動画マニュアルのメリット・デメリットは?制作のコツもご紹介

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研修や商品の使い方などを説明するマニュアルは、紙やPDFといった形式で制作されるのが主流でしたが、より分かりやすくするために最近では動画マニュアルが制作されています。

一方、「動画マニュアルにはどのようなものがあるのか」「マニュアルを動画化する意味はあるのだろうか」といった疑問をお持ちの方も少なくありません。

そこで今回は、動画マニュアルの種類やメリット・デメリット、制作のコツについて解説します。

動画マニュアルの種類

一口に動画マニュアルといっても様々な種類があります。 自分の目的に合ったものはどの種類なのかをまずは選びましょう。 実例を引用して紹介します。

製品の使い方動画マニュアル

製品をこれから購入する方や購入した方が見る動画マニュアルです。 製品の使い方や製品の簡単な説明が含まれます。

実例:のせて引くだけ!貼るピタZ 貼り付け動画マニュアル:トリチャン/トリニティ株式会社

トリニティ株式会社

スマートフォンアクセサリなどの販売をしているトリニティ株式会社のYouTubeチャンネルの動画です。商品の使い方を動画マニュアルにして発信しています。

3倍速を多用しており、視聴者を飽きさせない動画作りが特徴的です。

引用:トリチャン/トリニティ株式会社|YouTube

営業用動画マニュアル

新人営業マンや営業チームの力を高めることを目的として動画マニュアルです。 トップ営業マンのノウハウなどを動画マニュアルにすることで、営業の属人化を防ぐなどの効果が期待されます。

実例:【テレアポ・新規営業】話し方・切り返しトークを公開:営業女子チャンネル

株式会社アクセス

求人専門の広告代理店を営む株式会社アクセスのYouTubeチャンネルの動画です。
営業動画マニュアル以外にも、社会人のマインド形成など研修要素も含んだ動画を発信しています。

動画にテロップがついているため、視覚・聴覚の両方から情報を受け取ることができ、理解を深めやすい動画となっています。

引用:営業女子チャンネル|YouTube

研修用動画マニュアル

新入社員やアルバイトの方に向けて、仕事のノウハウを伝える動画マニュアルです。 例えば「名刺の渡し方」から「会社の事業の紹介」「仕事に使う用語の解説」などが挙げられます。

実例:【今さら聞けない】SWOT分析について簡単に解説!:LetroStudio

トリニティ株式会社

マーケティング用語の一つである「SWOT分析」について簡単に解説した動画です。 難しい説明文章を読まなくとも、まずは動画で用語の概要を簡単に理解できるようになることを目標に作られています。

静止画素材とアニメーションを掛け合わせて作られている点が特徴です。

引用:LetroStudio|YouTube

動画マニュアルのメリット

動画マニュアルを制作するメリットを、「制作する側」と「マニュアルを見る側」に分けて説明します。

制作する側のメリット

① 印刷費用の削減

マニュアルを製本化して各社員に配ったり、印刷したりする場合、人数分の印刷費用がかかります。 動画マニュアルの場合は動画データを共有するだけで完結するため、保管場所も必要とせず、印刷費用の削減にもつながります。

② サポート工数の削減

紙のマニュアルの場合、「製品マニュアルを見ても使い方が分からない」「マニュアルを無くしてしまった」といったお問い合わせに対して、カスタマーセンターやサポート担当がその都度対応しなくてはなりません。

動画マニュアルの場合、実際に使っている様子を映像で届けられるため、カスタマーセンターの方が細かな説明する手間が省け、サポート工数の削減が期待できます。

動画データをメールなどで送れば、マニュアルを無くす心配もありません。

③ 研修コストの削減

「毎年同じ内容を新入社員に教えている」「業務手順を実際に見せながら研修している」といった場合には、その一部を動画化することで研修コストの削減につながります。

チェーン展開している飲食店や学習塾などのビジネスにおいても、共通の研修内容を動画化することによって、アルバイトに基本的な仕事の流れや注意するべきポイントなどを教える時間が削減され、研修コストの削減につながると考えられます。 店舗による研修内容の偏りも抑えられるでしょう。

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マニュアルを見る側のメリット

① 理解度が上がる

動画マニュアルは、紙のマニュアルと比べて表現の幅が広いです。注意して見て欲しい箇所にアニメーションを付けたり、実際の製品の動作を説明する様子を映したりできます。

複雑な手順を文字と画像で表現しようとすると、文章量が多く、全て読み解くのに時間を要すでしょう。動画マニュアルにおいては、映像を用いて受け手の聴覚・視覚の両方に情報を伝えられます。 そのため、マニュアルを見る側もイメージがしやすく、理解度が上がります。

