2021.3.26
2020年の12月に、Amazon広告の新しい機能である動画広告が日本でも使えるようになりました。
スポンサーブランド動画広告と呼ばれ、段々と利用する企業も増えてきています。 今回は、スポンサーブランド動画広告の基本情報やクリエイティブ制作のポイントについて解説していきます。
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Amazonスポンサーブランド動画広告は、「スポンサーブランド広告」の一種です。 スポンサーブランド広告とは、Amazonにブランド登録をしているショップのみが扱える広告で、指定したキーワードの商品検索結果に表示されます。
例えば「イヤホン」というキーワードで検索すると、検索結果のページに動画広告が表示されます。その広告をユーザーがクリックすると、自社のストアページやその商品の購入ページへと遷移します。
引用: スポンサーブランド動画広告
スポンサーブランド動画広告では、広告が画面の50%の表示を占めた時に自動的にミュート再生されます。 ユーザーが動画のミュート切り替えボタンを押すと、音声が再生されます。 現在、商品検索結果1ページにつき、1つのスポンサーブランド動画広告が表示されています。
検索結果画面において、スポンサーブランド動画広告の部分のみが動いているため、ユーザーの目を引きやすいことがメリットです。
動画をより長くみてもらうためには、最初の1秒で興味を引く演出が大切です。
黒い画面や画像が入っていない空フレームから始まると、何についての動画なのかが一目で伝わらず、ユーザーも広告をクリックしないでしょう。
Amazonスポンサーブランド動画広告では、最大45秒までの動画クリエイティブを使用可能ですが、15~30秒の動画が推奨されています。
45秒の動画クリエイティブを作ったとしても、見られなければ意味がありません。動画の内容をできるだけ伝えるために、伝えたいメッセージを絞り、動画の長さを短くするのがおすすめです。
動画広告は、いかに短時間でユーザーの興味関心を惹きつけるかがポイントになります。1つの動画内であれもこれも伝えようとせず、伝えたいメッセ―ジや訴求をブラッシュアップすることにより、よりユーザーの興味を引きやすいクリエイティブにしましょう。
Amazonスポンサーブランド動画広告は、最初はミュートで再生されます。 そのため、人が喋ったり、ナレーションをメインにするのではなく、あくまで音声が再生されない想定で動画クリエイティブを用意しましょう。
動画の再生が終了すると、自動的に動画がループ再生される仕様となっています。
そのため、動画の最後には数秒間何もない時間を設けたり、ループ再生された際に不自然にならないよう、最初と最後がつながるように工夫するのがおすすめです。
Amazonのスポンサー広告クリエイティブ承認ポリシーでは、動画広告の仕様についていくつかの禁止事項が定められています。 その中から特に注意すべきポイントは以下の通りです。 (この情報は2021年3月30日時点のものです。)
「この化粧品で肌がつやつやになりました」といったような顧客の口コミを動画内に入れてはいけません。Amazonの商品レビューや、星の数の明示も禁止されています。
Amazonのガイドライン上、途中で切れてしまう動画は顧客体験の質を低下させると言われています。Amazon動画広告の規格に合わせた動画を作成するようにしましょう。
Amazon自体のロゴや商品、サービスについて動画内で触れてはいけません。
動画の最初と最後に黒や空のフレームが入っていると審査に落ちます。 黒や空のフレームを入れてしまうと、その秒数分クリエイティブを見せることができないので、機会損失をしてしまいます。 なぜなら動画広告は、最初の1秒~5秒でいかに視聴者の興味を引けるかがポイントになるからです。
動画クリエイティブ内のテキストが大きすぎたり、画面からはみ出したりしている動画は使用できません。
最初のうちは、セーフエリアテンプレートをダウンロードして動画クリエイティブを制作するのがおすすめです。テキストの大きさは30ポイント以上が推奨されています。
「今だけ!」「期間限定」といったようなユーザーのクリック・購入の誘導を目的とした言い回しは禁止されています。セールや割引の訴求もしてはいけません。
Amazonスポンサーブランド動画広告の規格や、クリエイティブ制作のポイント、広告審査のポイントについて紹介してきました。
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記事公開日:2021.03.26
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