FLASHPARK / Cake.jp
2018年6月に日本でも正式にスタートしたInstagramのショッピング機能「ShopNow」(※1)。大注目のその新機能の効果は一体どのようなものか、気になっている方も多いのではないでしょうか?
ケーキの総合宅配サイト「Cake.jp」(運営:株式会社FLASHPARK)では、自社の公式インスタグラムアカウント(https://www.instagram.com/iiicakejp/)にて、「ShopNow」を活用した投稿を開始。「UGC(※2)」を活用し、毎日「ShopNow」に連携した投稿を行うことにより、Instagram経由での自社ECサイトへの新規セッション数が7倍になる効果が出ていると言います。
では、具体的にどのような運用を行っているのでしょうか?早速見ていきましょう。
課題
解決策
成果
「Cake.jp」は、「感動の集まる場所をもっとハッピーに!」をテーマに、定番のバースデーケーキから、写真ケーキ、オーダーケーキまで、3,000種以上のケーキを簡単に購入できる通販サイトです。
2015年10月よりInstagram公式アカウントの運用をスタート。
Instagramを通じて新しくこのサービスを知っていただける方を増やすこと、そして、それらの方とInstagram上で日頃から接点を持つことにより、お誕生日やイベント等、何かお祝いをしたいタイミングで「Cake.jp」のサービスを思い出してもらうこと(=ブランド想起に繋げること)を目指し、日々運用しています。
そのため、Instagram上でのファンを増やすだけでなく、日々の投稿から、自社サイトにも来ていただくことを目指しています。しかしながら、投稿コメント内に自社サイトのリンクを記載しても、Instagramの機能上、お客様からそのリンクを直接開いていただくことはできず、その効果は限定されていました。また、プロフィール欄にも自社サイトのリンクを貼っていましたが、そちらからもほとんど遷移が見られない状態でした。
プロフィール欄や投稿コメント内に関連する商品のリンクをテキストで表示するもその効果は限られていた。
そこで、Instagram投稿から直接自社ECへのリンクが可能な「ShopNow」機能が日本において正式スタートすると同時に、「Cake.jp」のインスタグラムでも取り組みを開始。自社サイトへの流入増が期待できるだろうと想定し、「ShopNow」機能を活用した投稿を毎日実施することにしました。
毎日の投稿素材の収集には、UGCマーケティングプラットフォーム「Letro」を活用。
Cake.jpなどのハッシュタグで検索、投稿として活用したいUGCには「Letro」の管理画面経由で許諾取得のリクエストを送信、効率的なUGC収集を実施しました。それにより、「投稿素材」を切らさずに、毎日投稿及び検証を行うことで、徐々に手ごたえを得ていきます。
Letroの管理画面よりハッシュタグでUGCを収集。許諾の申請や承認の管理も簡単。
そのような日々の試行錯誤の結果、「UGC×ShopNow」の効果により、Instagram経由の自社サイトにおける新規セッションが通常の7倍と、爆発的に増加させることに成功。さらに、「UGC×ShopNow」の取り組み後、Instagram経由新規セッション率は、68%から93%に増加。新たなユーザーの拡大に繋がりました。
例:「UGC×ShopNow」の効果が出た投稿の一例
UGCを使った投稿の画像内にShopNow機能を利用して自社サイトへのリンクを挿入、自然な形で自社ECへ誘導
「UGC×ShopNow」の取り組みを開始し、大幅に新規のセッションが増えたことに大きな手ごたえを感じており、今後ご購入(コンバージョン)につながってくると大いに期待しています。
運用担当者にとって、毎日の投稿素材の準備は悩みの種の一つですが、現在はUGCマーケティングプラットフォーム「Letro」を活用し、効率的にUGCを収集、毎日の投稿に利用させていただいています。ローコストで素材を収集できて許諾の管理も簡単なため、大変助かっています。
これからも、より大きな成果につながるよう、「UGC×ShopNow」を加速させていきたいと思っています。
記事公開日:2018.08.29