株式会社これから

LP動画化が60分で完了!COREKARAが実現した制作ワークフロー革命とは?~容量制限の悩みから解放~

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「株式会社これから」は、ネットショップの制作を始め、ECの売り上げ向上に焦点を当てたコンサルティングやWebマーケティングサービスを提供する企業です。2012年の創業以来、19,000件(※1)以上のEC事業者に対してサポートを提供し、2022年8月には、自社ネットショップ支援実績 No.1(年間、累計)(※2)を獲得しました。

同社はLetroStudioを導入し、記事LP・商品LPのファーストビューの動画化や、CTAおよびその周辺のエフェクト作成といった、一連のLPコンテンツの制作~実装の場面で活用しています。
多くのLP制作の現場では、「動画素材を取り扱いたくても、容量制限がネックに」「動画素材の圧縮に手間と時間を要する」といった課題に直面しています。

しかし同社では、LetroStudioの活用によってそれらの課題を払拭し、LP動画化に関わる制作~実装までの時間を「60分」に短縮することに成功しています。生産性向上の結果、LP動画化というCVR改善インパクトの大きい打ち手を事業として取りやすくなり、支援クライアント全体の広告成果改善に繋がっています。

今回は、株式会社これから コンサルティングGroup カペルまりあ氏に、LP動画化のワークフロー改革の舞台裏を詳しく伺いました。

LPの動画化、実装までのスピード感が課題

ー広告運用だけでなく、記事LP・商品LPの運用面も強化された背景を教えてください。

カぺル氏:
単品通販の売上を伸ばすうえで、広告だけに頼るのではなく、物流面の改善や、記事LP・商品LP制作、さらにはCRMなど、多方面からのアプローチが必要だと考えています。

しかし、これら全てをお客様自身で取り組むことは難しいため、弊社では広告やLPの最適化の面で、少しでも売上支援ができればという思いを持っています。

広告からの流入を獲得した後、その先いかにCVRを向上させることができるかがビジネスの成果に直結するため広告だけでなく、LPの質も非常に重要だと位置づけています。広告のクリエイティブ改善にフォーカスするだけでなく、LPの内容やコンテンツ最適化の検証も重要だと言えます。
この観点から、LPに関しても、もっとサポートを強化したいと考えました。

カぺル氏

株式会社これから コンサルティングGroup カペルまりあ氏

ー商品LPや記事LPのCVRを上げる打ち手として動画に着目されたのはなぜでしょうか。

カぺル氏:
動画の方が、コンテンツとしてお客様へ伝わりやすいからです。
商品を利用した「Before/After」や商品のテクスチャーが伝わりやすかったり、CTAも静止画よりも動画の方がキャッチーで目を引くと思います。

ーLPに掲載する、動画を中心としたコンテンツ制作〜実装において、抱えていた課題を教えてください。

カペル氏:
まず流れとしては、広告運用担当者からの「LPにこんなコンテンツを載せたい」といったリクエストがあって、私の方で商品に合わせた動画コンテンツを制作していきます。

しかし、動画素材はファイルサイズが大きくなりがちです。使用しているLP作成のCMSツールには容量制限があり、限られた素材しか使用できないため、動画コンテンツの素材選定にかなり気をつかいます。
動画コンテンツを制作できたとしても、実装段階でうまく掲載できなければ、また素材選びからやり直して、制作しなければなりません。圧縮サイトを探して、動画コンテンツを圧縮しても、画質が落ちてしまって、実装したらカクカク動いてしてしまって使いものにならなかったりするトラブルもしばしば発生します。
動画コンテンツを作り、画質も速度も問題なく実装できるか試し、できなかったらつくり直すといった作業を何度も繰り返してしまう状況にありました。

ーたとえば、ファーストビューを動画化する際、制作~実装までどれぐらいの時間がかかっていましたか?

カペル氏:
たとえば美容液のテクスチャーが動く様子のファーストビューの場合、スムーズにいけば、制作に40分程度、さらに圧縮に10分、動画がLPに実装されるのに2〜3日ですが、容量の関係で実装できない・解像度が低い場合は、再度一連の作業が発生します。ここに時間と労力がかかっていました。

また、LPへのコーディング作業は、社内のコーダーに依頼することが多いのですが、彼らは他のサイト制作など多岐にわたるプロジェクトに携わっているため、依頼してもすぐには対応できないことが多く、確認に何日もかかってしまう場合がありました。

LP動画化が60分で完了。本来やりたい表現も可能に

ーLP掲載コンテンツの制作〜実装までの課題は、LetroStudio導入によってどう改善されましたか?

カぺル氏:
LetroStudioの『HTMLタグ発行機能(※)』が登場してから、以前のように素材を圧縮して実装する手間がなくなりました。

管理画面で発行されたHTMLタグをLPに直接挿入するだけで、制作した動画コンテンツの実装が完了するので、作業時間は大幅に削減され、制作〜実装にかかる時間は60分になりました。

※HTMLタグ発行機能とは?:
LetroStudioで制作した動画やアニメーションをサイトに埋め込むことができるHTMLタグを発行し、ページソースにペーストするだけでサイト上に表示可能となる機能です。自社で利用するカートシステムにファイルをアップロードせずに動画やアニメーションが掲載できるため、掲載できるコンテンツの幅が拡大します。

HTMLタグ発行
LetroStudioのHTMLタグ発行機能

ーLP制作に関して、クオリティの改善効果もありましたか?

