TikTokで採用活動!メリットや事例を解説~企業の人材確保に活用しよう~

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TikTok 採用OGP

企業の人事・採用担当者で「TikTokを人材確保に活用できないだろうか?」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?

TikTokを含むSNSは、就活生にとって重要な情報源となっています。自社の存在や、採用活動を行っていることをまず知ってもらうために、SNSは有効な手段です。

この記事では、TikTokを採用活動に活用するメリットや、具体的な活用方法について、企業の実践例を交えながら解説します。

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TikTokとは

TiKTokとは、中国のByteDance社が提供している動画SNSで、主に15秒以内のショート動画の閲覧・投稿ができます。

TwitterやInstagramのように、特定の人を「フォロー」していなくても、TikTokのアルゴリズムによって次々に「おすすめ」の動画が流れてくることが特徴です。

ユーザー層は10〜20代が半数程度を占めていますが、ユーザーの平均年齢は年々上昇傾向にあり、今は30〜40代のユーザーも増えています。

TikTokアプリのダウンロード数は、2022年第1四半期において世界1位(ダウンロード数1.7億件以上、累計ダウンロード総数35億件)を記録するほど、グローバルに支持される動画SNSとなっています。

TikTokを含むSNSは、就活生にとって重要な情報源

TikTokを含むSNSは、就活生にとって重要な情報源となっています。就活生がSNSを情報収集の場として重視していることが分かるデータをご紹介しましょう。

  • ・57.2%…SNSで就活の情報収集をする学生の割合(※1)
  • ・81.0%…TikTokで企業動画を見たことがある23卒学生の割合(※2)
  • ・80.2%…企業のTikTok動画視聴がきっかけで「企業に興味を持ったことがある」学生の割合

(※1)No Company、「Z世代就活生のSNS活用に関する実態調査」を発表。57.2%の就活生がSNSで情報収集すると回答
(※2)Z世代の就活生の80.2%が、「TikTok」がきっかけで企業に興味を持った経験あり そのうち66.2%は、実際にエントリーも

これらの数字から、多くの学生が、TikTok上で企業関連の情報を探している様子がうかがえます。

また、TikTokでの企業動画視聴がきっかけで、その企業に対して興味を持った理由としては

  • 「企業イメージが掴めたから」…58.5%
  • 「企業の世界観が掴めたから」…41.5%

といった回答をしています。その後、「実際にエントリーした」学生は、66.2%にも上ることも明らかになっています。

「動画」という媒体は、企業の採用活動に有効な施策だと言われています。その理由は、「企業理念」や「社風」「社内の雰囲気」など、テキストでは訴求が難しい内容も短時間にまとめて伝えやすくなるからです。

そのため、近年では採用活動に動画を活用する企業が増えてきており、これから採用動画に取り組むならばTikTokも見逃せないと言えるでしょう。

TikTokの縦長ショート動画がZ世代に好まれる理由

TikTokの縦長ショート動画が、これほどまでにZ世代に好まれる理由は一体、なぜなのでしょうか?

その背景には、ここ数年のコロナ禍の影響に加え、モバイル通信環境の変化が考えられます。政府の方針の下、携帯電話キャリア各社で通信料金の引き下げが進んだうえに、5G通信環境も整ってきました。コロナ禍で在宅時間が長くなったことも相まって「スマホから動画を見る」という行動が一気に増えました。

「動画」といえば従来はテレビやPC画面のような「横長動画」が主流でしたが、スマホはそもそも「縦長」で操作するシチュエーションがほとんどです。そこで、スマホ環境に最適化した「縦長ショート動画」が登場し、人々の可処分時間を獲得していきました。

その中でも特にTikTokは、独自のアルゴリズムの力で特定の人を必ずしも「フォロー」していなくても、次々に「おすすめ」動画が流れてきます。短時間で効率よく多種多様な情報に接触し、タイムパフォーマンス良く情報収集できる点が、Z世代の高い支持を集めているのです。

【企業のTikTok活用、まずはユーザー視点で楽しむことからはじめよう】
TikTokの使い方|企業担当者が理解しておきたいポイントを解説

TikTok×採用活動の参考になる企業アカウント事例4選

TikTokで実際に採用情報を発信している企業の事例を4つ、紹介します。

①株式会社これから

EC支援に特化したサイト制作、Web広告、コンサルティングを提供している「株式会社これから」。TikTokのプロフィール欄では「23年度新卒・キャリアの方大募集!」と打ち出し、TikTok動画を見た人のエントリーを受け付けていることを伝えています。

投稿本数も多く、若手社員が登場して踊っている様子を撮ったり、上司や新卒メンバーが登場する動画も。

「1本のかっこいい動画で勝負する」ではなく、社内で休憩時間にクイックに撮った動画を数多く見せることで、明るくフランクな社風のアピールにつながっていると言えます。

@corekara_official こんな動画でお問い合わせは増えるのか🙃 #株式会社これから #アンゴラ村長 #EC #ネットショップ #会社紹介 ♬ オリジナル楽曲 - 株式会社これから

[出典]株式会社これから (@corekara_official) | TikTok

②合同会社 翔榮

千葉県の「合同会社 翔榮」は、解体工事や産廃回収に携わっている会社です。事務員さんが、社内の若手職人や社長へのインタビュー動画などを撮って投稿されています。

「社長・社員へのインタビュー動画」と言うと、テレビのドキュメンタリー番組のようにしっかりと編集工程を加えた動画をイメージする方も多いのではないでしょうか?

