ロゼット株式会社 / ロゼット
2021.12.27
昨今ユーザーがさまざまなメディアに接触していることを背景に、単一のSNSだけを活用するのではなく、複数SNSを横断したキャンペーンが増えています。
ロングセラー商品の「ロゼット洗顔パスタ」などで知られるロゼット株式会社では、Z世代と呼ばれる10代~20代の若年層をメインターゲットとした新商品の認知拡大を目的に、Twitter・Instagram連動型のSNSキャンペーンを開催しました。
Twitter・Instagramの両キャンペーンをスムーズに連携することで、両キャンペーンでの集客を最大化することを狙い、echoesの新機能「自動遷移型LP」を採用。Twitterキャンペーンの参加ユーザーを高い歩留まりでInstagramキャンペーンに誘導しました。
結果、Twitterキャンペーンの参加ユーザーの約10%をInstagramキャンペーンに誘導し、同機能を利用していない過去実績約2%と比較し、約5倍の効率改善を実現しました。
今回は本施策の内容を詳しくご紹介します。
ロゼット株式会社では、Z世代と呼ばれるデジタルネイティブな10代~20代の若年層向けの新たな高保湿スキンケアブランド「はい!みるく特濃」を発売。8月の発売以降徐々に認知され始めた9月のタイミングにさらに商品の認知拡大を後押しすべく、Z世代の利用率が高いTwitter、Instagram上での参加型キャンペーンを企画しました。
従来は、TwitterとInstagramでキャンペーンを同時開催しても、媒体によって参加方法や参加条件が異なるなどユーザーにとって利便性が低く、十分な連携が取れていませんでした。
そこで、TwitterとInstagramでキャンペーンを同時開催していることをユーザーに知ってもらい、両方のプラットフォームに参加してもらうことでキャンペーン全体での規模拡大を図りたいと考え、参加=拡散(ツイートやリツイート)の手法で、広告施策に依存せずとも既存フォロワーを起点にある程度の集客が見込めるTwitterキャンペーンからInstagramキャンペーンに誘導する座組でのキャンペーンを企画しました。
Twitterキャンペーンの参加ユーザーをInstagramキャンペーンに誘導する場合、従来はオートリプライのテキストにURLを記載するかWEBサイトカードを利用していたものの、クリックする動機が弱く誘導数の規模拡大にはつながりにくい状況でした。(弊社実績では、TwitterキャンペーンからInstagramキャンペーンへの誘導率は2%程度)
そこで今回、キャンペーンツール「echoes」の新機能「自動遷移型LP」を活用しキャンペーンを実施しました。ポイントは以下3点です。
⒈ 商品の認知拡大のため、ハッシュタグツイート数の最大化が期待できる「echoes #Hashtag」(ハッシュタグツイート・インスタントウィン)を導入
⒉ インスタントウィンの当選・落選はリプライ上では表示せず「自動遷移型LP」上で表示する仕組みにすることで、自然な流れで「自動遷移型LP」に誘導
⒊「自動遷移型LP」で当落表示後、落選ユーザーに対して5秒後にInstagramキャンペーンに自動遷移する仕組みにすることで、半強制的にInstagramキャンペーンに誘導
<キャンペーンの流れ>
⒈ ロゼット公式Twitterアカウントをフォロー
⒉ ハッシュタグを選択しツイート
⒊ その場でリプライが通知(当選・落選に関する記載は無し)され、リプライにセットされているWEBサイトカードから「自動遷移型LP」に遷移
⒋「自動遷移型LP」で当落を確認。落選の場合、当落表示から5秒後にInstagramキャンペーンに自動遷移
Twitter上のクチコミやレビューを活用したマーケティング施策をご紹介します
結果、Twitterキャンペーンに参加したユーザーのうち45%が「自動遷移型LP」に遷移し、うち23%のユーザーがInstagramキャンペーンに遷移。TwitterキャンペーンからInstagramキャンペーンへの誘導率は10%となりました。
落選ユーザーにWEBサイトカードでInstagramキャンペーンを告知する従来の手法での誘導率は2%にとどまっていたものの、今回「自動遷移型LP」を取り入れたことで約5倍の効率改善を実現しました。
アライドアーキテクツは2021年9月、Twitterインスタントウィンを中心としたキャンペーンツール「echoes」の新機能「自動遷移型LP」のサービス提供を開始しました。インスタントウィンの当落を表示するLPをアライドアーキテクツにて作成し、企業様ご指定のWEBサイトへ「自動で」遷移させることで、Twitterキャンペーンの参加ユーザーのWEBサイト遷移率の向上が期待できます。
また、今回のようにInstagramキャンペーンに誘導する場合、以下のように企業だけでなくユーザーにとってもメリットがある施策となります。
企業メリット
● Twitter→Instagramの流れを作ることで、Instagramのキャンペーン参加数・参加率を効率的に増やすことができる
● Twitter、Instagram両方でユーザーとつながることにより、生活者との日常的な接触回数を増やせる
ユーザーメリット
● Twitterのインスタントウィンで外れても、Instagramキャンペーンに新たに参加でき抽選機会が増える
なお、自社で管理可能なWEBサイトに遷移させたい場合「echoes Card Website」を利用し自社サイトにて当落を表示する手法が適していますが、自社サイトの改修が難しい場合や今回のようにInstagramなど自社での管理が及ばない他媒体に遷移させたい場合は「自動遷移型LP」のご利用を推奨しています。
Instagram以外にも、LINE、YouTube、TikTok、ブランドサイト、ECサイトなど、あらゆる外部サイトに誘導することが可能です。
プラットフォームの特性上、アカウント未フォローユーザーへの広がりが難しいInstagramキャンペーンへの集客を最大化するため、今回初めてアライドアーキテクツ様が提供するechoes新機能の「自動遷移型LP」を活用したことで、Twitterキャンペーンの参加者を効率的にInstagramキャンペーンへ誘導することができました。キャンペーン認知獲得を広告に頼ることなく、効率的にInstagramキャンペーンの参加者増を実現できたので、このスキームを採用して良かったと思っています。
メール及び電話にて回答させていただきますが、回答までにお時間をいただく場合があります。
あらかじめご了承ください。