2021.5.28
おすすめお役立ち資料
【保存版】YouTube企業アカウント運用の教科書
企業のYouTubeのチャンネル開設をお考えの方、企業チャンネルを運用している方向けに、チャンネル登録者数・動画再生数を伸ばすためのチェック項目をまとめました。
「YouTubeに動画をアップロードしているが、再生回数が伸びない」 こういった方は少なくありません。 YouTubeはGoogleについで世界第二位の検索エンジンでもあるため、動画の内容だけに注力するのではなく、検索エンジンのルールを理解することが重要です。 今回は、YouTubeの検索結果の上位に動画を表示させるための「VSEO対策」について、今すぐ試せる方法や、実際にVSEO対策をしている企業をご紹介します。
VSEOとは「Video Search Engine Optimizaition」の略で、「動画の検索エンジン最適化」という意味です。
自分の動画を検索結果上位に表示させるVSEO対策では、以下の3つが重視されています。
現在、YouTubeには毎分500時間もの動画がアップロードされています。
手の込んだ動画を作成したとしても、VSEO対策無しでは動画を見つけてもらえる可能性が低いです。
参考:YouTube 15 周年を迎えて:これまでと今後について
個人のYouTuberの方はVSEOを意識して、サムネイルやタイトルを工夫されているケースが多いです。
一方、VSEO対策を本格的にしている企業のYouTubeアカウントはまだ多くありません。
競合となる企業のYouTubeアカウントがまだVSEO対策をしていないうちに、しっかりとVSEO対策をしてチャンネルを伸ばしましょう。
YouTube側にキーワードと動画の関連性を示すためにも、ユーザーの興味を引くためにも、動画のタイトルは非常に重要です。
不自然ではない程度に動画のキーワードをタイトル前半に入れ、文字数は28~40文字がおすすめです。
既に動画タイトルにキーワードを入れている方は
を意識してタイトルを付けてみましょう。
作成した動画の軸となるキーワードです。例えば、本を解説する動画の場合、本のタイトルが動画の軸となるため、できるだけ前半に含まれるようにします。
サジェストキーワードとはYouTubeの検索窓でキーワードを入力した際に、YouTube側が提案するキーワードを指します。
例えば「一人暮らし」と検索すると、「一人暮らし ルームツアー」「一人暮らし 料理」といった具合にキーワードが並びます。
サジェストキーワードとは、YouTubeのユーザーがよく検索しているキーワードでもあるため、需要があるキーワードとも言えます。
メインキーワードである「一人暮らし」だけを狙うと、あまりにも競合となる動画が多いため、上位に表示する難易度は高くなります。
自分の動画に当てはまるサジェストキーワードをチェックし、タイトルに含まれているかをチェックしましょう。
どのサジェストキーワードを狙うのかを決めてから、動画を作成するのがおすすめです。
インパクトキーワードとは、視聴者の興味を引くためにつけるキーワードです。自分が思わずクリックしてしまった動画のタイトルを分析し、自分の動画のタイトルにも反映してみましょう。
YouTubeに動画をアップロードする画面に、「説明」という欄があります。
説明にキーワードを含めると、そのキーワードで動画が検索されたときに、検索結果に表示されやすくなります。
キーワードを入れ込みすぎる、説明が不自然になるので注意しましょう。
ポイントとして
が挙げられます。
説明欄には全角で2500文字まで入力可能です。
動画の説明だけでなく、SNSやWebサイトのリンクも貼ることで、他のページに遷移させることもできます。
タグとは、動画の説明として追加できる単語やフレーズを指します。
タグを利用することで、YouTubeが動画のカテゴリや内容を理解できるようになり、関連動画や検索結果に動画が表示されやすくなります。
ひとつの動画に対して最適なタグの個数は公表されていませんが、5~6個程度がおすすめです。
タグを付ける際の注意点として
が挙げられます。
タグは何個でも付けることができますが、多くとも40個程度にしておきましょう。 タグについてさらに詳しく知りたい方は「YouTubeのタグとは?タグの付け方や他の動画のタグを見る方法も解説」をご覧ください。
タイムスタンプとは、特定の時間まで動画をスキップできる機能です。
