運用型UGCソリューション「Letro」は、冷凍のおかず定期便サービス「三ツ星ファーム」に対し、UGCをもとにした顧客インサイト分析から新規獲得LPの制作・運用の支援を行いました。Letroが制作したLPは、従来のLPと比較してCVR1.3倍・CPA27%の改善に成功しました。
背景
解決策
成果
2022年にLetroを導入しUGCの運用を行ってきた三ツ星ファームでは、継続的にUGCに向き合い続けることで顧客のインサイトを把握することができ、これらを有効利用することでUGCの事業貢献価値をより高めることができるのではないかと考えました。そこで、これまで三ツ星ファームのUGCに向き合ってきたLetroと共に、UGCをもとに顧客インサイトを分析し、マーケティングコミュニケーションを見直しすることになりました。
顧客インサイトを分析すると、実際に顧客が魅力に感じているポイントが適切に表現できておらず、価格や機能価値の訴求によっている為、新規獲得の機会損失がある可能性が出てきました。そこで、共に顧客インサイトを分析し、累計15万件にも及ぶ新規獲得LPの運用改善を見てきたLetroが、分析結果をもとに新たなターゲットや訴求を策定しLPを制作することになりました。
初めに詳細な顧客インサイトを取得するため、利用状況・特性認知・特徴魅力などを把握するためのアンケートを設計、ターゲットや訴求の元となるインサイトをLetroの「レビュー収集機能」を活用して定期顧客から収集し、分析しました。分析の結果、「安心安全なおかず」「管理栄養士が監修」「添加物の少ない食事」が顧客から評価されているということを新たに発見することができました。
この分析結果をもとに、LPを制作。従来のLPは、特定のターゲットを選定されていなかったため訴求の切り分けをせず、価格の訴求や機能的価値である「美味しさ」や「お得さ」が訴求されたLPの構成となっていました。しかし、今回のLPではメインユーザー層である30-40代の女性から高く評価されていた「品質管理を徹底して安⼼安全なおかずを届ける」という訴求を新たに追加。さらに分析結果をもとに、機能訴求だけにとどまらない体験価値の訴求を行うことで、より顧客の自分ごと化を促し、買いたいという気持ちを醸成することを目指してLPを制作しました。
その結果、従来のLPと比較してCVR1.3倍改善。それにより、全体のCPAにも好影響を与えて、CPA27%改善を実現しました。これまでUGCはマーケティングコンテンツとしての活用が中心となっていましたが、インサイトから顧客理解を深化し、マーケティングコミュニケーションに昇華させることでUGCの事業貢献価値を高めることができました。
記事公開日:2023.09.07