2022.09.02
YouTubeやSNSで動画を見ていると「背景がキラキラ」「テロップが動く」など、画面内にさまざまな効果が加えられていることがあります。これらは「動画エフェクト素材」を使った演出で、動画の表現力を高め、より視聴者の目を引くことができます。
動画制作をしている企業担当者やデザイナーで、日頃からエフェクト素材探しをしている方もいるのではないでしょうか?
この記事では、動画エフェクト素材をダウンロードできるサイト9選と、広告成果につながる効果的でトレンド感のあるエフェクトを紹介します。
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いち視聴者としてさまざまな動画を見ている中で、次のような場面に一度は出会ったことがあるのではないでしょうか?
など
このように、動画の随所にちょっとした演出が加えられていると「より目を引く」「印象に残る」と感じることでしょう。
このような演出は、編集時に「動画エフェクト素材」を取り入れることで実現します。動画エフェクト素材には「映像効果」と「音の効果」があります。撮影した動画の「見どころ(強調したい場面)」にアクセントとして程よく散りばめることで、もともと撮影した動画素材にメリハリを加えて動画の表現力を高め、より視聴者の心を掴む動画に仕上げることができます。
動画エフェクト素材を編集作業に取り入れるには、
といった方法があります。
素材サイトからダウンロードすれば、簡単かつスピーディーに表現の幅を広げることができます。
素材サイトには、無料で利用できるものもあれば、有料のサイトもあります。いずれにしても、提供元が示す利用ルールをあらかじめ理解しておくことが必須です。
個人利用はOKでも、商用利用は不可だったり、有償としている素材サイトもあります。
企業が動画制作をする場合には、企業SNSアカウントへの投稿や、YouTube広告配信等、いずれにせよ「商用利用」に該当しますので、まずは「商用利用可能か?」というポイントを必ずチェックしましょう。
ダウンロードした素材を自由に加工・編集してもいいかどうか、についても確認しましょう。
「ダウンロード素材の加工・編集は不可」と謳われている場合、意図せず配布元の権利(著作権)を侵害してしまう事態も起こり得ます。
加工・編集の可否は配布元の利用規約ページに書かれていることが多いので、ダウンロード前に必ず確認しましょう。
配布サイトによって、「利用の際はクレジット表記必須」とルール化している場合もあります。「使用時に配布元へのリンク必須」というケースも見られます。
これも、利用規約に書いてある場合が多いでしょう。よく確認せずに利用規約違反をしてしまうと、自社と配布元との間でトラブルが起きる場合も想定されますので、こちらも利用前に必ずチェックしておきましょう。
フリー素材配布サイトを利用していると、同じサイト内でも素材によって画質、クオリティ、トンマナが揃っていない場合もあります。
動画エフェクト素材とは、動画の見栄え・仕上がり・インパクト・訴求力に関わり、視聴者の印象を左右します。
さまざまなサイトから複数の素材をダウンロードして使っているうちに、「場面によって画質に落差がある」「雰囲気がバラバラ」といった印象を視聴者に与えてしまう場合もあり得ます。
事前に配布サイト内のクオリティやトンマナをざっと一通りチェックして、「このサイトは自社で作りたい動画のアウトプットに合っているな」と思えるサイトに絞り込んで利用するのが良いでしょう。
ここからは、動画エフェクト素材を実際にダウンロードして利用できるサイト9選をご紹介します。
動画編集ソフトなどを提供する会社「Wondershare」による動画エフェクト素材サイトです。動画編集ソフト「Filmora」または「After Effects」で使いやすい素材がピックアップされています。普段から作業に使用しているソフトウェアとの親和性で選ぶと良いでしょう。
タイトル画面向けのエフェクト、YouTubeやSNS動画向けのエフェクト、ウエディング向けのエフェクト、その他季節のイベント向けのエフェクトなどを利用できます。
ニコニコ動画が提供する「ニコニ・コモンズ」は、創作に活用できる動画素材などがユーザーから共有され、次なる新たな作品を創作したい人に向けて提供されているサイトです。利用規約に同意すれば誰でも無償で素材をダウンロードして利用できますが、素材配布者が各自「無償で営利利用可」「都度、許諾が必要」など定めているので、ダウンロード前に該当素材ページの記載をよく確認してから利用しましょう。
4K/HDのハイクオリティ動画素材を利用できるサイトです。無料素材は200点以上掲載されていて、有料の素材もあります。商用利用可で、クレジット表記が必要です。「放射状の背景」「カウントダウンタイマー」「火花」「キラキラ」など汎用性の高い素材が揃っています。