説明欄に半角で「00:00」のように入力すると、タイムスタンプを設定できます。
視聴者の動画視聴が便利になるだけでなく、YouTube側が動画の内容を把握しやすくなるため、VSEOにも影響します。
下の画像は、「your life is good」というチャンネルの「【ルームツアー】真似したいワークスペース!!/インテリアコーディネーターの素敵なお部屋紹介/4人暮らし/Room tour」 という動画の説明に記載されたタイムスタンプです。 このように、動画中の項目ごとに時間で区切ることで、ユーザーは効率よく視聴できます。
サムネイルは検索結果の順位に直接的な影響はありませんが、クリック率に大きく影響します。
YouTubeでは、サムネイル画像でユーザーの目を引き、タイトルで興味を持ってもらうことで、初めて動画がクリックされます。
YouTubeの再生回数は「表示回数×クリック率」で算出されるため、クリック率を改善することで再生回数が向上し、おすすめ欄や関連動画に表示されやすくなります。
クリックされやすいサムネイルの特徴として
などが挙げられます。
再生回数増加につながるサムネイルの作り方を、更に詳しく知りたい方はコチラもお読みください。設定方法も解説しています。
動画の音声をテキスト化した字幕・翻訳データをアップロードすることで、YouTubeが動画の内容を把握できるようになり、関連動画に表示される可能性が高まります。
字幕・翻訳データをつける方法は大きく二つです。
動画内の音声をテキストにしたファイルをアップロードする、もしくは手動で字幕テキストを打ち込むという方法です。
字幕ファイルをアップロードする際は、ファイルの拡張子に注意してください。
初めて字幕ファイルを作成する場合は、「SubRip (.srt)」がおすすめです。
SubRip (.srt):Windows用のフリーソフトウェアプログラムで、字幕データを抽出できる機能があります。
YouTubeの音声認識技術を利用して、自動的に字幕を生成するという方法です。
手軽に字幕を付けられますが、音声が不明瞭な部分に間違った字幕がついてしまう恐れがあります。字幕の内容を確かめて、おかしな箇所があれば修正しましょう。
さらに字幕をつけることで、聴覚に障がいのある方や外国の方にも動画を楽しんでもらうことができるため、再生回数の増加にも寄与します。
参考:字幕を追加する|YouTubeヘルプ
株式会社塗装職人が運営する「塗装職人」というチャンネルで、塗装のノウハウや塗装工事の裏側を発信しています。 10分以下の動画が多いため、タイムスタンプは付けていませんが、サムネイルとタイトルに真似したい工夫がちりばめられています。
例えば、「次亜塩素酸水をスマホや手のひらにスプレーして消毒効果をテスター機器で数値化してみました。」という動画です。
まずサムネイルを見たときに、「本当に効果ある?」という質問形式のコピーが視界に入り、ユーザーの気を引き付け、その後、ユーザーの視線はタイトルに流れ、「効果はあるのかな、次亜塩素酸水の」と倒置法のように動画の内容を理解できます。
結果的に、多くのユーザーのクリックを促し、2万回以上再生され、チャンネル登録者数は1.14万人です。
株式会社有隣堂が運営する 「有隣堂しか知らない世界」というチャンネルで、文房具の紹介をしています。
「文房具」と検索すると、検索ページの上位にこのチャンネルの動画が表示されます (2021年5月時点)。
文房具に関するキーワードをつけた動画を多く配信しており、タイトルや説明、タグにもキーワードを多く含ませています。
例えば、「【業界で話題の人が登場】プロが愛用する厳選文房具の世界 ~有隣堂しか知らない世界019~」という動画には、タグが約40個もついており、中には商品名もタグとして含まれています。
動画のタイトルには関係ない特定の商品名で検索された際に、関連動画として表示されやすくなるからです。動画内でその商品について紹介しているのであれば、動画と関連性のあるタグということになり、評価も下がりません。
YouTubeのVSEO対策について、今すぐ試せる具体的な方法を6つご紹介しました。
「Youtubeチャンネルの立ち上げを検討している」「企業チャンネルを持っていてもっと再生回数を増やしたい」という方は、こちらの資料をご覧ください。
動画を制作するときに押さえておくべきコツ10個をご紹介しています。
記事公開日:2021.05.28