YouTube広告で認知度を高めたい方必見!バンパー広告のすべて

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バンパー広告

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YouTube広告は、目的と種類を使い分けることによって、認知獲得から購入・来店促進までつなげられる広告です。 実際、世界中に住む18~64歳のユーザー2万人に対して行われたGoogleの調査によると、40%の方がYouTubeをきっかけに商品のことを知り、購入したと答えています。
YouTube広告ガイドブック|YouTube

特に今回は「商品の認知を広げたいが、どの広告を使えばよいのか分からない」という方に向けて、YouTube広告の中でも認知・ブランディングに適した「バンパー広告」について解説していきます。

バンパー広告とは

バンパー①

YouTube動画広告には大きく「TrueView」と「バンパー広告」の2種類があります。 今回ご紹介するバンパー広告はスキップされない6秒間の動画広告で、「広告想起率」「ブランド認知度」「検索上昇率」を高める目的で開発されました。 幅広い年代のユーザーにリーチし、ブランドの認知度を高めたいときに使用する広告フォーマットです。スマートフォンなどモバイル端末に優先的に配信される仕組みとなっており、動画の前後や途中で流れます。

TrueView広告との違いは動画の長さ

TrueView広告は「5秒後にスキップできる広告」と「スキップできない最大15秒の広告」に分かれます。 TrueView広告とバンパー広告の大きな違いは、動画の長さです。 TrueView広告のメリットは、15秒間、もしくはスキップされない限り、ユーザーに動画を見せることができるため、バンパー広告よりも伝えられる情報量が多い点です。 デメリットは、強制的に15秒視聴させられたり、スキップボタンを押さない限り動画が続いたりと、ユーザーにストレスを与えてしまう恐れがある点です。

バンパー広告の課金携帯

バンパー広告は、CPM (Cost Per Mill / インプレッション数課金)という課金方式が採用されており、1000回広告が表示されるたびに課金されます。
費用の相場は動画のジャンルによって異なりますが、1000回あたり500円、つまり1回表示されるたびに0.5円程かかると言われています。

成果につながるバンパー広告の作り方

メッセージは一つに絞る

バンパー広告は最後まで見てもらいやすい半面、動画の尺が短く、伝えられる情報量が限られてきます。 6秒間に機能や価格、ブランド名など様々な情報を詰め込みすぎると、返ってメッセージが伝わらない可能性が高いです。 動画一つにつき、メッセージは一つに絞りましょう。

「マッハバイト」のバンパー広告の事例をご紹介します。 株式会社リブセンスが運営するアルバイト求人サイトで、「(旧)ジョブセンス」から「マッハバイト」へと名前を変更した際に、新しいサービス名を印象づけるためにバンパー広告を使用しました。 具体的なサービスの内容や特徴を説明するのではなく、速さを意味する「マッハ」というメッセージに絞った動画を制作し、そのユニークさからSNSでも反響を生んでいます。

参考:マッハ動画|マッハバイト6秒CM集

複数パターン制作してシリーズ化する

ひとつのメッセージも、視点や表現方法を変えて複数パターン配信することで、飽きられずにブランドの認知を向上させやすくなります。 シリーズに共通するパターンをユーザーに認識してもらえれば、各動画がユーザーの頭の中で結びつき、「このパターンの動画は、あのブランドだ」という風にブランドの認知につながります。

ソニーネットワークコミュニケーションズの事例では、「NURO」という光回線ネットワークの認知度を広げるために、同じメッセージで13パターンの動画を制作し、成果につなげています。

日常の音について 歯磨き篇/ NURO 光

明日からの天気予報/ NURO 光

「NURO」というブランド名を印象づけることのみに焦点を絞り、「歯磨き編」や「明日からの天気予報」「将棋の対局」などインパクトのある動画を配信した結果、ブランド認知は120.3%向上し、サーチリフト (対象ワードの自然検索数)も282.5%向上しました。

参考:6 秒で、気持ちをつかむ|thinkwithgoogle

最後の2秒にブランド名や商品画像を入れる

Googleによると、効果的な広告に共通する特徴として、動画の最後に明確なメッセージや行動を促すフレーズを提示して、生活者が内容を理解する時間を確保していることが挙げられます。
引用: 続「6 秒で、気持ちをつかむ」 YouTube バンパー広告のクリエイティブにおける 4 つのポイント

以下は、最後の2秒で何の動画かが分かる男性用除毛クリームVeet MENのバンパー広告です。

「極めろ、自己ベスト肌。」というメッセージに絞り、最後の2秒で商品画像やブランド名を表示しています。最後に与えられた情報や直前に与えられた情報が印象に残るという「親近効果」が働き、視聴者の記憶に残りやすくなります。

