2023.01.27(2024.3.1更新)
6,658万人もの月間アクティブユーザー数を誇るX(旧Twitter、以降「X」とのみ記載)。さまざまなSNSが存在する中でも、大規模×幅広い層にリーチできるメディアとしてその価値に注目が集まっており、企業によるプロモーションの件数も確実に増加しています。
そこで今回は「Xユーザーに関する最新データ」を収集、現在のXユーザー実態をまとめました。Xをマーケティングに活用する際にご参考ください!
出典:令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省
日本におけるXの月間アクティブユーザー数(MAU)は6,658万人です(2024年1月時点)。各種SNSの中で、LINEに次ぐ国内第2位のユーザー規模を誇ります。
Xユーザーは若年層の利用が多いイメージがありますが、実際には40代でも約45%、50代でも約34%が利用しており、幅広い年齢層から広く利用されるプラットフォームになっています。
日本におけるFacebookの月間アクティブユーザー数(MAU)は2,600万人です(2019年7月時点)。
各種SNSの中でも30代・40代での利用率が高くなっています。また、年齢・性別等のユーザー情報が細かく設定されているため、広告のターゲティング精度が高いことが特徴です。
一方で、インセンティブ付与系のキャンペーンは実施NGのため、キャンペーンでの企業利用は少なくなっています。
日本におけるInstagramの月間アクティブユーザー数(MAU)は3,300万人です(2019年6月時点)。
Instagramも幅広いユーザー層に利用されていますが、特に10代・20代の利用率が高いことが特徴です。
Xのリポストのような拡散機能がないため、基本的にフォローしているユーザーにのみ投稿がリーチされます。
日本におけるLINEの月間アクティブユーザー数(MAU)は9,600万人です(2023年9月時点)。国内で最も月間利用者数が多いプラットフォームですが、主にリアルな友人間による1to1、グループ間でのコミュニケーションツールとしての活用がメインです。
企業利用では、LINE友だち登録などで接点を持ったユーザーへのCRM施策(クーポン配布、セール告知など)での活用が多くなっています。
日本におけるTikTokの月間アクティブユーザー数(MAU)は1,700万人です(2021年9月時点)。
ダンス動画やリップシンク動画など、若年層を中心に利用が広がっているメディアですが、料理や動物、ビジネスなどコンテンツの幅も広がり、30代以上の世代にも利用が広がっているSNSです。
ユーザーの好みや履歴に合わせたおすすめ動画が次々と流れるアルゴリズムにより利用時間も伸びています。 企業利用では、公式の広告商品を活用しハッシュタグチャレンジやブランドエフェクトといった施策を実施可能です。
Xユーザーは一日の中でどの時間帯にXを利用しているのでしょうか?
また、一日当たりどれくらいの時間利用しているのでしょうか?
App Ape Lab.の2023年最新調査によると、20時~21時がいずれの曜日でも最も利用率が高い傾向にありました。
参照元:App Ape Lab.「2023年版:Twitterのツイート、いいね・RTがつきやすいベストな時間は?アプリユーザーが多い最適な投稿時間帯をデータから分析」
こちらは、時間別のポスト投稿数です。平日の場合は、8時台・12時台・21~22時台に投稿数のピークがあるようです。
参照元:ビデオリサーチ「Twitterでのツイート投稿時間帯はいつが最適?1時間単位で見てみた」
一方こちらは、Xで「リポストされやすい投稿時間帯」です。深夜1時~5時台が、最も72時間以内に獲得した平均リポスト数が多いようです。
参照元:X社「世界初公開|「#拡散の科学」なぜ人はリツイートするのか?」
この結果から、Xユーザーがアクティブに自ら投稿する時間と、Xのタイムラインを読んでリポストする時間が異なっている様子が見られます。
Xは、年代別に何のデバイスからどのように利用されているのでしょうか?以下のデータから、全年代を通じて圧倒的にモバイル(携帯)からの利用が多いこと、また閲覧するだけでなく投稿するユーザーは10代~30代に多いことが分かります。
参照元:不破雷蔵氏『20代は70.2%が携帯電話から閲覧…日本におけるTwitterの利用状況詳細』(複数回答)
Xユーザーはどのような目的でXを利用しているのでしょうか?以下のデータから、リアルタイムでの情報収集や著名人・有名人、リアルな友人との交流に使われていることがわかります。
参照元:アライドアーキテクツ株式会社『Twitterユーザーによる企業公式アカウント利用実態調査』(2020年12月16日~12月27日)
また、X社の公式ホームページでも、さまざまな興味深いデータが紹介されています。
以下の図は、男女別にどんな情報が見られているかについて示したグラフです。女性はグルメ、美容、ファッション、料理など、男性はインターネット/テクノロジーや時事問題の情報を多く見る傾向にあることが分かります。
参照元:Twitter Japan「暮らしの情報とTwitter」
他にも、利用ユーザー別、利用目的別のさまざまなデータが紹介されていますので、以下リンクからぜひご覧ください。
▶X マーケティング(X社公式サイト)
イーロン・マスク氏がXを買収して以降、「アルゴリズムの公開」「APIの有料化」「認証済みバッジの新制度」など、大きな変化が立て続けに起きたことでユーザーの”Twitter離れ”が進んでいるのでは、とも言われていますが、実際の利用状況に変化は生じているのでしょうか?
