2021.7.13
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【最新版】Instagram新機能&アップデートまとめ
SNS広告担当・アカウント運用担当者必見!
Instagramのアップデートを踏まえた投稿・広告配信・EC連携をわかりやすく解説
インスタグラムに画像を投稿する際、「どのようなハッシュタグを付ければよいのだろうか」「ハッシュタグはいくつ付けるのだろうか」といった疑問を抱いている方は多いのではないでしょうか。
インスタグラムのアルゴリズムは年々変化しており、「ハッシュタグをとりあえずたくさん付ける」といった手法は通じなくなっています。
そこで今回は、実例を用いながら、インスタグラムのハッシュタグを付けるコツについて解説します。
インスタグラムの投稿で「#〇〇」と青字で表記されている部分がハッシュタグです。
ハッシュタグは最大30個まで付けることができます。
ユーザーはハッシュタグを通して、自分の好きなものや知りたい情報を探しにいきます。
例えば渋谷でお昼ご飯を食べたいユーザーは、「#渋谷ランチ」「#渋谷グルメ」と検索するでしょう。
日本のインスタグラムユーザーは、他国と比べて5倍もハッシュタグ検索を行っています。
参考:他国より5倍ハッシュタグ検索! Instagramはユーザーの「好きと欲しい」を作れる。「House of Instagram(#インスタハウス)」イベントレポート|Social Media Lab
特に「食事」や「アパレル」「インテリア」といった視覚情報がメインとなるカテゴリーは、その傾向が顕著です。
ハッシュタグを活用することで、フォロワー以外のユーザーに投稿を見てもらいやすくなるため、フォロワー数の増加が期待できます。
ハッシュタグを「何となく」で付ける方は少なくありません。フォロワーを増やすためには、ハッシュタグのキーワード設計が重要となります。ここでは、ハッシュタグを付ける際のコツについて解説します。
ハッシュタグの数は10個~20個に抑え、関連度の高いハッシュタグに絞りましょう。
ハッシュタグを30個ぎりぎりまでつけることで、より多くの流入が見込めるという意見もあります。一方、投稿の専門性が薄まり、狙ったハッシュタグで上位表示されない可能性も高いです。
ハッシュタグは、そのハッシュタグが付けられている投稿数によって、「ビッグキーワード」「ミドルキーワード」「スモールキーワード」に分かれます。
「ビッグキーワード」は、投稿数が10万件以上のキーワードを指し、1~2語で構成されます。「#ランチ (2,463万件)」や「イラストレーター (233万件)」などの抽象的なキーワードや、「#新宿グルメ (27.2万件)」などの地名キーワードが挙げられます。
ハッシュタグ検索で上位に上がるためには、「キーワードとの関連性」「フォロワーの多さ」「エンゲージメントの総数」が重要です。
競合の多いビッグキーワードでは、投稿の更新頻度も高いため、フォロワーの少ないアカウントの投稿はすぐに検索圏外へと流れてしまいます。
「ミドルキーワード」は、投稿数が1万件~10万件のキーワードを指し、2語~3語で構成されます。ビッグキーワードと比較すると投稿数は少ないものの、多くのユーザーに投稿を表示できる可能性が高いキーワードです。
「乾燥肌におすすめ (3.5万件)」や「買ってよかったもの (1.4万件)」などが挙げられます。
「自分自身がそのハッシュタグをタップして、他の投稿を見に行きたいと思うかどうか」を考えて付けるのがポイントです。
「スモールキーワード」は、投稿数が1万件未満のキーワードを指します。
投稿数が少ないため、ハッシュタグ検索から多くの流入を獲得するのは難しいですが、比較的簡単に検索上位表示が可能です。
特定の会社名や商品名をハッシュタグ化するケースも多く、その商品のレビューや使い方を知りたいユーザーに投稿を見てもらえます。
フォロワー数が1,000人を超えていないアカウントの場合、ミドルキーワードとスモールキーワードをハッシュタグに設定しましょう。
ハッシュタグの検索結果で上位に表示される可能性が、ビッグキーワードよりも高いからです。