しかし「合同会社 翔榮」のTikTokでは、ラフな作業着姿の社長や社員が登場し、作業の合間に事務員からの声かけに応答する様子を伝えるといった、とてもカジュアルに撮ったものが多く見られます。

そのことが、社長・社員の「普段の姿」「ありのままの姿」を伝えることに繋がっています。

@syouei0824 皆さんは、どう思いますか?是非コメントで教えて下さい📝🥰 #社長に質問してみた #合同会社翔榮 #社長シリーズ #遅刻 #ちこku ♬ オリジナル楽曲 - 合同会社 翔榮

[出典]合同会社 翔榮 (@syouei0824) | TikTok

③USEN-NEXT GROUP 新卒採用担当

コンテンツ配信事業などで知られる上場企業「USEN-NEXT GROUP」も新卒採用のためにTikTokを活用しています。

「エンジニアの業務内容」「企画職社員の1日」「内定者インタビュー」「福利厚生」など、さまざまな切り口の動画を投稿。

「大企業の中にはどんな役割の人が居て、普段どんなことをしているのか?」「内定した人は、就活期間中にどんな取り組みをしていたのか?」など、今後エントリーする学生にとって参考になるコンテンツが充実しています。

@usennext_saiyo 24卒選考中!選考前に見て参考にしてください😊 #就活 #新卒採用 #通年採用 #USENNEXTGROUP #USENNEXTHOLDINGS #就活生あるある #24卒 #24卒就活 #就活対策 #面接対策 ♬ FEEL THE GROOVE - Queens Road, Fabian Graetz

[出典]USEN-NEXT GROUP 新卒採用担当【24卒選考中】 (@usennext_saiyo) | TikTok

④三陽工業株式会社【公式】おじさんTikTok

三陽工業は兵庫県明石市を拠点とする、ものづくり(研磨・物流・塗装)の企業です。
TikTokの位置づけを、「社内の広報担当が、役員・課長・監査役らに『無理を言うアカウント』」としており、管理職の方々がダンスにチャレンジする動画などを多数投稿しています。
フォロワー数59万人を突破する有名アカウントに成長しており(2022年12月現在)、同社のプレスリリース(※1)では「Z世代採用の切り札になっている」と述べられています。

@sanyoukougyou #4personchallenge #4人チャレンジ してみた😂😂これ4人だとむず! #三陽工業 #おじキュン #72歳の森本さん #zxycba #fpyシ #チャレンジ #challenge #できる人いるかな?🤣 ♬ New Genesis - UTA from ONE PIECE FILM RED - Ado

[出典]三陽工業株式会社【公式】おじさんTikTok (@sanyoukougyou) オフィシャル

(※1)フォロワー4万人突破「おじさんTikTok」がZ世代採用の切り札に|三陽工業株式会社のプレスリリース

TikTok広告×採用もおすすめ

TikTokにはオーガニック投稿だけでなく、広告出稿をすることも可能です。

採用情報に関するショート動画を作り、それを広告として出稿すれば、想定するターゲット層に向けてピンポイントに情報を届けることができます。

広告は少額の予算からトライすることが可能で、

  • ・メールアドレス
  • ・電話番号
  • ・住所
  • ・サイトURL
  • ・決済用のクレジットカード情報

を入力すれば、1〜2日の広告審査を経てスピーディーに掲載開始できます。

【TikTok広告出稿についてもっと詳しく!】
【3分でわかる】TikTok広告の基本を解説!コツやメリットとは?

広告を出稿する場合は、テンプレートにあてはめるだけで手軽に動画クリエイティブを作れるサービスの活用をおすすめします。広告で勝つポイントは、とにかくスピード感を持って量を回し改善を重ねることです。

動画制作ツール「LetroStudio」では、TikTok広告に活用できるテンプレートを多数取り揃えています。勝ちテンプレをもとに誰でも15分でサクっと動画が制作できるので、広告運用者に喜んでいただいています。

テンプレート例①

テンプレート例②

▼TikTok向けのテンプレート多数!初心者でも簡単に動画が作れる編集ツール
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TikTok採用のメリット・デメリット

ここで、TikTok採用のメリット・デメリットを押さえておきましょう。

メリット

①競合他社と差別化でき、会社の宣伝になる

TikTok採用に取り組んでいる会社は、まだそれほど多くありません。そこへ早く参入することで、競合他社との差別化を図ることができ、また、会社そのものの宣伝になります。