2023年7月にXへサービス名称が変更になった後、Xにアクセスする頻度について調査したところ、1日に1回以上Xにアクセスしている人は75.8%、週1回に満たない人は7.5%と、引き続き高い頻度で利用するユーザーが多いことが分かりました。
また、直近1か月でXを利用する頻度がどう変化したかを調査したところ、Xへリブランディング後も閲覧・検索・投稿いずれも「増えた」割合が「減った」割合を大きく超えていることが分かりました。
機能・仕様変化によって減ったユーザーもいるものの大規模なユーザー離れは起きておらず、引き続きXは生活者の情報収集源として大きな影響を維持しているものと考えられます。
参照元(上記2つとも):【2023年最新調査】”Twitter離れ”は本当に起きている?イーロン・マスク氏買収以降のX(Twitter)ユーザー利用実態調査(2023年6月・9月)
X(Twitter)の購買行動への影響について、より詳細な調査結果はこちら
▶【2023年最新調査】”Twitter離れ”は本当に起きている?イーロン・マスク氏買収以降のX(Twitter)ユーザー利用実態調査
Xではどんなトピックが話題になりやすいのでしょうか?X社から提供されている「#モーメントカレンダー」では、1月から12月の各月でどのようなトピックが話題になると予測されるかまとめられています(3か月ごとに作成され、順次更新されます)。
参照元:X マーケティング『#モーメントカレンダー』
Xユーザーは一人あたりどれくらいの数の、またどのような種類のXアカウントを保有しているのでしょうか?
66%のユーザーは一つのみ、34%のユーザーが複数Xアカウントを保有しています。
約9割のユーザーが自身のプライベート用アカウントを保有、その他「趣味のつながり用」「懸賞応募用」「仕事用」などにアカウントを保有しています。アカウントを複数持つ人は、目的に応じて使い分けをしている実態が見えてきます。
参照元(上記2つとも):アライドアーキテクツ株式会社「Twitterユーザーによる企業公式アカウント開催のTwitterキャンペーン利用実態調査」(2020年12月)
Xユーザーは企業公式Xアカウントをどれくらい利用しているのでしょうか?利用している人の目的は?また購買へはどれくらい影響しているのでしょうか。
全体の54.3%のユーザーが企業公式アカウントをフォローしています。
参照元:アライドアーキテクツ株式会社「Twitter企業アカウント利用に関する意識調査」(2020年12月)
「サービスや商品の新情報やセール情報」、「X上で参加できるキャンペーンの情報(割引クーポン等)」など、直接的なメリットにつながる情報を求めているユーザーが多いことが分かります。
参照元:アライドアーキテクツ株式会社「Twitter企業アカウント利用に関する意識調査」(2020年12月)
15~19歳、20代の半数以上が、X上の情報をきっかけに何らかの購入経験があると回答しています。30代でも6割以上、40代でも過半数におよび、幅広い年代の購買行動にXが影響を与えていることが見て取れます。その中でも、食品・菓子、飲料、化粧品・コスメ、ファッション用品など、日常的に消費されるものに特に影響力が大きい傾向があります。
参照元:(上記2つとも)アライドアーキテクツ株式会社「”Twitter離れ”は本当に起きている?イーロン・マスク氏買収以降のX(Twitter)ユーザー利用実態調査」(2023年6月)
Xユーザーは企業によるXキャンペーンをどれくらい利用しているのでしょうか?また、キャンペーンの実施は購買にどれくらい影響しているのでしょうか。
55.9%のユーザーがXキャンペーンに参加したことがあります。
参照元:アライドアーキテクツ株式会社「”Twitter離れ”は本当に起きている?イーロン・マスク氏買収以降のX(Twitter)ユーザー利用実態調査」(2023年6月)
Xキャンペーン参加経験有無別に「Xをきっかけとした商品・サービス購入経験」を見ると、キャンペーン参加経験があるユーザーからの方が圧倒的に購買につながっていることが分かります。
参照元:アライドアーキテクツ株式会社「Twitterユーザーによる企業公式アカウント開催のTwitterキャンペーン利用実態調査」(2020年12月)
最新のデータからXユーザーの実態を見ると、以下の特徴があることが分かります。
多くの人に活発に利用され、きちんと購買にもつながっているX。これらデータからユーザーの特徴を踏まえ、ぜひマーケティングに有効活用してください。
Xをマーケティングに活用する際には、広告出稿やキャンペーン、通常投稿の工夫など、自社の方針や目的に合わせた打ち手を選択することが必要です。弊社では年間550件以上のキャンペーン支援実績があり、X上の拡散だけでなく、ブランド理解向上や店頭での購買促進、LINE・アプリとの連動など、目的に合わせたご提案が可能です。
ご興味をお持ちいただけましたら、以下フォームより弊社のサービス概要と実績資料をダウンロードいただけますので、こちらもぜひご活用ください。
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