効果音や、動画の背景に使える素材などをダウンロードできるサイトです。商用利用可で、広告、Webサイト、ブログ、イベント、ソフトウェア、アプリ、ゲーム、YouTubeなどさまざまなメディアでの利用を想定した素材が提供されています。利用するには会員登録してサブスクリプション契約をするか、1点ずつ都度課金で買うこともできます。動画の場面切り替えに使えるトランジションなど、中には無料素材もあるので、まずは「無料」というキーワードでサイト内検索をしてみましょう。
MP4のフルHD動画素材をフリー配布しているサイトです。「キラキラ」「集中線」「風船」「紙吹雪」などシンプルで汎用性の高い素材が多く、動画の背景などで使いやすいでしょう。個人が運営するサイトなので、提供素材数は約400点とやや少なめですが、シンプルなエフェクト素材をまず手に入れたいという方は一度チェックしてみましょう。
動画素材|After Effects Style|After Effectsを楽しむチュートリアルサイト
動画編集ソフト「After Effects」の操作Tipsやチュートリアルを発信する個人プロジェクト「After Effects Style」のサイトです。サイト内で、動画の背景に使えるグリーンバックや光、海底、宇宙空間といった素材を無料配布しています。商用利用可、クレジット表記不要、編集・加工OKです。
エフェクト動画素材 | 結婚式自作ムービー応援(無料素材・ISUM申請) | ムビサポ
結婚式自作ムービー応援サイト「ムビサポ」内で、ハートやキラキラなどのエフェクト素材を配布しています。個人利用のみ、クレジット表記不要、編集・加工OKです。商用利用はできませんが、プライベート目的の動画を自作したい際に活用できます。
動画クリエイターに向けたノウハウ(収益化・素材活用等)を発信するブログで、素材を配布しています。ハート、ドット、ストライプなど素朴で可愛い雰囲気の背景素材を利用できます。商用利用OK、クレジット表記不要、加工・編集OKです。
エフェクトの素材一覧 | YouTuberのための素材屋さん
「じゃんけん」「矢印」「カウントダウン」「おみくじ」など、テレビのバラエティ番組のように動画をポップで賑やかに彩る素材が数多く提供されています。商用利用可、クレジット表記不要、加工OKです。YouTubeに限らずニコニコ動画、Webサイト、ゲームなどでも活用できます。
その他、素材集に関する記事はこちら
▶【2022年度最新版】商用可能なフリー動画・画像素材サイト8選
▶【商用利用可】Instagram向けフリー素材サイトまとめ(写真・イラスト・動画)
確実に視聴者の目を引き、訴求力を高める動画エフェクト5選を絞り込んでご紹介します。
「流れ星エフェクト」とは、左から右に「キラキラ」が通り過ぎるような動きのものを指します。
コピーにかぶせるように配置すると、上品かつ高級感のある動きでさりげなく視聴者のアテンションを引くことができ、コピーの訴求効果を強調することができます。
流れ星エフェクトを使った動画の一例
「波紋系エフェクト」とは、背景で円がふわっと広がるような動きのものを指します。
強調したいテキストや、商品画像の背景や下に配置します。
ブランドイメージをより上品かつ繊細な印象を与え、画像やコピーにアテンションをひくことができます。
波紋系エフェクトを使った動画の一例
「季節エフェクト」とは、言葉の通り季節を感じさせる花などが動いているものを指します。
アイコンだけではなく、花吹雪など背景としてクリエイティブ全体に広げて配置します。
直感的にその季節だけの「期間限定」「最新情報」「季節需要の促進」をアピールすることができ、手を止めてもらいやすくなります。
季節エフェクトを使った動画の一例
「指さしエフェクト」とは、言葉通り指で指しているアイコンに動きがついているものです。CTAボタンの上に配置します。
CTAが目立ちやすく、直感的に誘導させやすくなります。
ただ、誤解を招くクリックを誘導するボタンは審査落ちの対象になるため、注意が必要です。
記事LPや遷移先のページでの活用がおすすめです。
指さしエフェクトを使った動画の一例
「マーカーエフェクト」とは、蛍光色や原色の線に動きがついているものを指します。
テキストの下に配置します。
強調したいコピーなどに配置することでアテンションをひき、視線を誘導しやすくなります。
また、情報が整理され要点が伝わりやすくなります。
マーカーエフェクトを使った動画の一例
この章で紹介した①〜⑤のエフェクトはすべて、動画制作ツール「LetroStudio」で利用できます。
企業がSNS向け動画・広告動画を制作する場面で「LetroStudio」を活用することで、社内リソースやノウハウ不足を感じていても、効率よく制作・運用できるようになります。
▼例えばこんなテンプレをすぐに利用できるようになります!
