2019.9.30
日本全国各地から約32万人のブロガー・インスタグラムユーザーが登録、累計クチコミ数は1,500万(2019年8月時点)を超える日本最大級のモニターレビューサイト「モニプラファンブログ」(※1)。
常時約150件の企業イベントが開催され、日々生活者と企業の新たな出会いが生まれていますが、ユーザーは多数の企業イベントの中から、何を基準にどんなモチベーションでイベントに参加しているのでしょうか?
そこで今回、モニプラファンブログ(モニログ)事務局にて「モニログを積極的にご利用いただいている会員の皆さまと企業イベントについて語る座談会」を開催。
モニログ会員はどんなモチベーションで企業イベントに取り組んでいるのか?なぜ無報酬でも積極的にイベントに取り組むのか?どんなイベントなら参加したいと思うか?逆に、どんなイベントは参加しにくいか?自分がブログやインスタグラムに投稿したコンテンツを企業が二次利用することについてどう考えているか?…など、気になる情報を色々伺いました!
(※1)モニプラファンブログとは:
32万人の会員に向けて企業がイベントを開催できるプラットフォーム。累計3,000社以上が利用。商品体験レポートのSNSへの投稿募集(二次活用も可能)、アンケートの収集、座談会の開催など、企業が自由度高くさまざまなイベントを実施できることが特徴。プラットフォームを通じて会員とのコミュニケーションも取れるため、一時的なモニターとしてだけでなく、生活者と長期的な関係性を結び、企業を応援してくれるサポーターとして育成することもできる。
Topics
-いつもモニログをご利用いただきありがとうございます。モニログは生活者の皆さまと企業の皆さまの出会いを提供するプラットフォームです。企業イベントに参加し当選したモニログ会員の皆様に、企業から「モニター商品」の提供はありますが、金銭報酬はありません。それでもなお、皆さまが積極的にモニログをご利用いただいている理由を教えてください。
・モニログに登録していると、食品、雑貨、化粧品などさまざまなイベントに参加できるからです。「自分からは絶対に買わないだろうな」と思う商品でも、モニログのイベントを通じて体験し、好きになることもあります。普段と違う視野が持てるのがとても楽しいです。
・今まで知らなかった新しい企業を知ることができるからです。イベントを通じてその企業のことを好きになり、モニターした以外の他の商品も購入することもあります。
・私がモニプラさんを無償でも続けているのは、新しい商品との出会いが一番大きいです。今は子育てと仕事の両立でぶらぶら買い物に行く時間もありません。昔はお店に並んだ新作商品を手にし手新しい情報をキャッチしていましたが、それが難しい今、モニプラさんで新商品を見てワクワクすることが楽しみになっています。そして、当選できたら無料でお試しできるので、私にとってはとても価値があります。質のいいものを試せる機会が増えてとても嬉しいです。
・気軽に、自分のスタイルで参加できる点がよいなと思っています。モニプラでは、応募しても当選するものとしないものがあります。当選しないものは普段の投稿しているものが、応募する商品と合わないと思われているんだなと判断できるし、逆に当選したものに関しては、普段の投稿のようにすれば良いんだ!という風に解釈できるので、企業さんからの要望があっても、それを取り入れつつ普段の私の思う投稿方法(写真の構成なども)に任せていただけます。
2019年7月にモニログ事務局主催「モニログユーザー会」を開催。積極的にモニログをご利用いただいている会員の中から6名の皆さまに、企業イベントに関する様々なご意見やご感想をインタビューした。
-モニログでは常時約150件の企業イベントが開催されていますが、皆さまはどんな基準で参加するイベントを選んでいますか?「こんなイベントに参加したい」というご意見もあわせて教えてください。
・私はインスタグラムにお料理の写真を中心に投稿しているので、キッチン家電やキッチン雑貨のイベントに参加したいですね。また、お料理教室など、体験型のイベントにも興味があります。キッチン家電をいただいても使い方があまりわからないことがあります。ありきたりな料理ではなく新しい料理を作りたいので、お料理教室で家電の使い方や新しい料理を教えていただけるような企画には喜んで参加しています。
・私はお弁当を良く作るので、お弁当に使えるような食品やキッチン雑貨のイベントによく参加しています。その中で、例えば「シリコンカップ」のような、自分では普段は使わないようなものが試せたらよいなと思っています。
・イベント募集の告知をメールでいただくので、その中でふと気になったものに参加しています。イベントを見たときに、自分が使う場面や使い方をイメージできるものがまず目につきやすいですね。イベントの募集ページに「どんな投稿が欲しいか」という参考画像があるとイメージしやすいです。また、投稿のテーマは一つだけでなく、複数あるとさらに参加しやすいですね。逆に投稿に何か決まりがない場合は、「今回は投稿の形式問わない」のような記載を入れていただくとよいと思います。
-逆に、こんな企業イベントはできるだけ避けている、というものはありますか?また、イベント参加後に困った経験をしたことはありますか?
