広告宣伝費ゼロでも急成長。話題のD2Cブランド「meeth」がUGC活用に踏み出した理由とは

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美肌研究家のソンミさんが2019年に立ち上げたスキンケアブランド「meeth」は、お客様が本当に欲しいと思える商品作りに徹底的にこだわり、ファンとの丁寧なコミュニケーションを重ねて大きな支持を得ることで、広告宣伝費をほとんどかけずに大きな成長を遂げてきました。現在は、日本国内はもちろん、中国、台湾、韓国、シンガポールなどアジア各国においても大変注目されています。

そんな同社が現在力を入れているのが、お客様の声(UGC)をECサイトに掲載し、新たなお客様を増やす取り組みです。

「世の中で行われているプロモーション施策はほとんど行ったことがない」という同社が、なぜ今回UGC活用ツール「Letro」の導入に踏み出したのか、導入したことでどのような成果が得られたのかについて、株式会社meethの仁科歩美氏にお話を聞きました。

「広告宣伝費よりも、商品作りにお金を費やしたい」-徹底的な商品作りへのこだわりがブランド急成長の原点

-まずは「meeth」というブランドについて教えてください。

仁科氏:meethは、2019年に美肌研究家のソンミが立ち上げたブランドです。主な商材はスキンケアですが、現在はボディケア、バスソルトなど幅広い展開を始めています。2021年にはフード事業もスタートしました。外側からだけではなく、食べるものでカラダの内側から美肌を作るという新たな取り組みにも挑戦しています。

仁科歩美氏
株式会社meeth 仁科歩美氏

-meethは立ち上げからわずか3年で大きな成長を遂げていらっしゃいます。meethがここまで急成長した秘訣は何なのでしょうか?

仁科氏:meethは立ち上げ当初から、商品開発の過程をお客様に共有し、ご意見をいただきながら、「本当に欲しいと思っていただける商品」をお客様と一緒に作ることを大切にしてきました。

出来上がったものをただお客様にお見せするのではなく、SNSやライブ配信などを通じて「今こんな商品を作っています」「こういうやり方は喜んでくださいますか?」とお客様に共有し、ご意見をお聞きしながら商品を作っていくんです。その中で、私たちのブランドとしての想いもお客様にお伝えしています。立ち上げ当初は、ソンミ自身が毎日ライブ配信を行っていたほどです。

お客様の声に寄り添うことでアツい支持をいただけたことが、meethの成長の原点だと感じています。

-meethは、これまで広告宣伝費をほとんど使っていないと伺いました。その理由をお聞かせいただけますか?

仁科氏:広告宣伝費を使わないというポリシーがあるわけではありません。商品の開発費にお金を使いすぎてしまって広告宣伝費に回す予算がなかった、というのが正直なところです。

meethは、もともと美肌研究家のソンミが「本当に良い商品をお客様にお届けしたい」という想いから、たった一人で立ち上げたブランドです。とにかく良いものを作り、欲しいと思っていただける方に届けばよいと始めたものが、結果として多くのお客様から支持をいただき、どんどん規模が大きくなっていきました。

もちろん、その過程で「広告宣伝費にもっと投資した方がよいのではないか」という話が社内で出たこともあります。でもやはり、広告宣伝に大きな費用をかけるのであれば、商品開発の方にもっと投資してお客様にご満足いただける商品を作りたいという想いが、私たちの軸にありました。

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-お客様とコミュニケーションを取りながら、こだわりのモノづくりを継続し、広告宣伝費を使わずにお客様の規模をどんどん大きくしていくのは簡単なことではないと思います。meethがここまでお客様から支持されている理由は何だと思いますか?

仁科氏:日々の積み重ねではないでしょうか。SNSの発信やライブ配信も、足を止めずに実直に続けてきました。ソンミへの信頼、この人が作ったものなら間違いないと思っていただけたことが、ブランドの認知拡大につながったのだと思います。コツコツと続けることの大切さを、身をもって実感しているところです。

UGCがたくさん自然発生していたが、活かしきれていなかった

-meethは、かねてよりSNSを通じたお客様とのコミュニケーションを重視してきたとのことですが、SNS上にお客様の声(UGC)を増やす取り組みを行ったことはありますか?

仁科氏:Instagramで参加ユーザーさんを募集し、60日間meethの商品だけをお使いいただくことでどのような変化があるかという「60日間チャレンジ」企画や、「#mybestmeeth」のハッシュタグを付けてInstagram投稿をしていただいた方の中から抽選でプレゼントをするキャンペーン企画を行ったことはあります。

ただ、こうした企画は、新規のお客様を増やしていこうとここ1年くらいで行った限定的なものであり、多くのUGCはお客様が能動的に発信してくださったものです。「良ければこういう発信をしてください」とブランド側からお願いしたこともありません。

ありがたいことに、お客様のUGC投稿を見たお客様がまたUGCを投稿する…という良い連鎖に恵まれています。

-今まで、お客様のUGCをブランド側で活用したことはありますか?

