TikTok広告の特徴とは?種類やメリットを事例と共に解説!

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全世界でダウンロード数20億を突破したTikTok。日本の月間アクティブ数は2018年時点で950万人、10~20代の若年層がを中心に利用されるSNSです。

一般ユーザーのみならず、公式アカウントを持つ企業も多くあり、企業によってはTikTok専任の担当を置くケースもあるようです。

若年層が集まるソーシャルメディアであり、広告媒体としても注目を集めるTikTokですが、今回はTikTok広告の種類について特徴やメリットをご紹介します。

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TikTokとは?

TikTokは中国のByteDance社が開発運営しており、誰でも簡単に、BGM付きの全画面動画を投稿できるSNSです。TikTokの特徴は、自分で動画を探さなくても、AIが興味関心を分析し、ユーザーに合った動画をおすすめしてくれる機能です。

好みのジャンルと異なる動画も流れてくるので、ユーザーを飽きさせない仕組みになっています。 ユーザーの一日あたりの滞在時間も40分と、非常に多くの時間をTiktokに費やしているということも特徴の1つです。

TikTok 公式アカウント 投稿
TikTok公式アカウント 実際の投稿

TikTok広告で実現できる3つのこと

Tikitokでは広告を通して以下3つを実現できると提示しています。

  • 1. 商品やブランドの認知を獲得する
    2. UGCによる情報拡散を狙う
    3. 疑似体験によるブランドのベネフィットを実感してもらう

広告主が持つこれらの目的に対し、Tikitokでは大きく分けて3つの広告ソリューションがあり、計6種類の広告メニューが用意されています。

1. 商品やブランドの認知を獲得する
 ⇒リーチプロダクト(TopView、起動画面広告、Brand Premium、One Day Max)
2. UGCによる情報拡散を狙う
 ⇒ハッシュタグチャレンジ
3. 疑似体験によるブランドのベネフィットを実感してもらう
 ⇒ブランドエフェクト

目的に沿ってこれら6つの広告メニューを活用していくことで、より広告効果を高めることができます。

① リーチプロダクト

起動画面広告

TikTokを起動したとき、最初に必ず全ユーザーの目に入ってくる広告です。音声は再生されませんが、 3秒の写真、もしくは動画が3~5秒必ず表示されるので、訴求力と拡散力に優れています。 一日一枠しかないのが特徴で、広告枠の確保は難しいですが、CPMが安く、CTRが高いのが特徴です。

Top View広告

起動画面広告と同じく、アプリ起動時に最初のインフィード動画として配信され、一日一枠限定の広告です。また、通常のフィードに溶け込むクリエイティブなので、広告への抵抗感を減らすことができ、高いCTRも期待できます。

【事例】ブルボン「アルフォート」のTop View広告事例

Top View事例

TVCMの横型の動画クリエイティブをスマートフォンの全画面サイズである縦型に変えることで、TikTokに合った広告にし、より高い広告成果となりました。
※参照:広告出稿のリピート率58%!満足度の高いパフォーマンスを誇る「TopView」広告

Brand Premium

通常のユーザーの投稿と同じ形式でおすすめフィードに表示される広告で、最大60秒の動画を設定することが可能です。 「いいね」や「コメント」だけでなく、「シェア」という機能もついているので、Tiktok内だけにとどまらず、他SNSへの拡散も見込めます。 一方で、通常の投稿と同じく、ユーザーの興味を引くクリエイティブでなければ、すぐに次の投稿に遷移してしまう可能性が高く、「今の流行りはどのような投稿か」「自然な投稿に見せるにはどうすれば良いか」等といったクリエイティブの検証がかなり必要になってきます。

One Day Max

指定の1日に限り、ユーザーがその日初めて接触するインフィード広告です。通常と同じ投稿の形式のため、自然な形でコミュニケーションを取ることができ、視聴とクリックの質が非常に高くなります。最大60秒のフルスクリーン動画をおすすめフィードの4番目の投稿に表示させます。

【事例】「ドミノ・ピザ」のフィード広告事例

フィード広告事例

「ニューヨーカー 1キロ ウルトラチーズ」という商品の認知・理解を促進する目的で実施されたプロモーションです。ユーザーに親近感をもってもらいやすいTikTokクリエイターを起用し、できるだけ自然なクリエイティブにしています。ユーザーが普段と同じような感覚で視聴できるので、「いいね」や「コメント」にもつながりやすいです。
※参照:つい最後まで見てしまう「ヤバタンピザ」動画の裏側!

