2023.3.30
Instagram(インスタグラム)のリールは2020年に登場した新機能ですが、すでにプラットフォームの利用時間の20%を占めています(※1)。
そのリールにおいて、動画と動画の間に縦型の広告が表示されるようになりました。
本記事ではリール広告における、特徴やメリット・費用、成果を出すためのポイントについて解説します。
「リール広告を出したいが、やり方が分からない」「リール広告に取り組んでいるが、あまり成果が上がっていない」という方は、ぜひご参考にしてください。
おすすめお役立ち資料
30パターン一挙公開!動画広告クリエイティブの勝ち負けを決めるポイントとは?
動画広告に初めて取り組む方がやりがちな負けクリエイティブのパターンを提示しながら、勝ちクリエイティブを作るためのポイントや、各媒体傾向に合わせた勝ちクリエイティブのパターンをご紹介しています!
リール広告は、Instagramのリール内に配信される縦型の動画広告で、画面の占有率が高く、ユーザーの印象に残りやすいのが特徴です。
リール広告は、自分の興味とマッチする新しいコンテンツを探しているユーザーに配信できるため、広告との相性が良いとされています。
通常、Instagramではフォローしている人の投稿がホーム画面とストーリーズに表示され、フォロー外のコンテンツに関しては発見タブやリールタブをチェックしにいく必要があるからです。
広告は通常の投稿の合間に配信され、いいねやコメント、シェア、保存もできます。
一方、YouTube広告などと異なり、強制視聴させることはできないため、広告に興味を持ってもらえない場合はすぐにスクロールされるでしょう。
リール広告であっても、一般のユーザーの投稿と投稿の間にお邪魔させていただく感覚をもち、視聴体験を損なわない広告作りが大切です。
こちらはリール広告ではなく、通常のリール動画ですが、企業公式アカウントの投稿であるもののビジネス感が薄く、Instagramの雰囲気にマッチしています。
広告配信先であるリールについて詳しく知りたい方は次の記事がおすすめです。
▶【2023年版】Instagramリール|活用のコツ、注意点とは?企業事例5選つき
リール広告の規格は、以下のようになっています。
リール広告の仕様上15分までの動画を配信できますが、長すぎるとユーザーにスキップされる可能性があるため、15〜30秒以内にするのがおすすめです。
リール広告にかかる費用は、大きく広告制作費用と広告出稿費用に分かれます。
広告制作費用は、広告のデザインや動画の制作、コピー制作などにかかる費用です。
広告制作費用は、広告代理店やクリエイターに依頼する場合は数十万円程度、自社で制作する場合は数万円程度が相場となります。
リール広告は必然的に動画クリエイティブが必要になりますが、動画制作の外部委託は通常のバナー制作よりも高額です。
コストを抑えてリール広告に取り組みたい方は、自社内で動画制作できる仕組みを整えましょう。
例えば、Adobe Premiere Proといったプロ制作ソフトを扱えるように育成したり、簡単な操作でハイクオリティな動画広告を制作できるツールを使ったりといった手段が挙げられます。
広告含め、動画制作費用を安く抑える方法を知りたい方は、次の記事がおすすめです。
▶動画制作費用の相場と内訳をわかりやすく解説!安く抑える3つのポイントとは?
