2022.12.5
生活者の購買行動において、「UGC(生活者によるクチコミやレビューのこと)」はどれほどチェックされているのでしょうか?
今回は、約1,100名の生活者にアンケートを実施し、商品やサービスを知る/購入を検討する/購入の意思決定をする際のUGCのチェック状況やチェックする理由、UGCを探す場所などについて詳しく調査しました。
本記事では調査結果の一部を公開しております。
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<調査サマリ>
■調査概要
調査名称 : 生活者の購買行動におけるUGC影響度調査
調査主体 : Letro
調査対象 : 10~60代の男女調査時期
調査期間 : 2022年10月27日~11月7日
調査方法 : 株式会社ジャストシステム「Fastask(ファストアスク)」を用いたインターネットリサーチ
調査対象数: 1,083名
おすすめお役立ち資料購買行動におけるUGC影響度調査2022
~生活者の購買行動においてUGCはどれほど重要なのか?~
企業のマーケティング担当者・UGC(クチコミやレビュー)をマーケティング施策により有効活用したい方は是非ダウンロードください。
「テレビCM・番組(56.8%)」が最も多い回答数を集めました。インターネットの普及により、テレビの視聴時間は減少傾向にありますが、新しい商品を知るきっかけとしては、未だテレビが多くの方のきっかけになっていることがわかります。
「検索エンジン(46.6%)」がトップとなり、「店頭(26.8%)」「テレビCM・番組(24.2%)」「SNSやネット上に発信される一般人からのクチコミや情報(20.6%)」「ブランドの公式サイト(20.4%)」が続く結果となりました。
「店頭(20.0%)」「検索エンジン(15.8%)」「SNSやネット上に発信される一般人からのクチコミや情報(10.2%)」の順となりました。
<まとめ>生活者の購買プロセスに影響している情報源
「店頭」「検索エンジン」「SNSやネット上に発信される一般人からのクチコミや情報」の3つは、「知るきっかけ」から「情報検索」、「意思決定」の全てのフェーズにおいて多くの回答を集めており、生活者の購買行動において重要な情報源となっていることがわかります。
年代別にも調査データをまとめています。
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「ネット通販や定期通販で商品を購入する」と回答した方に対して、「ネット通販や定期通販での購入検討時のUGCのチェック状況」を聞いたところ、全体の88.5%がUGCをチェックすることが明らかになりました。
「小売店で商品を購入する」と回答した方に対して、「小売店で商品を検討する際のUGCのチェック状況」を聞いたところ、店頭で商品を実際手に取って購買を検討するときでも7割がUGCをチェックすることが明らかとなりました。この結果から、小売店はもちろん自社では小売販売をしない小売店や小売に商品を卸すブランドでも、UGC施策に注力する必要があると言えます。
「お店や施設に来店する」と回答した方に対して、「お店や施設への来店を検討する際のUGCのチェック状況」を聞いたところ、約7割がUGCをチェックしていることがわかりました。
<まとめ>購入シーン別 UGCのチェック状況
「ネット通販や定期通販」で購買を検討する際には88.5%の方が「UGCをチェックする」と回答した。ネットショッピングの際はよりUGCが重要視されると言える。なお、小売店で購買を検討する際や、お店・施設への来店を検討する際も70%以上の人がUGCをチェックしており、購入シーンを問わずUGCをチェックする人が多いことが分かる。
「小売店」や「お店・施設への来店」に関しても
業種別に調査データをまとめています。
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UGCをチェックする場所について、30代以下は「TwitterやInstagram」をはじめとするSNS、40代以降は「Amazon・楽天などECモールのレビュー」と、世代によってUGCをチェックする際に利用するプラットフォームが違うという結果になりました。
「購入や来店のために、広く情報収集をしている段階(56.4%)」「購入や来店の候補を絞る段階(54.7%)」でUGCがチェックされていることがわかりました。
さらに、情報収集や検討のタイミングだけでなく、4人に1人(27.6%)は購入を検討する直前にもUGCをチェックしていることから、企業はユーザーが商品を購入する場所にもUGCを置くことで離脱防止や/購入の後押しができると考えられます。
UGCをチェックする理由や、
企業発信情報・UGC情報への信頼度についても調査しています。
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商品を知るきっかけから、購入前に情報を探す場所、購入の意思決定の際に最も重要視する情報の全てのフェーズにおいて「SNSやネット上に発信される一般人からのクチコミや情報」は上位回答となっており、生活者の購買活動においてUGCが重要な情報源となっていることがわかりました。
また、ネット通販・小売店での商品サービスの購入/お店・施設への来店を検討する場合を問わず、多くの方がUGCをチェックしています。特にネット通販での購入検討時はその割合が高まる結果となりました。
調査を通じて、生活者の購買行動にUGCが与える影響度は非常に高いことが明らかになっています。UGCをチェックする場所や理由は年代により異なることから、企業は商品ターゲットに応じて最適な場所・内容でUGCが生成されるための機会を設計をする必要があると言えるでしょう。
さらに、商品・サービスの情報収集や選定段階だけでなく、購入を検討する直前にも全世代の4人に1人がUGCをチェックしていることから、“購入する場所にもUGCを置く”といったような、チャネル毎の最適なUGC活用も販促効果につながると考えられます。
記事公開日:2022.12.07