② ハッシュタグチャレンジ

「ハッシュタグ (#)」を利用した広告で、特定のハッシュタグを設定し、それにちなんだ投稿をユーザーに促すというものです。 ユーザーが自ら「面白い!」と思った動画を投稿するので、広告特有の嫌悪感を抱かせずにブランドの認知を広げることができます。 また、ハッシュタグチャレンジのリーチ力はマスメディア並みと言われており、ある企業のハッシュタグチャレンジでは、5200万人のユーザーが動画再生をしたという事例もあります。

【事例】薬用石けんミューズによる「#手洗いチャレンジ」実施

hashtag事例

レキットベンキーザー・ジャパン株式会社が実施した「正しい手洗い方法」をテーマに実施したハッシュタグチャレンジです。 この取組みにより、正しい手洗いの方法や衛生管理について情報を広めることに成功しています。 多くのTiktokユーザーがこのハッシュタグチャレンジに参加し盛り上がりを見せました。
※参照:広告出稿のリピート率58%!満足度の高いパフォーマンスを誇る「TopView」広告

③ ブランドエフェクト

企業オリジナルのエフェクト、スタンプ、フィルターといったクリエイティブを作成・提供することにより、そのクリエイティブを使った投稿を促す広告です。投稿者はエフェクトを通して、ブランドの世界観を体感することができます。また、ブランドの認知や購買意欲を高める効果も期待できます。

【事例】実際のゲームプレイを体感できるブランドエフェクトを活用したインフィード広告

インフィード事例

実際のポケモンのゲームプレイを体感できる”ブランドエフェクト”をインフィード広告に活用し、ゲームの世界観の認知につながりました。 開始から1週間で13万人にブランドエフェクトを体験してもらうことに成功しています。ブランドエフェクトの利用促進だけでなく、アプリダウンロードボタンを設置することで、 ダウンロードページへと遷移させるようにも工夫がされています。
※参照:【プロモーション事例】「ポケモン」の新作ゲームが体験できるブランドエフェクト、試したユーザーは約14万人!

TikTokに広告を出すメリットとは?

① ターゲティング精度が高い

TikTokは膨大なデータを有しており、それらを活用して精度の高いターゲティングをすることが可能です。

  • ・基本情報 (性別や年齢、地域、言語)
  • ・通信環境 (ios/Android、Wifi等の通信環境)
  • ・興味関心 (ペットやゲーム、旅行等の15種類の興味関心ラベル)
  • ・カスタマイズ (自社の顧客データと照らし合わせたターゲティング)

上記の項目をもとに、アルゴリズムによりターゲットとなるユーザー層にピンポイントで広告を配信することができます。

② 訴求力が高い

TikTokの広告は、動画クリエイティブなのでユーザーの視覚と聴覚に訴えかけることができ、記憶に残りやすいという特性があります。また、動画で伝えられる情報量は文字の5000倍とも言われており、より多くの情報をユーザーに伝えることも可能です。

③ 10~20代の若年層にアプローチできる

TikTokの年齢層で一番多いのは18~24歳と言われており、全体の42%を占めます。 また、10代の利用者数のうち70%が一日に6回TikTokを開くというデータも出ていることから、若年層をターゲットにした商品・サービスを扱っている場合、効率よくターゲット層にアプローチできるということになります。

まとめ

TikTokの広告の特徴や種類、メリットについてご紹介してきました。Tiktokは、各SNSの中でも特に「TikTokにあった広告クリエイティブ」を制作することが、広告成果を伸ばす上で最も重要です。

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