従来、企業の採用活動と言えば、「採用情報サイト」に掲載してもらうことが中心でした。しかし、中小企業の場合、そもそも学生からの認知を獲得し「まず見つけてもらう」ことにハードルがありました。

そのような中、自社の存在を知ってもらえるツールとして、SNS参入は有効な手段の一つだと言えます。特に、TikTokは拡散性が高く爆発力のある媒体ですので、一気に注目を集められる可能性があります。

②新卒者に限らず、他の年代の候補者にもリーチできる

TikTokユーザーはZ世代が半数程度を占めているため、新卒採用に有効だと言えます。

しかし近年では30〜40代にもユーザー層が拡大しているので、新卒者に限らず、他年代の候補者に採用情報を届けられる可能性もあります。

「中途採用」「キャリア(経験者)採用」「パート・アルバイト採用」の情報発信に関しても、大いに活用可能性があると言えるでしょう。

③候補者に親近感を持ってもらいやすい

企業事例でいくつか紹介したように、TikTokの投稿動画には、カジュアルでくだけた雰囲気のものが多く、ユーザー側もまた、そのようなコンテンツを求める傾向があります。

投稿する企業側としては「社内の日常風景」や「管理職・社員の飾らない姿」などを気軽にどんどん撮って投稿できます。

「肩肘張らない」「気取らない」コンテンツを日常的に数多く発信することが、求職者にとっては、社内のありのままの雰囲気を掴めて、親近感につながっていきます。

④低コストで参入できる

TikTokに動画を投稿すること自体は、それほど金銭的コストは掛かりません。

動画の撮影・編集・投稿は初心者でもスマホででき、特別な編集アプリを入れずとも、簡易的な編集であればTikTok公式アプリ内で完結します。

TikTok内でのトレンドを押さえつつ、企画〜編集工程が格段にスピーディーになる「動画テンプレート」などを利用したい場合には、動画制作ツール利用がおすすめです。

【TikTokの動画テンプレートについてもっと詳しく!】
【保存版】TikTok動画の作り方|テンプレートで分かりやすく解説!

デメリット

①匿名性が高い

TikTokは、本名登録の必要がないので、匿名性の高いメディアだと言えます。

実名登録制のFacebookや、採用情報サイトなどと違って、採用動画を見てくれた人が本当にエントリーしてくれるかどうか追跡することは困難です。

また、動画の視聴回数が大きく跳ね上がったとしても、その分離脱ユーザーも多く発生するので、「コンテンツは見てもらえたけど、その後のエントリーに繋がらない」といったケースもあらかじめ想定しておきましょう。

②炎上リスク

TikTok動画は「フォロー/フォロワー」関係があるかどうかに関わらず、TikTokのアルゴリズムの力によって、短期間で爆発的に視聴される場合があります。

いわゆる「バズる」確率が高い反面、幅広いユーザーに動画が届くことによって、炎上リスクも高いと言えます。

③トレンド・ユーザー心理を押さえた企画が必要

デメリット②「炎上リスク」に関わることですが、炎上を招いてしまうケースの多くは「ユーザー心理を理解できていない」など、動画の企画・見せ方を誤ってしまった場合だと言えます。

炎上を防止し、ユーザーに受け入れてもらうためには、トレンドやユーザー心理を押えた企画プロセスも大切です。

④運用工数が必要

成功事例の章で紹介したように、長期的に、さまざまな切り口からの投稿に挑戦し続けることが大切です。

日常業務と並行して動画のアイデアを出し、投稿し続けることは、一定の負担を伴うため、継続できる社内体制を整えることも必要です。

TikTokのトレンドやユーザーニーズを的確に捉えるには?

TikTokは、まずは低コストから参入可能で、情報拡散力が非常に高いプラットフォームです。

TikTok採用に取り組んでいる企業はまだ少ないので、競合他社と差別化を図ることもできるので、「TikTok×採用」という取り組みにチャレンジする価値は大いにあると言えるでしょう。

「社内の雰囲気をありのままに伝えて、親近感を持ってもらいたい…」そんな課題を抱いている企業にこそ、TikTokがおすすめだと言えます。

「TikTok内でのトレンドや、ユーザーニーズを的確に捉える」という課題に対しては、動画マーケティングツール「LetroStudio」がおすすめです。単に動画制作ツールの提供だけではなく、専任担当者から毎月トレンド情報の提供を受けられるので、自社でトレンドを追いかけ、研究し続けるプロセスが不要になります。ツール自体は社内の誰もが直感的に操作でき、豊富に搭載された「動画テンプレート」を利用することで、TikTok動画を短時間でどんどん量産できるようになります。

▼TikTok向けのテンプレート多数!初心者でも簡単に動画が作れる編集ツール
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