2022.05.23
YouTube広告にはどのくらいの費用が必要かご存じですか。
YouTube広告の費用相場について、またYouTube広告自体についてあまりご存じない方も多くいると思います。
そこで、今回はYouTube広告の費用相場を中心に、費用対効果を高めるポイントやYouTube広告の種類などについても解説します。
この記事を読んで、YouTube広告についての知識を深め、ぜひYouTube広告を出稿してみてください。
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YouTube広告の費用相場は以下の通りになっています。
種類 |
費用相場 |
課金方法 |
TrueViewインストリーム広告 |
2円〜25円 |
30秒以上の視聴、またはクリックごとに課金 |
TrueViewディスカバリー広告 |
3円〜20円 |
クリックごとに課金 |
TrueViewアクション広告 |
3円〜20円 |
クリックごとに課金 |
バンバー広告 |
400円〜600円/1,000回 |
1,000回表示されると課金 |
アウトストリーム広告 |
10〜500円/1,000回 |
1,000回表示されると課金 |
マストヘッド広告 |
〜1日数百万円 |
日数ベース、または1,000回表示されると課金 |
オーバーレイ広告 |
400円〜600円/1,000回 |
1,000回表示されると課金、 |
それぞれ課金される方法、タイミングが異なります。
目的や予算に沿った方法を選んで利用しましょう。
YouTube広告には、以下の8種類があります。
それぞれの種類について、特徴や費用を解説します。
(画像引用:動画広告フォーマットの概要|YouTubeヘルプ)
TrueViewインストリーム広告とは、動画の再生前後や途中に流れ、再生開始から5秒後にスキップできる広告です。
TrueViewインストリーム広告を使うメリットは、5秒間はスキップされずに表示される点、そして5秒以内でスキップをするユーザーの視聴には費用がかからない点です。
課金されるタイミングは、30秒以上視聴されたとき、または広告がクリックされたタイミングで、1回の課金につき2円〜25円ほどの費用がかかります。
スキップ不可のTrueViewインストリーム広告は、その名の通り15秒以内のスキップができない広告です。
広告を最後まで再生してもらいたい場合におすすめですが、ユーザーにマイナスな印象を与える可能性もあります。
1,000回表示されるごとに課金され、相場は400円〜600円です。
TrueViewディスカバリー(ディスプレイ広告)広告とは、YouTubeの検索結果画面やモバイル版YouTubeのトップに表示されます。「広告」と書かれた黄色い文字が目印です。
動画の視聴中に強制的に表示させることが可能なTrueViewインストリーム広告とは異なり、広告に興味を示したユーザーがクリックし、閲覧します。
よりターゲットに近いユーザーへ広告を届けられるため、検討段階にあるユーザーのアプローチに効果的だと言えるでしょう。
また、広告で視聴された分も1再生にカウントされるため、動画の再生回数を増やすことにもつながります。
クリックすると課金され、1クリックごとに3円〜20円ほどの費用がかかります。
TrueViewアクション広告とは、TrueViewインストリーム広告と形式は同じですが、ユーザーの行動を促す(Call To Action)ボタンのついた広告です。
コンバージョンしやすいユーザーに多く配信され、アクションを促すために「お申し込みはこちら」といった「Call To Action」ボタンが動画に重なる形で置かれています。
TrueView アクション広告は、クリックごとに3円〜20円が相場です。
バンバー広告とは、動画の再生前後や途中に再生される6秒間の広告です。
スキップはできませんが、6秒間で広告自体が終わるため、視聴者に大きなストレスを与えずに広告を出稿することが可能です。
また、モバイルユーザーには短い動画が好まれるため、モバイルユーザーへの訴求に適しています。
バンパー広告はインプレッション課金を採用しており、1,000回表示されるごとに400円〜600円ほどの費用が相場となっています。
アウトストリーム広告とは、Googleと連携しているサイトやアプリに流れる動画広告で、モバイル限定で表示されます。
YouTube以外のSNSユーザーにもリーチを拡大することが可能で、文字などの静止画のコンテンツの中で再生されるため、視認性も高いです。
課金方法はバンバー広告と同じで、1,000回表示されるごとに課金され、400〜600円が相場です。
マストヘッド広告とは、YouTubeのホーム画面のトップに表示される広告です。
音声は流れませんが、ホームフィードに広告露出が可能なため、ユーザーの視界に必ず入る広告と言えるでしょう。
ただ、その分費用も高額で、1日あたり数百万円かかることもあります。
マストヘッド広告はGoogle広告の出稿画面では設定できず、Googleの担当者を介した予約制でのみ配信可能です。
オーバーレイ広告とは、YouTube動画内に表示されるバナー広告を指します。
オーバーレイ広告はPCでしか表示されませんが、静止画で広告を表示でき、動画内でもあまり邪魔にはならないため、不快感を与えづらいです。
安価で配信できるため、費用対効果が高くコストを抑えられる点が特徴だと言えます。
ここでは、YouTube広告の費用対効果を高めるためのポイントを5つ紹介します。
この5つのポイントを理解することで、YouTube広告を効果的に利用することができるようになるでしょう。
YouTube広告をはじめ、動画広告に足踏みする理由のひとつに動画広告クリエイティブの制作コストが挙げられます。
外部の制作会社に委託する場合、クオリティにもよりますが、1本あたり10万円〜100万円かかる動画も少なくありません。
自社内で制作する場合、動画制作スキルを持った人材の育成・採用は課題になりますが、修正の工数を考えると全体的な制作コストを削減できるでしょう。
Adobe Premiere Proなどの専門的な動画編集ツールを使いこなせる人材が社内にいない場合は、誰でも簡単に制作できる動画制作ツールやアプリがおすすめです。
