家庭でも大阪王将の味を楽しんでもらえるよう、公式ECサイトやECモールでの販売を注力していく中で、商品の認知拡大や興味関心をもってもらう施策として、インフルエンサー施策に取り組みました。
これまでインフルエンサー施策には都度取り組んできましたが、フォロワー数や食品ジャンルという属性を基準にインフルエンサーを選定しており、この選び方で果たしていいのか不安に感じていました。 今回、これまでの「食品・食事をテーマに発信するインフルエンサー」ではなく、大阪王将の手軽においしく食べられるという商品特徴から「日々忙しくするママインフルエンサー」をアサインし、商品のおいしさだけではなく手軽に食べることができる点を訴求できるようにしました。
また、より短時間で商品の魅力を伝えるべくInstagramのリールで発信をしました。
商品のおいしさに加え、リアルな家庭や育児の中での利用シーンが訴求され、見る人にとって共感しやすく興味関心が持ちやすい内容になっています。
Instagram経由でのサイト流入が、前回のインフルエンサー施策時には全体の1.7%だったものが、約15%へと増加し、8.8倍となりました。また、売上も3.0倍に増えています。
インフルエンサーによる投稿は認知や流入につなげるだけでなく、コンテンツとして二次利用することでさらなる販促成果につなげることが可能です。 同社は公式ECサイトで購入者の喜びの声としてInstagram上のUGC(※1)を掲載しており、ECサイト上のCVR向上を図っています。今回のインフルエンサー投稿に関してもCVR向上にも寄与させるべくサイトに掲載する予定です。
(※1)UGCとは:User Generated Contentsの略。一般ユーザーによって制作・生成されたコンテンツのこと。
参照:「大阪王将」の公式オンラインショップがLetroを導入InstagramへのUGC活用によりEC購入転換率アップを目指す
「最適な属性のインフルエンサーアサイン」や「最適な投稿内容の指示」は重要ですが、そもそも最適な属性・投稿内容は何なのか把握や策定が十分にできていない企業が多く見られます。
アライドアーキテクツのインフルエンサー施策支援では、SNS上にある顧客の声を収集し競合ブランドと比較を行い、どういったポイントで評価されているか、また競合ブランドよりも評価・認知されていないポイントはどこかを把握の上(CEPs分析※2)、要件定義を伴走する点が強みです。
また、各インフルエンサーへの交渉や調整まで密にコミュニケーションを取る体制により、問題が起きた時でも迅速に対応できる点も評価を頂いております。
(※2)CEPs(カテゴリーエントリーポイント)とは?ブランドが誰に何を訴求すべきか突き止めよう
<担当者様のコメント>
大阪王将では、主な購買層が50~60代の男性である中、以下のような課題を抱えていました。
どのような施策が適切か模索していたところ、Instagramのリール動画を活用したインフルエンサー施策をご提案いただきました。 アピールポイントや投稿の構成、配信日などについて細かく打ち合わせを重ねた結果、Instagramからの流入が大幅に増加し、それに伴い注文件数も増加しました。
また、インフルエンサー施策とあわせてLetroも活用いたしました。 WEBサイトでの二次利用だけでなく、弊社のInstagramでもリポストを実施したことで、コンテンツが充実し、ユーザーのリアルな声を効率よく訴求することができました。 ネットショッピングでは、決済前に商品を直接確認できないため、UGCの活用は欠かせません。
今後も、お客様に商品への信頼や魅力を伝えるため、積極的にUGCを活用していきたいと考えています。
記事公開日:2025.04.03