・投稿するテーマの候補は複数ほしいですが、その全てのパターンの投稿が必要なイベントにはあまり参加したくないですね。自分のアカウントに投稿した時の見え方が、あまりにも広告っぽくなってしまうからです。
・企業からの指定の#ハッシュタグが多すぎるイベントや、いつもは付けないようなハッシュタグを付けたり、文章を書いたりしなければならないイベントは避けています。ある程度ユーザーの自由度がある投稿募集に参加したいですね。
・応募する時点でどんな投稿をするかをイメージしてから応募するので、当選後に企業から投稿の指定があると困りますね。
・金銭報酬があれば労力をかけて企業の要望に応えた投稿を作りますが、モニログの場合は、報酬がなく、あくまで自分が楽しむために参加しているので、企業要望が多いと負担に感じてしまいます。それよりも、ユーザーに任せていただき、自由度高く、楽しく投稿させていただきたいなと思っています。
-モニログでは、会員が投稿したコンテンツは企業が自社のコンテンツとして二次利用してよい規約(※2)となっています。会員の皆さまは、自分の投稿が企業によって活用されることについてどのような感想を持っているのでしょうか?
・自分のコンテンツを良いと思ってくれて二次利用していただくのはとても嬉しいことです。
・インスタやブログを通じて、自分の持っている情報が誰かのためになったら嬉しく、やりがいを感じます。私自身も口コミから情報を得ることが多いので、発信する側としてどんな情報を提供したらいいか、考えて文章をおこすのが楽しみでもあります。ですから、企業様がホームページなどの場で自分の記事を紹介してくださるのはとても嬉しいことです。最近ではご丁寧にメッセージをくださる企業様も増えてきており、他の商品も買ってみような、と愛着も湧いてきます。
・その企業に関係のない所で活用されるのは嫌なので、一般常識の範囲でご利用いただきたいなとは思っています。
・以前、ホームページに掲載したいとご連絡いただき、実際にホームページに掲載後もその詳細を教えていただいたりと丁寧にご対応をいただいたことがあります。企業さんのホームページに掲載されるのはとても嬉しいですし、また、掲載時には私が撮影したものだとリンクを貼っていただいていたので、マナーをしっかり守ってくださっているんだなと思いました。
企業による二次活用の一例。ノーブルトレーダース株式会社は、モニログ会員によるインスタグラム投稿を自社ECや店頭説明用のコンテンツとして活用している。また、それを通じた企業と会員の丁寧な1対1のコミュニケーションをきっかけに、多数のモニログ会員からの支持を集めている。
もう少し詳しく知りたい方はこちら
「ファンのインスタグラム上の口コミをWEBサイトや店舗での説明にフル活用ー新たな訴求軸開発のヒントにも」
以上、今回はモニログ事務局主催「モニログ会員様との座談会」から、モニログ会員の皆さまが普段企業イベントに関してどのような考えを持っているのかについてご紹介しました。ぜひイベント開催時にご参考ください。