バンパー広告のメリット・デメリット

バンパー広告のメリット・デメリットをご紹介します。

バンパー広告のメリット

動画を集中して見てもらいやすい

TrueView動画広告が流れてきたとき、ユーザーは「選んだ動画を早くみたい」という心境にあります。ユーザーの視線は自然とスキップボタンに集中するため、動画の中身に注目してもらいにくいです。 バンパー広告は、スキップボタンが無く、動画の内容がユーザーの記憶に残りやすいです。 15秒の広告と比較し動画の尺も短いため、ユーザーに集中して動画を見てもらえます。

ユーザーにストレスを与えにくい

バンパー広告は、6秒経過時点ですぐに本来の動画に切り替わるため、ユーザーのストレスが少なく、広告に対して嫌悪感を持たれにくいです。 動画が最後まで再生されることで、ユーザーにブランドについてより印象づけることができ、認知度が高まりやすく、商品やブランドの指名検索を増やすなどのブランディングにも適しています。

精度の高いターゲティングが可能

TVCMと異なり、バンパー広告を含むYouTube広告では精度の高いターゲティングが可能です。 狙ったターゲットに広告がリーチすることで、より効果的な広告配信が期待されます。 YouTube広告のターゲティングは、「オーディエンスターゲティング」と「コンテンツターゲティング」の2種類に分かれます。

オーディエンスターゲティング:ユーザー属性で絞るターゲティング方法です。年齢や性別、子供の有無、ユーザーの興味関心を選ぶことができます。特定のユーザー層に狙って商品の認知を広げたい企業におすすめです。

コンテンツターゲティング:広告を表示する場所を絞るターゲティング方法です。スマートフォンやパソコンといったデバイスの絞り込みに加え、広告を配信する動画カテゴリーを選ぶことができます。 ターゲットとなるユーザー層の関心が高い動画チャンネルが分かっている場合におすすめです。

バンパー広告のデメリット

情報を多く入れられない

バンパー広告は6秒と時間が短いため、入れられる情報量が限られます。
5秒後にスキップ可能な動画広告の場合、最大2分まで動画を見てもらうことができるため、機能や価格など様々な情報を入れることが可能です。
バンパー広告の場合、6秒以内にユーザーの興味を引く必要があるため、情報量よりも動画のインパクト勝負となります。

バンパー広告の設定方法

YouTube広告は、Google広告の画面から出稿することができます。 あらかじめGoogle広告にアカウントを登録する必要があります。

Google広告アカウント登録に必要なものは以下です。

  • ・Gmailアカウント
  • ・クレジットカード
  • ・広告の遷移先となるWebサイト
  • ・住所、氏名、電話番号

① 動画をアップロードする

まずは、バンパー広告に使用する6秒以内の動画をYouTubeにアップロードしていきます。
公開範囲を「限定公開」にしておくと、動画URLを知らない人からの視聴を避けることが可能です。
YouTubeにログインし、自分のアカウントの写真をクリックすると、「YouTube Studio」という項目が出てきます。 チャネルのダッシュボード内の「動画をアップロード」というボタンをクリックし、動画ファイルをアップロードしてください。

② Google広告にログインし、新しいキャンペーンを作成する

次に、Google広告にログインします。 左側にある「キャンペーン」をクリックし、新しいキャンペーンを作成します。

キャンペーンとは、広告を管理するための単位です。
キャンペーンで設定する項目には

  • ・キャンペーン名
  • ・予算の設定
  • ・ターゲットにする地域
  • ・ユーザーの言語

が挙げられます。

③ 広告グループを設定する

広告グループはキャンペーンの一部で、より細かい広告を管理する単位のイメージです。
広告グループで設定する項目には

  • ・広告グループ名
  • ・リーチしたいユーザー層 (年齢や興味関心などから絞ります)
  • ・広告を表示する場所
  • ・入札単価
  • ・配信する動画

が挙げられます。
各ステップの中で更に細かく分かれますが、バンパー広告はこの3ステップで設定することができます。

① Google 広告アカウントを取得すること
② 事前にYouTubeに広告用動画をアップロードしておくこと

上記二点だけ忘れないようにしましょう。
参考: バンパー広告を使った動画キャンペーンを作成する|Google広告ヘルプ

まとめ

6秒で完結するバンパー広告のメリットや成果につなげるためのポイントなどを解説してきました。 バンパー広告は再生時間が短い一方で、最後まで再生されるため、ブランドの認知獲得に効果的です。情報を詰め込みすぎず、メッセージを絞った動画を制作しましょう。

広告用の動画を制作する際、制作会社に依頼したり、社内のデザイナーに依頼したりといった方法が挙げられます。 制作本数が多い場合、動画制作を内製化する仕組みを整えるのがおすすめです。
LetroStudioは、バンパー広告にも使える動画を社内で簡単に制作できるサービスで、デザイナーのリソースが少ない企業様でも動画制作を内製化できます。

「バンパー広告用に複数動画を制作したいものの、1本あたりの制作単価が高い」
「CMのような素材はないものの、YouTubeに広告を配信してみたい」
こういったお声がありましたら、是非一度資料をダウンロードしてみてください。