Instagram運用から店頭サイネージまで。インテリアのSAKODAに聞く「マーケティング施策の成果向上につながる運用型動画制作」とは?

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2023年に創業78年目を迎えた株式会社迫田は、九州エリアを代表する家具・インテリア用品の販売店です。家具やインテリア、雑貨を扱う「SAKODAホームファニシングス」、アウトレット家具類を扱う「ファニチャーアウトレット・エックス」の2業態を展開しており、九州に8店舗を構えています。近年は通販事業にも注力しています。

同社は、2021年6月にLetroStudioを導入以降、SNSアカウントの投稿や店内販促に動画を継続的に活用することで、マーケティング成果の向上につなげています。

今回は、ホームファニシングス事業部にて、デジタル広告からSNS運用、店内販促までを一貫して担当されている永尾武士氏に、同社がさまざまなマーケティング施策に動画を積極的に活用する理由や得られた成果を聞きました。

販促効果をより高める「動画」に注目。バランスの良いツールを探していた

ーマーケティング施策に動画を活用し始めた背景を教えていただけますか?

永尾氏:お客様に店舗やECに訪れていただくきっかけ作りをするために、以前から動画を活用したいと思っていました。

私はSNSアカウントの運用や店内販促をメインの業務としています。その中でも、例えばInstagramのタイムライン上に静止画を載せるだけよりも動画の方がより目に留めていただきやすいですし、店内でもポスターを貼っておくだけよりも動きがあるデジタルサイネージの方が足を止めていただきやすいのではと感じていました。

永尾氏
ホームファニシングス事業部 広告販促 課長代理 永尾武士氏

ー動画活用をスタートするにあたり、LetroStudioの導入を決めた理由は何ですか?

永尾氏:動画を活用するにあたり、できれば内製でサクッと作れるようにしたいと考えました。外部の動画制作会社に依頼する手段も検討したのですが、やはり外部に依頼するとなると時間もかかりますし、万が一コミュニケーションに齟齬があればその分だけさらに時間が無駄になってしまいます。自分たちが作りたいものを、手元でサクッと作れる方がよほど効率的だと思います。

ただ、これまで自分たちで動画を作った経験もなかったですし、そのようなスキルがある人材もいませんでした。無料の動画制作アプリを試してみたこともあるのですが、表現できる幅が少なく、自分たちが作りたいクオリティに仕上げることはできませんでした。

専門的な動画制作ソフトと、無料のアプリのちょうど中間くらいに位置するツールがないかと探していた時に、LetroStudioに出会ったのです。

ー実際にLetroStudioを利用してみて、使い勝手はいかがですか?

永尾氏:とても使いやすいです。動画制作の初心者でも直感的に操作することができます。
また、「こういう機能があるといいな」と思っているものがスピーディーにどんどん実装されていくので、機能面でのストレスを感じることもありません。動画の仕上がりのクオリティもちょうどよく、非常にバランスの良いツールだと感じています。

また、LetroStudioのサポート体制にも非常に満足しています。動画制作と直接関係しないマーケティングに関するご相談にも乗っていただいており、動画制作サービス以上のことをご提供いただいていると思います。

Instagramから店頭販促まで。全社で「動画」を積極活用

ー現在、LetroStudioを活用してどのような動画を制作しているかをご紹介いただけますか?

永尾氏:私たちが注力している施策の一つに公式Instagramアカウントの運用があります。
週に3回ほど投稿を継続して行っており、投稿用のクリエイティブ制作にLetroStudioを活用しています。

中でも最近特に注力しているのがInstagramリールの投稿です。2023年4月末頃からリール投稿に力を入れることで、それまで6,000~7,000名くらいだったフォロワー数を、10,000名を超える規模にまで伸ばすことができました(2023年9月時点)。

自分たちで店内等で撮影した素材やメーカー様からご提供いただいた素材をLetroStudioに取り込み、テキストやスタンプを組み合わせることで、リール用のクリエイティブを簡単に作ることができています。

ーInstagramリール用の動画制作のコツを教えてください。

永尾氏:サムネイルのトンマナを揃える、動画内に沿えるテキストが十分に読める動画の尺を取る、テンポ良く見ていただけるスピードを意識するなどに気を付けています。紹介する商品や内容によって適した見せ方は異なると思いますので、あまり型を決めすぎずに自由度を持たせて制作しています。

ーその他に制作している動画はありますか?

永尾氏:Instagramリール用に作った縦型動画に、LetroStudioの機能「AI音声機能」を活用してナレーション音声を搭載し、YouTubeショート用の動画としても利用しています。

商品を紹介するにあたって文字だけでは伝わらない詳しい情報を効率的かつ効果的に伝えられるようになりました。限られたリソースで動画を制作しているので、このように一つの動画に少しの工夫を加えることで、複数のチャネルで横展開できるのはとても効率が良く有難いです。


音声をONにして再生すると「AI音声」をお聞きいただけます

ーオフラインでの動画活用事例もご紹介ください。

永尾氏:LetroStudioを使って、店頭に掲示しているデジタルサイネージ用の動画も制作しています。

弊社はほぼ毎月何らかの店内販促企画を行っており、それに伴ってさまざまな販促物が必要になります。今までは、チラシやポスターなどの紙を使って店内販促を行っていましたが、LetroStudio導入後は、動画も活用できるようになりました。販促物に動きを付けることで、より足を止めてご覧いただけるようになったと感じています。

迫田 店頭サイネージ画像
店内に掲示しているデジタルサイネージ


実際にデジタルサイネージで配信した動画の一例(LetroStudioで制作)

動画の「運用型制作」を通じて、より高い成果につなげる

永尾氏:動画による販促効果が高いため、従来から実施してきた大きめのサイネージだけでなく、今後は商品のPOP代わりに置く小さな動画モニターも、各店舗で一括して導入予定なんです。LetroStudioがなければこうした新しい取り組みにチャレンジしようという話も生まれなかったと思います。

今は、社内全体で「動画は販促に有効である」という共通認識を持てている状態です。各店舗から「こういう動画が欲しい」とリクエストが来る状態になっています。今後は、SNSアカウントや店内活用だけでなく、通販事業(EC)における活用などにも広げていけたらと考えています。

また、弊社はTVCM・Instagram・デジタルチラシ・YouTube・Twitterなどさまざまなマーケティングチャネルで販促活動を行っていますが、LetroStudioを使って動画を内製化することで、例えばTVCMで配信するキャンペーンを素早くSNSや店頭にも展開するなど、各チャネルのタイミングを合わせた連携がしやすくなっています。今後も動画を多チャネルに横展開し、販促成果の改善に努めていきたいですね。