株式会社イングリウッドが展開する冷凍のおかず定期便サービス「三ツ星ファーム」は、
新規顧客獲得向けLP上にLetroを活用し、CVR1.86倍を実現しました。
課題
解決策
成果
これまで三ツ星ファームでは、新規顧客獲得向けLPにおける獲得効率を向上させるために、ユーザーによって投稿されたInstagram投稿やレビューをユーザーボイスとして掲載していました。
しかしながら、そのユーザーボイスはWeb上のデザインとして埋め込まれ、"静的"(表示が固定した状態)に表示されていたことにより、第三者が発信するコンテンツの強みを上手く活かせている状態ではありませんでした。
そこで、UGCを"動的"(閲覧状況に合わせて最適な形で表示すること)に表示することはもちろん、売上成果につなげるためのモデル「運用型UGC(※)」を実施し、UGCの「生成・活用・効果測定・改善」のサイクルを継続的に回しながら施策成果の最大化を目指すために、Letroの導入へと至りました。
(※)運用型UGCとは:訴求・SKU・展開チャネル毎のUGC生成から活用のサイクルを回しつづけることで顧客体験を最大化し、売上成果に繋げる運用モデルのことを指す。
「メニューの多さ」が強みの1つである三ツ星ファームでは、メニューの多さを訴求するInstagram投稿を戦略的に抜粋し、Letroを活用して新規顧客獲得向けLPに動的に表示しました。その後、LPにおけるUGCの掲載位置や、UGCの上に表示するバナー、UGCの表示デザインの検証~運用を順に実施しました。
さらに、より大きな改善を実現するために、レビューの運用に着手。三ツ星ファームの商品の特性上、家族構成やライフスタイルに応じて感じる価値や課題が大きく異なる為、それらを表現するレビュー項目を設計しレビューを収集。Instagram投稿と同様、レビューを動的に掲載しました。
これらの運用を行うことでCVRは最大1.86倍まで伸長し、獲得効率を大きく改善させることに成功しました。
現在では、生成したレビューをLPだけでなく、引き上げを目的としたステップメール内のコンテンツとしても活用しており、2回目購入(F2転換)以降のKPI改善にも貢献しています。さらに、レビューの自由記載欄に記載された顧客の言葉は、広告クリエイティブのコピーとしても利用余地がある内容が多く、広告への活用も進行するなど、CRMや広告などダイレクトマーケティング全体への適用が進んでいます。
今後は、高いパフォーマンスが期待出来そうなUGCを継続的に生成しながら、継続的に運用を行い更なる成果向上を目指していく予定です。
<株式会社イングリウッド ご担当者様の声>
D2Cストラテジー事業部 フードチーム 相馬様
今後は新規顧客向けの活用はもちろんですが、既存のお客様により継続していただくためにも活用していきたいと感じています。サービスを実際に体験して生まれたUGCは、信頼できる情報源であり、サービスを提供する私たちにとっても、お客様のリアルなお声を聞くことができる大切な財産です。長く愛され続けるサービスを提供するために、これからはUGCの分析にも力を入れ、より幅広くマーケティングやサービス改善、製品開発などに活用したいと思っています。
記事公開日:2022.11.22