有名人の投稿のハッシュタグやトレンドのハッシュタグを付けると、投稿が見られる数は一次的に増えるかもしれません。一方、キーワードとの関連性がない場合、返ってアカウントの評価が下がる原因となります。
「Little Rooms」というインテリア・ライフスタイル雑貨ブランドのアカウントの投稿です。フォロワーは25万人を超えており (2021年7月時点)、生活に溶け込むような雑貨を紹介しています。
ハッシュタグの特徴は、スモールキーワードからミドルキーワードという順番でハッシュタグを記載している点です。
「リトルム」「littlerooms」といった固有のキーワードを上部に置くことで、ミドルキーワードで投稿に流入してきたユーザーに対して、ブランドの名前を知ってもらうきっかけ作りになります。
ブランドを意識したアカウントの場合、ハッシュタグをただ付けるのではなく、投稿の一部としてハッシュタグがどのように見えるのかを意識しましょう。
「ヤマト住建 住まいのギャラリー滋賀店」の公式アカウントの投稿です。
フォロワーは9,000人を超えており (2021年7月時点)、注文住宅の家の中の様子を中心に投稿しています。
ハッシュタグの特徴は「滋賀 (205万件)」「ハウスメーカー(20万件)」といったビッグキーワード、「リビング階段 (6.2万件)」といったミドルキーワード、「滋賀のハウスメーカー (90件)」などのスモールキーワードをバランスよく組み合わせている点です。
ハウスメーカーという業種上、事業所がどこにあるのかを伝える必要があります。
「滋賀」「滋賀のハウスメーカー」というハッシュタグをつけることで、滋賀で住宅を立てようか検討している層に訴求できます。
「リビング階段」というハッシュタグにおいては、「色々なリビング階段を見て、内装の参考にしたい」というユーザーのインサイト (※1)が考えられるため、投稿が見られる可能性も高まります。
企業用アカウントの場合、「どの場所・どの年代の人に知ってもらいたい情報なのか」「そのハッシュタグになぜユーザーは訪れるのか」を考えて、ハッシュタグを決めることが大切です。
※1) インサイト:消費者の行動や思惑、それらの背景にある意識構造を見ぬいたことによって得られる「購買意欲の核心やツボ」のこと
引用:インサイト|SynergyMarketing
ハッシュタグを付けるメリットは次の二つです。
ハッシュタグを付けることで、ユーザーに自分の投稿を見つけてもらいやすくなり、フォロワー増加にもつながります。
インスタグラムでは、基本的に以下の流れでフォロワーが増えていきます。
発見タブとハッシュタグ検索結果に自分の投稿を表示させることが、フォロワーを増やすためのファーストステップです。
ハッシュタグをタップすると、まず「トップ」と呼ばれる「その週に人気だった投稿」が表示されます。
「トップ」に表示されるためには、そのハッシュタグに合った投稿とエンゲージメント量が大切です。
エンゲージメントとは、ユーザーからの「いいね」や「コメント」「保存」を指します。
「トップ」に表示され、多くのユーザーに見られた投稿はインスタグラム側からの評価も高くなります。
その結果、発見タブにも表示されやすくなり、さらに多くのユーザーに投稿を見てもらえます。
※2) 発見タブとは、まだフォローしていないアカウントのコンテンツが一覧で表示されるページです。「虫眼鏡アイコン」をタップすると表示され、ユーザーの過去の行動データに基づいてカスタマイズされています。
ハッシュタグがない投稿の場合、インスタグラムは「誰にその投稿を届けるべきなのか」分かりません。
ハッシュタグをつけることで、投稿のカテゴリーや内容がインスタグラムに伝わり、ハッシュタグ検索結果などに表示されやすくなります。
インスタグラムのハッシュタグを付けるコツやメリットについて解説してきました。
インスタグラムは「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」を企業理念としています。
そのハッシュタグで検索する人が「何が好きなのか、何を知りたいのか」を考え、インスタグラムの企業理念に寄り添う運用をしていきましょう。
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記事公開日:2021.07.13