https://service.aainc.co.jp/product/letrostudio/template-list
SNSやデジタル広告領域での豊富な支援実績をもとに、トレンドを反映したテンプレを利用できるので、成果につながる動画が作れます。
操作は簡単で、テンプレに素材をパワーポイント感覚でドラッグ&ドロップするだけです。
シーン数や文字、エフェクトなど全ての要素を調整可能で、編集も自由自在です。
ポイントは「動画の中の、一部分だけがアクセント的に動き、目立たせたい箇所に視線を引き寄せる」という考え方です。
このような「一部分だけ動く動画」で大きな成果を挙げた企業の取組事例を紹介します。
美容業界(化粧品)、人材業界、健康食品企業などを中心にWEBマーケティング(LINE広告など)の支援を手掛けるソウルドアウト社。
動画制作ツール「LetroStudio」を活用し、化粧品会社のLINE広告で大きな成果を挙げました。
<媒体>
LINE広告
<施策>
LetroStudioを使って、動画背景の一部分だけ動く広告クリエイティブを制作。
<結果>
商品(化粧品)の魅力である「高級感」を直感的に伝えることに成功。
従来の静止画による広告配信時と比較してCTRは約60%減と悪化したものの、CVRは約10倍、CPAは約80%改善した。
引用:LINE広告運用のプロ、ソウルドアウト社に聞く!CPAが約20%改善した動画広告事例とPDCAのコツ
エーザイ株式会社は、「美 チョコラ」「ヘルケア」「尿酸ガード」など健康サポート商品の定期購入者を増やす目的で「LINE広告」を活用、静止画クリエイティブをアレンジして制作した動画クリエイティブの活用や、女性向けターゲティングに注力することで、新規顧客獲得数を大きく伸ばすことに成功しています。
<媒体>
LINE広告
<施策>
静止画の一部だけが点滅したり、位置が動いたりするような動画でユーザーのアテンションを引く
<結果>
手間を掛けて作り込みすぎない、静止画の一部だけを動かすような「カジュアル動画」で新規獲得に成功するなど、ビジネスの成果を上げている。
引用:LINE広告攻略の鍵は「カジュアル動画」。エーザイ・LINE社に聞く、LINE広告で成果を出すクリエイティブ配信手法とは
もっと事例を見たい方はこちら
▶動画広告で成果を出す一歩は「当たり静止画へのちょい足し」がポイント
ビジネスでの動画活用が加速する中、競合に打ち勝つためには「クリエイティブの作り込みが大事!」と、取り掛かる前から意気込んでしまう人も多いのではないでしょうか?
しかし、ひたすら手間や時間をつぎ込むことが、必ずしもビジネスの成果に直結するとは限りません。
限られた時間・人手の中で、いかに高速でPDCAを回し、施策を改善し続けていけるかが最重要ポイントです。
動画制作ツール「LetroStudio」は、たとえ動画に割ける社内リソースが少なくても、高速PDCAの推進・継続を実現させます。
「LetroStudio」は、グリコ、ライザップ、コクヨ、キングジムなどでも既に導入されています。
「LetroStudio」にご興味がある方に向けた無料のお役立ち資料をご用意しています。 資料をお読みいただくと、
が分かります。ダウンロードは無料です。どうぞお気軽にご活用ください。
記事公開日:2022.09.02
LetroStudioは「パワポ感覚×柔軟な制作機能」「媒体別の勝ちトレンドを反映した1000以上のテンプレート」と「広告×SNSに精通した専任コンサルタントの1to1支援」が特長の動画制作ツールです。
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