2021.6.4
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YouTube広告はGoogle広告の管理画面から設定するため、Google広告のデータを使ったターゲティングが可能です。
YouTube広告のターゲティング方法は、大きく2種類に分かれます。
オーディエンスターゲティング : 人を軸に絞り込むターゲティング
コンテンツターゲティング : 広告を配信する場所を軸に絞り込むターゲティング
それぞれに細かい設定項目があり、目的に合わせて適切なターゲティングをすることで、広告効果の改善が期待できます。
「YouTube広告の成果が最近落ち込んでいる」「YouTube広告の効率を改善したい」という方に向けて、今回は、YouTube広告のターゲティングを徹底解説します。
オーディエンスターゲティングは、人を軸にしたターゲティング手法で、ユーザーの年齢や性別、興味関心などから絞り込みます。 オーディエンスターゲティングの項目は以下7つです。
ユーザー属性グループでは、年齢・性別・子供の有無・世帯収入からターゲットを絞ります。
詳しいユーザー属性では、子供の年齢や住宅の所有状況、就業状況などさらに細かく設定できます。
アフィニティカテゴリでは、ユーザーの興味や関心、習慣をGoogle広告があらかじめ用意した123の小項目から絞ります。
などが挙げられます。
例えば、「スポーツ、フィットネス」の場合、「スポーツファン」と「健康、フィットネスマニア」に分かれ、さらにサッカーなど各スポーツへと枝分かれしていきます。
購買意欲の高いオーディエンスでは、アフィニティカテゴリと同じく、382の小項目から絞ります。
異なる点は興味関心ではなく、購買検討中のユーザー層であることです。
自社商品の購入ページや、レビューサイトを閲覧しているユーザーなどに広くリーチできます。
項目として
などが挙げられます。
ライフイベントは、人生の節目のイベントを迎えたユーザーにアプローチするターゲティングです。
など、購入行動やブランドの好みが変わる大きなイベントに合わせて、広告を配信します。 例えば、転職直後のユーザーに再び転職の広告を表示させても大きな効果を得られにくいでしょう。
カスタムインテントオーディエンスでは、広告主がキーワードを指定し、そのキーワードを直近検索したユーザーをリスト化し、動画広告を配信します。
キーワードを商品名だけでなく、商品のジャンルなど広めに設定することで、様々な目的に合わせて使い分けられます。
リマーケティングでは次の操作を行ったユーザーを「リマーケティングオーディエンスリスト」としてグループ化し、見込み顧客への広告配信ができます。
一度何らかのアクションをしているユーザーへのアプローチであるため、購入につながる可能性も高いです。
コンテンツターゲティングは、広告を配信する場所でターゲティングする手法です。 指定したキーワード・カテゴリに関連する動画やチャンネルに動画広告を表示させることができます。
プレースメントでは、広告を配信したい動画やYouTubeチャンネル、ウェブサイトを指定して広告を配信します。例えば、ターゲット層が見ているであろうジャンルの動画を指定して、自社の動画広告を配信できます。
指定できる配信先は以下です。
オーディエンスターゲティングでは18歳以下をターゲティングできませんが、小中学生が主な視聴者層のYouTubeチャンネルを選ぶことで、間接的に18歳以下の若い層にアプローチできます。
トピックでは、広告を表示するページのトピック (動画や記事などのカテゴリ)を選んで、広告を配信します。 トピックとして、「アート、エンターテインメント」や「ショッピング」「スポーツ」などが挙げられます。
キーワードでは、広告主がキーワードを指定し、そのキーワードに関連するYouTube動画やチャンネル、サイトに広告を配信します。
デバイスでは、パソコン、スマートフォン、モバイルデバイス、テレビ画面などの各デバイスを使用するユーザーを指定して、広告配信します。
YouTube広告のターゲティング項目についてご説明しましたが、実際設定するとなると、どうやって選べばよいのでしょうか。 企業によって商品や予算も異なるため一概には言えませんが、YouTube広告のターゲティングする際のポイントを3つご紹介します。
YouTube広告を始めるにあたって、どういった目的で広告配信をするのか整理しましょう。 目的は主に次の3段階に分けられます。
商品やブランドの「認知」を目的とした場合、できるだけ多くのユーザーに知ってもらうこと・好きになってもらうことが重要になります。
ターゲットを絞りすぎないために、「年齢や性別」、「アフィニティカテゴリ」を使ってターゲティングしましょう。
「検討」を目的とした場合、動画広告を見たユーザーが実際に商品を検索しにいったり、サイトに訪れたりと、小さな行動をユーザーにしてもらうことが重要です。
「カスタムインテントオーディエンス」 を使って、特定のキーワードを検索しているユーザーや特定のサイトに訪れたユーザーに動画広告を配信しましょう。
「行動」を目的とした場合、動画広告を見たユーザーに商品を購入してもらうこと、来店してもらうことが重要です。
「購買意欲の高いオーディエンス」や「動画リマーケティング」を選ぶことで、商品の価格を調べていたり、何度もサイトに訪れたりと購入可能性の高いユーザーに動画広告を配信できます。
フリークエンシーキャップとは、ユーザー1人に対して同じ広告を何回配信するか設定する項目です。
同じ動画広告が何回も表示されると、ユーザーにネガティブな印象を与えてしまいます。 動画自体も飽きられやすくなるため、フリークエンシーキャップは1~3回に設定し、動画も定期的にアップデートしましょう。
動画広告の運用では、「鮮度」が重要と言われています。
同じ広告を同じユーザー層に見せ続けると、広告の成果が下がりやすくなるからです。
「この動画広告見たことがない」と新鮮な印象で広告を見てもらうために、ターゲットとなるユーザー層が短期間で入れ替わるターゲティングが有効です。
カスタムインテントオーディエンスは、指定したキーワードを直近で検索したユーザーがターゲットとなり、短期間でユーザー層が更新されるため、動画を高頻度で更新せずとも、新鮮な広告を届けられます。
キーワードによっては、様々な目的に合わせて使い分けられるため、まずはカスタムインテントオーディエンスを使ってみるのもおすすめです。
出典:鈴木雄翔 , 高橋俊輔 『動画広告打ち手大全』株式会社インプレス
YouTube広告のターゲティングについて各項目やターゲティングのポイントをご紹介しました。
YouTube広告を初めて運用される方は、まずはターゲットを絞らず、年齢やアフィニティカテゴリを活用して広めに配信するのがおすすめです。
そうして得られたユーザーデータを基に、リターゲティングをしたり、動画の内容をアップデートしたりと改善を回していきましょう。
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記事公開日:2021.06.04
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