仁科氏:meethの公式Instagramで、お客様のお声としてUGCをリストーリーしたりリポストしてご紹介する取り組みは行ってきましたが、あくまでInstagram内での活用に留まっていました。

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UGC掲載後、公式ECサイトのCVRは最大1.19倍に

-今まで広告宣伝費をほとんど使わずに成長してきたmeethが、今回Letroを導入し、UGCの活用に踏み出した理由を教えてください。

仁科氏:これまでは、meethのマーケティング活動として、Instagramを通じた発信以外は特に行っていなかったですし、公式ECサイトも正直「あるだけ」の状態でした。

でも、初めてLetroをご紹介いただいたときに、これなら公式ECサイトに訪れてくださったお客様が商品を購入する一つの後押しになるのではないかと感じたんです。

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今は、何かを買うときにInstagramやGoogleでクチコミを検索するのが当たり前の時代です。その一方で「検索」という行動までたどり着かない方もいらっしゃると思うんです。何かのきっかけでmeethを知っていただき、「良さそうだな」と公式ECサイトに訪れたものの、そこには商品説明しか載っていない…という状態では、「買いたい」と思っていただくまであと一歩足りないと感じていました。

Letroを導入し、公式ECサイトに訪れたときに、リアルなお客様の声をすぐに見ていただける状態にすることで、お買い物する時に必要な情報をお届けすることができ、結果としてCVRの向上につながると考えました。

-具体的にどのようにUGCを活用しているのか、またUGC活用によって得られた成果を教えてください。

仁科氏:meeth公式ECサイトの各商品ページや商品カテゴリページに、お客様のUGCを掲載しています。UGCを掲載したことで、掲載前と比較してページのCVRは最大1.19倍になりました。

UGCを通じて新しいお客様により多く入ってきていただいている実感があるので、今後はさらに多くの商品に横展開しようと考えているところです。

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Letroを活用し、各商品の詳細ページや商品カテゴリページにUGCを掲載している。

この結果を見て、やはり今は自分と同じ目線の方が発信するクチコミが一番の購入の決め手になるんだなと感じています。

以前は美容家さんや芸能人、雑誌で紹介されるものが主な情報収集源だったと思います。でも今はもう一般の方が誰でも発信できる時代です。もちろん、美容家さんや雑誌の情報も大切ですが、自分と同じ目線の方がどう感じて、どういうふうに生活に取り入れているのかが購入のポイントになるんだと思います。Letroはそれがシンプルに見られるツールだからこそ、こうして成果に繫がっていると感じています。

Letroは、企業にとってもお客様にとってもシンプルであることが魅力

-UGC活用に踏み出すにあたり、UGC活用ツール「Letro」をお選びいただいた理由をお聞かせいただけますか?

仁科氏:Letroの管理画面を見たときに、「これなら私でもできそう」と思えたのがLetroを選んだ一つ目の理由です。

UGC活用ツールの導入を検討し始めた当初、こうしたマーケティング関連のツールを使ったことがあるスタッフは一人もいませんでした。私がUGC活用ツールの導入を任せてもらえることになったのですが、使いこなせるか正直不安に感じていました。でも、Letroの管理画面を見たときに、これなら初心者の私でもできると思えたんです。

実際に導入を始めてみて、操作がシンプルでとても使いやすいと感じています。UGCの収集~選択や、ページへの埋め込みも、初心者の私でも直感的にやり方を理解することができました。

Letro導入のもう一つの理由は、お客様から見てもとてもシンプルなデザインだったことです。元からあるサイトの雰囲気をこわさず、すっと馴染むデザインだったことも評価ポイントでした。

-最後に、Letroの導入を検討されている企業様へアドバイスをお願いいたします。

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仁科氏:Letroは、操作の仕方がとても分かりやすく、こうしたツールに慣れていない方でも使いやすい点がおすすめです。

また、お客様から見てもとてもシンプルで分かりやすい機能であり、「ここをクリックすると余計な情報を取られるのではないか」などの不信感を与えないツールだと感じています。
純粋に、お客様にとって必要な情報を提供できるツールであるのも魅力です。

私のように初心者の方、少しでもお客様の声を見ていただきたいという企業様がいらっしゃれば、気軽に活用してみてはいかがでしょうか。