株式会社キングジム
「キングファイル」「テプラ」をはじめとした文具・事務用品を製造販売する株式会社キングジム。動画制作のインハウス化に踏み切った理由や、LetroStudio導入エピソードについてお話しを伺いました。
-藤間様と柴田様の部署の役割を教えてください。
藤間氏:私達の所属する海外事業推進部では、キングジムブランドの商品を海外に販売していくことをミッションとしています。私は海外事業全般を見ており、どの地区に、どんなものを、どのように販売していくかをプランニングし、実践していくのが主な仕事内容です。
-動画施策をはじめたきっかけを教えてください!
藤間氏:営業販促の手段として、動画活用が良いのではないかと考えたのがきっかけです。
というのも、国内の部署と海外事業推進部では、営業スタッフの人数に大きな差があります。海外営業スタッフが多くない中で「どうやって幅広く営業活動をしていくのか」という課題がある中で、商品の良さを伝える手段として、動画が良いのではないかと考えはじめました。
特に、弊社が販売している文具は、十分な説明をしないと商品の良さが伝わりにくいと思っています。
例えば、「コンパック」という商品はクリアーファイルなのですが、A4用紙を折り目を付けずに、かつ半分のサイズで鞄に収納できるような商品です。小さいサイズの鞄でも、持ち運びやすいのが特徴です。このような商品の良さや特徴は、写真と説明文だけでは伝わらないこともあると思っています。
海外事業本部 海外事業推進部 事業推進課 部長・藤間正之氏
-目の前で商品を触ってみると、こんな便利な機能が詰まっている商品と分かりますが、ぱっと写真で見ただけでは、この良さが伝わらないのはもったいないですね・・・
柴田氏:そうですね。それと2020年7月に海外向けのFacebookアカウントを開設したのも動画施策をはじめるきっかけの1つになりました。海外向けFacebookアカウントを開設した当初は、「商品画像」と「説明文」で投稿していました。しかし、写真と文章だけでは商品の世界観や良さをを伝えるのに限界を感じはじめ、本格的に動画施策に取り組み始めました。
-LetroStudioご導入の前は、どのようにして動画を制作されていたのですか?
柴田氏:スマホのアプリや、動画編集のフリーソフトを使っていました。30秒の動画を作るのに丸一日かかることもありました。
-1日かかっていたのですね!動画制作会社さんに外注はされなかったのでしょうか?
藤間氏:今までは、動画が必要となると制作会社さんに依頼する以外は考えていませんでした。ただ、制作会社さんに依頼する場合、商品に変更があったり、販売がなくなった時などは、再度編集をお願いしなければいけません。その点は、少し大変さを感じていたところではあります。
柴田氏:制作会社さんに依頼する際は「こういう風に作ってほしい」という意図を伝えますが、それが上手く伝わらないときもあります。そこにもどかしさを感じることもありました。
藤間氏:そのような時にLetroStudioの紹介を受け、静止画を組み合わせることで質の高い動画を作れることを知りました。しかも定額料金なので、使えば使うほどお得になると判断しました。また、自社内で編集が完結できると、1度作った動画でも簡単に編集できるので、「ここをカットしたい」という時なども助かっています。
柴田氏:1本だけ突発的に動画が必要であれば、制作を外注するのも良いのですが、定期的にFacebookも更新していくと考えると、制作会社さんに外注することはコストパフォーマンスの観点からも難しいと思っています。
また、LetroStudioを使って動画を制作すると、最初の構想から完成まで、自分ひとりで完結するので、私が持っている動画の完成イメージをより実現できるようになりました。
海外事業本部 海外事業推進部 事業推進課 柴田捺美氏
-実際にLetroStudioを使ってみていかがでしょうか?
柴田氏:LetroStudio後は、30秒ほどの動画が2時間ほどで作れるようになりました。
LetroStudio導入前は8時間ほどかかっていたので、制作時間はかなり短縮できたと思っています。
フリーアプリを使っていた頃は、まとまった時間が取れないと動画の制作がしにくかったのですが、LetroStudio導入後は、メイン業務である海外子会社のサポート業務の合間を縫ったり、ミーティング空き時間を利用して制作することができています。もちろん1週間で作れる動画の数も増えました。
制作した動画は、キングジムの海外用Facebookアカウントで投稿しているのですが、画像のみで投稿していた時と比べると、海外のお客様からの反応もいただけるようになったと感じています。”Great!”や”Wonderful!”とコメントいただいたり、「この商品はどこに売ってますか?」と直接メッセージをいただいくこともありました。
また、弊社では年に1回、業務改善できたものを各部門から出しあう「改善提案キャンペーン」というイベントがあります。その中から優秀賞や最優秀賞を選ばれるのですが、今年は業務改善したものとしてLetroStudioをノミネートしました。いろんな部署が「こういうこともやってるんだ」という伝える良い場になったと思っています。
-複数人の方がLetroStudioにログインして動画を制作されていますよね。社内でLetroStudioが業務として定着するまで、何か工夫されたことはありますか?
藤間氏:そういった意味では、社員にすごく恵まれていると思います。私が特に指示をしなくとも、皆コンテンツをフレッシュなものにしていこうという想いがあり、かなり積極的に活用してくれていますね。
「1ヵ月にこのくらい作るぞ」という目標を持つことも大切だとは思いますが、あまりに目標制作本数こだわりすぎていると、作ることが目的になってしまって、中身の質が下がる懸念もありますので、あまり意識しすぎないようにしています。
柴田氏:LetroStudioを導入して良かったと思う点は、他の社員が作った動画も見れることです。同じ管理画面から動画を作るので、国内部署の社員が作った動画で、良いなと思ったものを英語版で作ったりもしています。時間の短縮にもなりますし、社員同士で動画のブラッシュアップもが出来ている点もすごく良いと感じています。
-今後の動画活用についても教えてください!
現在、主な動画の活用先はFacebook投稿ですので、お客様に「使ってみたいな」と思ってもらえるような動画を中心に制作しています。今後は、もう少し細かい商品説明の動画を作って、営業活動にも活用したいなと思っております。また、社内の別部署にも展開して全社的に使っていけたらすごくいいなと思っています。
-貴重なお話、ありがとうございました!
キングジム公式キャラクター キングファイル君とテプラ君
記事公開日:2021.01.19
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