LetroStudioは法人利用に特化した動画制作ツールで、パワーポイントのような操作で動画を制作できます。
YouTube広告にも使いやすいアニメーションをドラッグ&ドロップでつけられたりと、編集機能に興味をもった方はぜひお問合せください。
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まずは、ターゲットの明確化を行いましょう。
YouTubeではGoogle広告にて管理をおこなうため、細かくターゲットを設定することが可能です。年齢や性別、居住地、年収など、細かくターゲットを決めることで、見込み客にしっかりとアプローチできます。
ターゲットを広く設定しているとオークション形式の広告では予算の大きい競合に負けてしまい、広告が表示されないため、ターゲットを絞って配信するのがおすすめです。
また、自社のYouTubeチャンネルを登録しているユーザーや動画を視聴したユーザーに対して、リターゲティングをすることで、より興味を持ったユーザーへの広告配信が期待できるでしょう。
広告の最終的なゴールは、広告を見たユーザーに「検索」や「購入」といった何らかのアクションをしてもらうことです。
動画視聴後の導線が分かりにくいと、ユーザーがLPや商品サイトに足を運んでくれません。
ユーザーに次の行動を促すためには、分かりやすいリンクの表示や「○○で検索」といった記載をすることが大切です。
ユーザーは広告を見に来ているわけではないため、スキップされるケースがほとんどです。最初の数秒間で、ユーザーを惹きつけるような訴求を入れましょう。
訴求は1つに絞り、文字だけでなくアニメーションや画像を組み合わせると効果的です。
例えば「○月○日までのお申し込みで1,000ポイントプレゼント」といったコピーを、文字が飛び出るアニメーションや音声付きで流すといった工夫が挙げられます。
認知・検討・行動それぞれのフェーズに合ったYouTube広告を選ぶようにしましょう。
例えば、商品をオンラインショップで購入してもらうことが目的であるのに、認知獲得に向く、スキップできないTrueViewインストリーム広告やバンパー広告を選択するのは適切でないと言えます。
ここでは、YouTubeにおける動画広告費用の決め方を紹介します。
以下の2種類の決め方があります。
それぞれの決め方を理解することで、最適な費用設定をしましょう。
まずはYouTube広告費用の仕組みについて解説していきます。
YouTube広告は、ユーザーが視聴をすることにより課金がなされる仕組みとなっています。
一定回数以上再生されたり、一定時間以上再生されたりすることで課金されます。すなわち、その基準に達しなければ費用をかけずに出稿できます。
YouTubeは若者だけでなく幅広い世代に利用されているため、多くのユーザーにリーチできる可能性が高い媒体だと言えます。1日1,000円程度の少額から出稿してみるのもおすすめです。
動画広告費用1つ目の決め方は「日別」で考えることです。
「日別」での費用設定が向いているのは、以下の2つの場合です。
このような場合には、「日別」で費用設定をするのが好ましいでしょう。
動画広告費用2つ目の決め方は「キャンペーンの合計」で考えることです。
「キャンペーンの合計」とは、すなわち広告動画を配信する期間でかかる費用の全てとなります。
多くの企業がこちらの方法を採用しています。
ただ、配信終了日を決めていないと予定していた期間を過ぎても広告が流れ続けてしまうことになるため、配信終了日の設定は必ず行うようにしましょう。
ここでは、YouTube広告の主な課金方法を紹介します。
課金方法には以下の3種類があります。
上記3つの課金方法には、それぞれメリット・デメリットがあるので、整理して理解しましょう。
1つ目の課金方法はクリック課金(CPC)です。
クリック課金とは、広告をユーザーがクリックすると課金がされる方式のことを指します。
クリック課金を使うメリットは、無駄なコストが発生しにくい点です。
ユーザーがクリックしないと課金がされないため、興味関心のないユーザーに対して表示されても費用はかかりません。
一方、クリック課金を使うデメリットは、想定よりも多くの人に広まるとコストが多くかかってしまうことです。想定よりも多くの人に広まると、クリック数が大きく増えるのに対してCVが伸びない可能性があります。
2つ目の課金方法はインプレッション課金(CPM)です。
インプレッション課金とは、動画広告が表示された回数に応じて課金される方式のことです。
ただ、1回ごとに課金されるわけではなく、1,000回表示されるごとに課金されることになっています。
インプレッション課金を使うメリットは、予算内で広告が表示される回数が最大化するように配信してくれる点です。
一方、広告が見られたからといって、購入につながったり、クリックされたりといったアクションにつながるか不明瞭な点がデメリットと言えるでしょう。
3つ目の課金方法は動画視聴課金(CPV)です。
動画視聴課金とは、ユーザーが動画広告を30秒以上視聴することで課金される方式のことです。
動画視聴課金を使うメリットは、無駄なコストを省いて運用できることです。
30秒以内にスキップしてしまうような動画広告に興味がないユーザーに表示された場合は課金されません。
一方、30秒以上の動画を制作する必要があるため、他の30秒未満の動画広告と比較して、動画広告制作費用が高くなりやすい点がデメリットです。
今回はYouTube広告の費用や費用対効果を改善するポイントについて解説しました。
YouTube広告は7つのタイプに分かれており、それぞれ自社の用途に合わせたタイプの広告を選択することが重要です。
幅広い層にアプローチできる上、少ない予算でも広告を出せるので、YouTube広告にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
動画広告を制作する際のポイントを分かりやすく1冊にまとめました。
YouTube含め、各SNSの動画広告を配信してみたいと思っている方は、是非一度ご覧くださいませ。
記事公開日:2022.05.23
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