動画は見返すこともできるため、分からないことがあっても上司やカスタマーセンターに聞きなおす必要がなく、自分のペースで理解できます。

② 場所や時間を選ばずに視聴できる

説明が口頭の場合、直接指導を受ける必要があるため、場所や時間が拘束されます。 動画マニュアルはオンライン上のサーバーやファイルに保存されるケースが多いため、パソコンやスマートフォンさえあれば時間や場所を選ばずにマニュアルを視聴可能です。

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動画マニュアルのデメリット

制作する側のデメリット

① 動画制作費用がかかる

紙やPDFのマニュアルを制作するのと比較して、動画制作は費用が高くなりやすいです。 動画を制作する手段にもよりますが、動画制作会社に委託した場合、安くても1本あたり5万円~20万円が相場でしょう。 制作したいマニュアルの本数が多い場合、高額な動画制作費が予測されます。

社内に動画制作ができるデザイナーがいる場合や、法人用の簡単動画制作ツールを導入している場合だと、コストを抑えて制作できる可能性が高いです。

② 修正が容易にできない

動画マニュアルにおいて「マニュアルの内容に変更があった」もしくは「マニュアルの文章に誤字・脱字があった」場合、動画マニュアルの修正・変更の作業は煩雑であるため、その都度費用がかかってくるでしょう。 紙のマニュアルの場合、手元ですぐに修正できます。

マニュアルを見る側のデメリット

① 動画を見る再生環境が必要

紙のマニュアルの場合、受け手の環境に関係なく、情報伝達が可能です。 一方、動画マニュアルの場合、動画を見るためのデバイスやネット環境が必要となります。 10代や20代の若い年代はストレスなく動画マニュアルを視聴できるかもしれませんが、60代以降の年配の方が見るマニュアルの場合、紙で渡したほうが親切なケースもあります。

そのマニュアルを受け取る年代や属性に合わせて、マニュアルの形式を選択しましょう。

複雑すぎる内容の理解には向かない

業務や製品使い方の細かな手順を動画化すると、伝えたい情報が多くなるため、動画は必然的に長くなります。動画が長くなるほど、マニュアルを見る側は段々と集中力が低下して動画を見なくなるでしょう。

「細かいルールを覚えてもらいたい」「難しい技術の説明を入れたい」といった場合には、紙のマニュアルの方が向いているかもしれません。

動画マニュアルを制作するコツ

動画マニュアルを制作するコツ

① 目的・ターゲットを明確にする

目的やターゲット次第では、動画マニュアルが適していないケースもあるため、明確に設定しましょう。

例えば、比較的年齢の高い方が使うような商品の場合、商品の使い方動画マニュアルを発信しても、再生されない可能性があります。

目的・ターゲットを決める際、自分がイメージする動画をYouTubeなどで探すのがおすすめです。「その動画はどんな目的で作られているマニュアル動画なのか」「どのようなターゲットに向けていて、どんな工夫が施されているのか」 といった観点でその動画を分析することで、自社の作りたい動画マニュアルが具体化されていくでしょう。

② アニメーションを用いて強調する

動画は文字と画像だけのマニュアルと異なり、見ている側の目線を誘導しやすいです。 動画のどの部分に注目してほしいのか、アニメーションをつけることでユーザーに知らせることができます。

③ 1本の動画マニュアルで1つのテーマを扱う

全ての手順を1本の動画マニュアルに詰め込もうとすると、動画が長くなる可能性があります。 1本の動画マニュアルにつき、1つのテーマに絞り、長くとも10分前後の動画を制作しましょう。

動画が長すぎると、視聴者が「どこからが自分の見たい部分なのだろうか」と分からなくなるうえに、途中で飽きるリスクもあります。

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まとめ

動画マニュアルの種類や、制作する側・見る側に分けたメリット / デメリットについて解説しました。

全てのマニュアルを動画化するのではなく、「本当に動画にする必要があるのか」「マニュアルを読むのは誰なのか」を考えて、適切なマニュアルの形式を選ぶことが大切です。

マニュアルを動画にする際、制作本数が多い場合は、動画作り放題の法人用動画制作ツールがおすすめです。 LetroStudioは、パワーポイントを触ったことのある方であれば動画を簡単に作成できます。

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