選後のインセンティブ(賞品)提供をサポートする機能は用意されているか?

当選発表してインセンティブの提供を完了するまでのプロセスを、そのツールでスムーズに実施できるかを確認しましょう。「当選後に配送先情報を入力してもらうフォーム画面が用意されている」「インセンティブに電子クーポンを配布できる/店頭での消込の仕組みが提供されている」など、キャンペーン後のオペレーションまで視野に入れて比較しましょう。

・自社のTwitter運用フローの基準を満たす機能があるか?

インスタントウィンキャンペーンはTwitterアカウント運用の一部として実施されることも多く、ツイートする際に必要な確認フローを踏むことができるかなども確認が必要でしょう。中には、「ツール上で投稿する際にプレビューを確認できない」ツールもあるため、ミスなくキャンペーンを実施するために、実際にキャンペーンを行うときに必要な確認を行うことができるのかも事前に確認しましょう。

さらに、オートリプライツールを使用する場合、キャンペーン実施期間中は全参加ユーザーに対してリプライを行うことになるため、「ツイートと返信」タブが当落結果のリプライで埋まることになったり、自社名などのツイート検索結果に当落結果のリプライが多く表示されることになったりします。先述のTwitter社が提供する広告APIを連携しているツールでは、「シークレットリプライ機能」として、当落結果のリプライを非表示にする機能を提供している場合があるため、必要な場合は確認するようにしましょう。

ポイント2:安全面・サポート体制を比較する

キャンペーンを通じて成果を上げるためには、まずはキャンペーンを安全に運営することが大前提となります。そのツールを利用することでトラブルなくスムーズにキャンペーンが運用できるのか、十分なサポート体制があるのかなども重要な比較ポイントとなります。

・Twitter規約に準拠しているか?

Twitter規約を準拠しているツールであることはもちろんのこと、ツール提供会社が「Twitter規約に則った運営」に関するノウハウを十分に保有しているか?の確認も必要です。まずはツールの利用規約そのものがきちんと用意されているか、その内容がTwitter規約に沿っているかをチェックしましょう。またオートリプライ(自動返信)を使用したキャンペーンはTwitter広告取り扱い認定代理店からの広告出稿も必須となりますので、こちらも合わせて確認する必要があります。(インスタントウィンキャンペーンに関連するTwitter規約で注意すべき事項については後日公開予定の記事で詳細を解説します。)

Twitterルールとポリシー
一般的なガイドラインとポリシー
Twitter広告取り扱い認定代理店一覧

・過去に十分な実績があるか?

そのツールを利用して過去にどの企業がどのようなキャンペーンを開催したのかを確認しましょう。自社が思い描くキャンペーンを実施できているか、そのキャンペーンを通じてどのような成果が得られているかは、ツールを選ぶうえでの大切なポイントとなります。

・システム障害など問題発生時の体制が整っているか?

オートリプライ機能は、Twitter社のシステムとツール提供社の構築したシステムの両方を使用しているため、どちらか一方のシステムに不具合が発生した場合、機能が止まることがあります。信頼できる実績があるツール選ぶことはもちろんですが、Twitter側のシステム障害時に自動でリプライのリトライをする機能や、迅速にシステム障害を検知・対応できる体制があるかも重要なポイントであるため、確認しましょう。

・ツールは使いやすいか?サポート体制は充実しているか?

セルフサーブ型のツールの場合、マニュアルをもとに全て自社でキャンペーンを実施しなければならない、また内容に不明な点があった場合にも十分なサポートが受けられないケースもあります。自社できちんと使いこなせるツールなのか、分からないことが出てきた場合もしっかりとサポートしてもらえるのかを確認しましょう。ツール提供社から過去の実績をもとにキャンペーン企画や運営に関する適切なアドバイスを受けられたり、万が一のトラブルの際のリカバリープランが用意されていたりする場合もあるので、ツールの機能や費用だけでなく、ツール提供社のソフト面にも着目して比較することが大切です。

ポイント3:契約プランを比較する

・費用は適切か?

「ポイント1:機能面」や、「ポイント2:安全面・サポート体制」などを考慮したうえで、費用が適切かを検討しましょう。基本料金だけでなく、必要な機能やサポートの追加によるオプション費用や、キャンペーンの運営に投じる自社の人的コストがどれだけ発生するかも含めて、ツールを比較します。

・契約期間に柔軟性はあるか?

キャンペーンの効果を持続しさらに拡大していくために、1度のみならず、2度、3度と繰り返してキャンペーンを開催したり、また自社の複数ブランドで同時コラボキャンペーンを企画したりする工夫が必要な場合もあります。1回きりの単発でのツール利用のみならず、月額などの定額で何度でもキャンペーンを開催できる「サブスクリプション型契約」が利用できるかも確認しましょう。年間を通じてのキャンペーン・プロモーションを行う場合も、サブスクリプション契約のほうが安価となることが多いです。

「サブスクリプション契約」とは?詳しくはこちら:
今、Twitterプロモーションも「サブスク」がキーワード?!効果的なTwitterアカウント運用にサブスク型プロモーションツールが欠かせない3つの理由

以上、今回はTwitterインスタントウィンキャンペーンツール選び方のポイントをご紹介しました。次回最終回では、インスタントウィンキャンペーン特有の「キャンペーン実施上の注意点」をまとめてご紹介します。