広告出稿費用は、管理画面上で広告配信に支払う費用です。
配信先のターゲットや配信期間によって費用が変わりますが、以下の形態で課金される仕組みとなっています。
CPMとはCost Per Impressionの略で、広告が1,000回表示されるごとに費用が発生します。
Impressionとは広告が表示されることを意味し、1表示あたり0.2〜1円が相場です。
広告の表示回数に重きを置いた配信がされるため、企業やブランドを知ってもらう目的にマッチしています。
反対に、アプリインストールや商品の購入など何らかのコンバージョンを目的にする場合は合わないかもしれません。
CPCとはCost Per Clickの略で、広告がクリックされるたびに費用が発生します。
1クリックあたりの相場は、40円〜100円です。
例えば、広告予算が1日1万円だとすると、100クリックほどで予算に達するでしょう。
クリックしてもらえそうなユーザーの属性をターゲティングしたり、クリックを促す広告クリエイティブを作成したりといった工夫が重要です。
CPIとはCost Per Installの略で、広告がインストールされるたびに費用が発生します。
1インストールあたりの相場は100円〜200円です。
例えば、広告経由で1,000回インストールされると100×1,000で広告費用は10万円となります。
(参考)Instagram広告の費用はいくらから?相場や予算、課金方式を徹底解説
ユーザーは、動画の冒頭3〜5秒以内に「動画の続きを見るかどうか」を判断しています。
リール広告の場合も例外ではなく、TikTokやリールに通常投稿するときと同じように、冒頭で続きがみたくなるような工夫をしましょう。
例えば、地域名を指定して「◯◯に住んでいる方必見」としたり、いきなり質問を投げかけたり、インパクトのある映像を見せたりといった工夫が挙げられます。
こちらのリール広告テンプレートでは、「年中痩せたいと言っている人が絶対痩せない理由」という文言を音声付きで提示することで、ユーザーの興味を引いています。
セーフティゾーンとは、リール広告のクリエイティブにおいて広告のボタンなどと被らないようにするための範囲を指します。
Instagramの研究によると、セーフティゾーンを侵害した広告の場合、クリック率が28%も低下するとされています(※1)。
画像引用:How to build effective Reels Ads|Meta
リール動画のうち80%は音声ありで視聴されている(※1)ため、音声やBGMを取り入れることでより印象に残る動画を作りやすくなります。
リールを回遊し、「このBGMはこのジャンルの動画によく使用されているな」というトレンドのBGMを探し、管理画面上で設定しても良いでしょう。
あらかじめ動画広告を作成したものをアップロードする際は、音楽の著作権に注意してください。
法人用動画制作ツール「LetroStudio」には商用利用可能で豊富なBGMが揃っています。
▶BGMを含めた便利機能一覧はこちら
リール広告に限らず、デジタル広告では「広告を出して終わり」ではありません。
同じクリエイティブの広告はすぐに摩耗し、広告パフォーマンスは落ちていきます。
そこで、重要なのがクリエイティブの検証です。
例えばリール広告の場合、動画全体のデザインを変えずにコピーライティングだけ変えてA/Bテストをしたり、動画の色味や画像を変えてみたりといった検証が挙げられます。
動画クリエイティブの検証について詳しく知りたい方には、こちらの資料もおすすめです。
▶30パターン一挙公開!動画広告クリエイティブの勝ち負けを決めるポイントとは?
Instagram広告キャンペーンを開きます。Instagramの広告を出稿するには、Instagramアカウントをビジネスアカウントにあらかじめ切り替えておく必要があります。
[配置]オプションが表示されたら、単独のリール広告キャンペーンを実施する場合は[手動配置]を選択します。[配置]で、[ストーリーズ]の横にあるドロップダウンを選択し、[Instagramリール]の横にあるチェックボックスをオンにします。
また、[自動配置]を選択して、動画キャンペーンに自動でリール広告を含めることもできます。
広告が送信され、審査されます。審査が完了すると、利用者のInstagramリールタブに広告が表示されるようになります。
引用・参考:Meta広告マネージャでInstagramリール広告を作成する|Instagram
Instagram広告バナー作りのポイントをまとめたこちらの記事もご参照ください。
▶【Instagram広告】バナー作りのポイントは?画像サイズ〜素材サイトまで解説!
Instagramのリール広告について、その特徴や費用、成果を出すポイントについて解説しました。
リール広告は、新しいコンテンツを探すユーザーに商品を宣伝できる一方で、動画クリエイティブ次第ですぐにスクロールされます。広告用の動画作りでは、検証を重ねるために、複数パターンの動画作りが重要です。
動画制作ツール「LetroStudio」は、Instagram広告を始め、デジタル広告の各媒体にピッタリのテンプレートを活用して、パワーポイントのような直感的な操作で動画広告や静止画バナー広告を制作できるサービスです。
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記事公開日:2021.07.30
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