クラシエフーズ株式会社
2018.6.26
「甘栗むいちゃいました」「フリスク」などのロングセラーブランドから「ねるねるねるね」、「ヨーロピアンシュガーコーン」などバラエティ豊かな食品のブランドを展開するクラシエフーズは、2018年5月に、Twitterアカウント「クラシエフーズ公式」(@Kracie_foods)を開設し、それと同時に、Twitter自動返信ツール「echoes(エコーズ)」を活用したプロモーションキャンペーンを開催しました。
同キャンペーンは、開始後たった1ヵ月で累計25万人もの参加者を集め、商品に対して興味・愛着を持つターゲット層とTwitter上で継続的な「つながり」を持つことに成功しました。
一体どのようなプロモーションだったのでしょうか?成功のポイントは?
今回は、本施策の中身を詳しくご紹介します。
クラシエフーズは、同社の展開する多様なブランドを横断的に網羅して生活者とのコミュニケーションを展開するため、社名を冠した公式Twitterアカウント「クラシエフーズ公式」を2018年5月に開設しました。
以前より、キャンペーン告知専用のTwitterアカウントを運用していたこともあり、Twitter上のキャンペーンが商品の認知拡大や信頼獲得に効果的だということ、また、同社の多彩な商品がTwitter上で多くのユーザーに支持されていることは認識していました。
しかしながら、すでに多くの企業がTwitterをプロモーションに活用している状況のなか、主婦層をはじめとする「ターゲットユーザー」に向けて、いかに効率的に情報を届けられるのかフォロワーとなっていただき長期的なコミュニケーションに繋げるために、いかにして「楽しめるコンテンツ」を継続的に作成・発信できるかという点に課題を持っていました。
そこで同社は、以下の3点をポイントとして、プロモーションを企画しました。
上記のポイントを実現するため、同社は、Twitter自動返信ツール「echoes」を活用し、同社の公式アカウントをフォロー&リツイートで参加すると「甘栗むいちゃいました」など同社の人気商品が当たる「クラシエおやつが当たル~レットキャンペーン」を1か月間にわたり実施しました。
キャンペーンの対象ツイートをユーザーがリツイートすると、リプライ(返信)で
ルーレット動画が届き当選・落選が分かる「echoes RT」を採用。
応募から抽選まですべてがTwitter上で完結する利便性、その場ですぐに結果がわかる即時性、結果によって動画の内容が変わるというエンタメ性など、フォロワーが楽しみながら手軽に参加できるさまざまな工夫を施しました。
echoes RTを活用したTwitterキャンペーンを実施したことで主婦層を中心に情報が拡散され、約1か月間で約25万人ものキャンペーン参加者を集めることに成功しました。
キャンペーンの終了後も、フォロー解除が発生することはなくフォロワーは純増。同社の商品に対して興味・愛着を持つターゲット層とTwitter上で継続的な「つながり」を持つことができました。
また、参加者が「子供が大好きです」「うちでも作ってみました!」といったコメントとともにリツイートされることも多く、キャンペーンを通じた商品体験の呼び覚ましや、 新たな商品体験にも繋がりました。
クラシエフーズ株式会社マーケティング室マーケティンググループ長 津田未典 氏
クラシエフーズでは、もともと「イガイガイのうた」というキャンペーン告知専用のTwitterアカウントを運用していたため、Twitter上のキャンペーンが商品の認知拡大や信頼獲得に効果的だという実感は持っていました。
ただ、Twitter上でどれだけキャンペーン情報が拡散されても、ユーザーの方が参加するためには基本的に外部サイトへ遷移する必要があるため、参加者の皆様にストレスを与えてしまっているという課題感もありました。
今回、Twitter上で実施した「クラシエおやつが当たル~レットキャンペーン」では、こういったユーザーの方の負担を大幅に軽減し、"いつでもどこでも手軽に楽しめる"コンテンツを提供することができたと感じています。
弊社としても、従来のキャンペーン企画で必要とされる特設ページの制作やシステムの構築、抽選作業や当選通知といった様々な負担を大幅に削減できたので、そのぶんの時間をフォロワーの皆様からのコメントへ個別にリプライ(返信)を送るといった活動に充てることができ、本来の目的だった"ユーザーの皆様との長期的なコミュニケーション"にプロモーション資源を集中させることができました。
また今回のキャンペーンは抽選形式だったため「はずれ」になってしまう方も多くいらっしゃいました。
そのため、抽選に外れた方でもキャンペーンを少しでも楽しめるように、動画のルーレットに当社が展開する各ブランドの商品画像をデザインしました。
その結果、「これもクラシエの商品だったの!?」といった反応をいただくなど、キャンペーンの結果にかぎらずフォロワーの皆様に楽しんでいただくことができ、また同時にブランドの認知拡大にも繋げることができました。
今後もお客様とのコミュニケーションを第一に考えながら、Twitterの活用に取り組んでいきたいと思います。
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