動画広告、2年で700%増!毎月2500本超の動画PDCAを回す制作体制の裏側

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株式会社ピアラ-ogp

ヘルスケア&ビューティおよび食品業界を中心に、EC系クライアントのコンサルティング・デジタル広告制作・運用を手掛けている株式会社ピアラ。

Facebook、Instagram、LINE、Yahoo!、Google、TikTokなど、あらゆるチャネルで動画クリエイティブを積極的に活用しており、動画による出稿量は2年で700%増、月間制作実績は2500本超に及びます。

驚くべき量の動画PDCAを圧倒的なスピード感で回すことで、数多くのEC企業を支えている同社の制作体制は、どのように実現されているのでしょうか?

今回は、同社執行役員およびトレーディング本部長としてWeb広告領域を統括する小野 真 氏と、クリエイティブ関連のディレクターを務めるご担当者様にお話を伺いました。

動画広告制作のハードルを下げることで、制作人数の倍増に成功

ー御社ではもともと動画広告のクリエイティブ制作・配信を手掛けられていたとのことですが、さらに体制を強化された背景からお聞きできますか。

小野氏:以前は静止画バナー広告への対応が多かったのですが、YouTube、TikTok、Facebook、Instagramなど各媒体で、より動画広告が求められる時代になり、おのずと動画広告への注力度合いが上がってきました。

小野氏
株式会社ピアラ 執行役員 トレーディング本部長 小野 真 氏

ーLetroStudioを導入いただいていますが、それ以前はどのようにクリエイティブ制作を行われていましたか?また、その中で感じていた課題をお聞かせください。

小野氏:Adobe After Effects、Adobe Premiere Proを中心に制作していました。デザインを専門として入社しているわけではないメンバーが、まずAdobeのソフトウェアの操作を覚えるところからスタートしなくてはならないので、習得に時間がかかり、ひいては高い人件費がかかっていました。

カジュアル動画制作には、テンプレートをもとに動画制作できる別のツールを使ったこともありましたが、編集の自由度が低く、顧客要望の反映や検証パターンの制作がしづらかったため、正直有効活用できておらず、結局Adobeを使っている状態でした。

クリエイティブディレクター:私も入社して一からAdobeの使い方を覚えました。最初のうちは、1本制作するのに2時間は必要でした。当時に比べたら早く作れるようにはなりましたが、それでもやはり1本あたり1時間ほどはかかっていると思います。もっと制作時間を短縮し、PDCAのスピード感を上げたいと考えていました。

クリエイティブディレクター
株式会社ピアラ トレーディング本部 クリエイティブディレクター

ー実際にLetroStudioを使ってみていかがですか?

クリエイティブディレクター:LetroStudioを使うことで、制作時間がかなり短縮されました。1本1時間は必要だったのが、LetroStudioにより1本15〜20分と4分の1に削減されています。

特に、テンプレートを活用できる点が、すごく新しいなと思います。以前は、まず参考にするバナー等の情報を集めるところから時間を掛けてやっていましたが、LetroStudioなら制作のヒントをもらえるところがとても良いですね。

そして、広告運用を行うメンバーが実際に簡単な動画を自分で手を動かして作ってみたときも、LetroStudioは操作が簡単なので、ハードルが下がりました。

小野氏:テンプレートの活用だけでなく、月1回の定例会で「こういうクリエイティブが当たる」といった情報共有が受けられますよね。その情報をもとに制作メンバーが効率的に作業を進めていくことができます。

3年前と比較すると、クリエイティブの制作メンバーはアルバイトも入れて倍以上に増えました。この体制を築くことができたのは、LetroStudioがあったからです。

複数ツールを使い分けることが、クリエイティブ攻略のカギ

ー現在はAdobeもLetroStudioも動画広告クリエイティブ制作に併用されているとのことですが、どういった判断軸でツールの使い分けをされていますか?

クリエイティブディレクター:作りたい動画のイメージに合わせて、複数のツールを使い分けています。Adobeを使うのはシーン展開が多いもの、長尺のもの、カラーレギュレーションが厳しいクライアントさん向けなどです。静止画ベースで、少しスライドや点滅を加えるだけならCanvaも使っています。

LetroStudioはテンプレートを参考にしつつ、一部テキストを動かしたりとか、動画素材をプラスするとか、何か一歩踏み込んで動きを出したいカジュアル動画を作る時に使っています。最近はそのようなカジュアルな動画が当たる傾向にあると思います。

また、広告用のクリエイティブだけでなく、遷移先の記事のパーツもLetroStudioで作っています。例えば、CTAボタンのデザインなどです。

最近ではいろいろな記事で「画像」ではなくて、GIFアニメなどでちょっとした動きをつける事例が増えています。そこを意識して、パーツにあしらいをつけるところにも活用しています。

インタビュー風景

小野氏:AdobeやCanvaにもそれぞれの良さがあります。複数ツールを上手く使い分けることが重要だと考えます。

LetroStudioには時代のトレンドに合ったテンプレートがあるのがありがたいです。Facebook、Instagram、LINE、TikTok、YDNと一通りの媒体に対応できます。
LetroStudioを導入することで、対応できるクリエイティブの幅を広げることができました。

月間平均動画広告出稿数が2年で700%増加、2,500本超に

ーLetroStudio導入により得られた成果を教えてください。

小野氏:2年前は、毎月の広告用クリエイティブ制作のうち動画比率は5%未満でしたが、現在では26%以上と比率が急激に上がり、直近の動画広告出稿本数は月間平均2,500本超に及んでいます。

Web広告の良いところは、すぐ検証ができる点です。コスメ・健康系のWebの広告は、PDCAのスピードが非常に早く、毎日…何なら、毎時間差し替えるくらいの勢いでやっています。

やはり、「量」を担保しなくては「質」を維持することもできませんから、「長考し、時間を掛けて作った1本」よりも、LetroStudioのようなツールを活用して「まずは作って投下してみよう!」という取り組み方が適していると考えています。

また、これだけの本数を回しているので、1本あたりの制作時間を「1時間→20分」に短縮できることは非常にインパクトが大きいです。人件費や、機会損失防止という側面を考えると、時間短縮というのはすごく大事なところだと思っています。

クリエイティブディレクター:「当たりクリエイティブ」が出た後の、展開スピードが非常に上がりました。Adobeの場合だと、データを共有して、再度一から似た感じで作り直す時間がかかってしまいます。しかしLetroStudioではテンプレートがあるので、素早くできます。

インタビュー風景

ー最後に、LetroStudio導入を検討されている企業様へのアドバイスをお願いします。

小野氏:LetroStudioは単なる動画制作ツールではなく、マーケティング支援を受けられる点が良いと思っています。

LetroStudio導入後は、月に1回の定例会があって、「他社ではこういうクリエイティブが当たっている」「新しいテンプレートが追加されました」など、専任担当から定常的にサポートを受けられるからこそ、このツールを活かせるんです。

「これから動画施策に取り組もう!」という時に、ツールだけ導入しても、その後どうやって使えば良いか分からなかったりします。

ノウハウや知見が豊富な企業であれば、ツールのみの導入でも良いのかもしれませんが、「これから注力していきたい」という会社さんだったら、やはりLetroStudioのマーケティングサポートを受けられることが非常に良いと思います。

クリエイティブディレクター:「動画制作って難しそう…」と、ハードルが高く感じられる部分も、LetroStudioがあれば、第一歩がすごく踏み出しやすいと思います。

今後、ますます動画クリエイティブ需要が高まると思いますが、その波に早く乗っていくことができます。導入してよかったなと思います。

インタビュー風景