カぺル氏:
はい、ありました。LetroStudioを使えば、自社で利用するCMSツールカートシステムにファイルをアップロードせずに動画を掲載できるため、容量制限の悩みから解放され、ユーザー視点の本来やりたい表現ができるようになりました。

以前は、ユーザーに最も響くであろう動画素材を使いたいと思っても、容量の限界に直面してしまって。また、圧縮するたびに解像度が落ちて視認性も悪くなってしまい、LPのクオリティを考えて、動画活用自体を断念することもありました。

しかし、LetroStudioを使えば、CVR改善に効果的なファーストビューの動画化ができますし、商品の使用前後の動画を並べて見せるなど、表現の幅が広がり、ユーザーに最適な見せ方を追求できています。

LetroStudioの「HTMLタグ発行機能」がなければ、実現できなかったことです。

カぺル氏

ーLPの動画化で、CVR改善成果はいかがですか?

カぺル氏:
健康食品を提供されている企業様のLPにおいて、ファーストビューを動画化したところ、CVRが1.3倍に改善しました。この他にも、化粧品・スキンケアなどさまざまな業界の企業様において、動画化施策により平均してLPのCVR1.2倍を実現できています。以前から取り組んでいた広告クリエイティブの検証に加えて、LPの動画化が容易になったことで、CVRを改善するためのアプローチがぐっと広がったといえます。

広告・LP担当者の視点で設計されたLetroStudioだからこそ、効率的な制作ができる

ーLP制作・運用における、LetroStudioの使い勝手はいかがでしょうか? おすすめの機能など教えてください。

カぺル氏:
LetroStudioを利用することで、ファーストビューの動画化やメインコンテンツの動画化など、以前は手が出せなかったクリエイティブ制作が可能になっていますし、LPの検証スピードも上がっています。

『HTMLタグ発行機能』は圧縮や実装工数削減の観点で重宝していますが、制作段階では『PSDファイルのレイヤー情報を保持したまま編集できる機能』がお気に入りです。
レイヤー単位での編集が可能になり、表示場所の変更だけでなく、重ね順の変更や素材ごとの拡大縮小、新しい素材の追加などが自由自在です。これにより、商品のブランドイメージにあった動画コンテンツを、スピード感をもって制作ができています。

LetroStudioは、広告・LPの運用担当者の視点で設計されているため、必要な機能がまとまっていて、他のクリエイティブツールと比べて使いやすいと感じます。たとえば、スタンプの種類にしても適切な量で用意されているため、選択に迷うことが少なく、作業効率が上がります。また、アニメーションの種類が豊富で、画像をループさせるといった機能もあり、他のツールでは見られない便利な特徴だと感じています。

ファーストビュー動画化のイメージ

勝ちパターンが出来たら、15分で横展開

ーより効率的に成果を上げていくための、社内体制の工夫があれば教えてください。

カぺル氏:
記事LPのファーストビュー動画化の勝ちパターンができたので、それを横展開しています。これにより、動画の制作時間を大幅に短縮できていますし、チームとして成果の再現性が高まっています。
LetroStudioには『クリップボード機能』があって、動画で使用した素材や装飾の位置・色などをコピーできるため、異なるプロジェクト間でも、勝ちパターンの共有・再利用がしやすいです。この機能により、1本あたり30〜40分かかっていたファーストビューの動画制作が、今は15分で完了します。

カぺル氏

ー動画制作に関わる人員は、変化しましたか?

カぺル氏:
運用者自身も手を動かせるようになったので、動画制作に携わることができる人員が増え、検証スピードも格段に上がりました。

カぺル氏

ーLetroStudio導入を検討中の方へ、一言アドバイスをいただけますでしょうか?

カぺル氏:
ファーストビューを動画化する、あるいはLP内のコンテンツを動画化するのは、一見ハードルが高いように思えます。

しかし、ダイレクトマーケティングに特化した制作機能を備えたLetroStudioを活用することで、動画制作の経験がない人でも、CVRに大きなインパクトを与えるクリエイティブを簡単に作成できるようになります。

専門的な動画編集ツールと比べると機能は限定されますが、別の見方をすれば、無駄なく効率的に作業を進められるとも言えます。

クリエイティブを作りやすいのはもちろん、LPへの掲載もスムーズですし、組織内でPDCAを回しやすくなる機能も盛りだくさんで、組織として成果の再現性も高められるツールだと感じています。

※1:2024年4月現在
※2:2022 年 8 月期_指定領域における市場調査
 ※制作、集客、コンサルティング、自動集客ツールの実績合算値 日本マーケティングリサーチ機構調べ