パシフィック洋行株式会社
2019.6.13パシフィック洋行株式会社
(左)アライドアーキテクツ株式会社 モニプラファンブログ事業統括部 亀田 明日花
(右)パシフィック洋行株式会社 ECマーケティング担当 荒井氏
北欧のベビー・キッズ用品を扱うECサイト「nooks」を運営するパシフィック洋行株式会社。 モニプラファンブログ(以下 モニログ)を活用し、クオリティの高いモニター投稿を集める同社に、サービス導入の背景や、クオリティの高い投稿を集める秘訣など詳しくお話を伺いました。
Topics
-まず初めに、御社の事業内容について教えてください。
弊社は、主に雑貨や食品を扱っている専門商社です。
皆様の豊かな暮らしの「まんなか」をつくるを理念に、パンの原材料から、製パン用品、製菓器具、ワインやチーズ、雑貨まで幅広く扱っています。
その中でも私はライフデザイン事業のECショップ「nooks」を担当しています。
お客様のライフスタイルを彩る様々なアイテムを届けたいという思いから、「nooks」ではパーティー用品やベビー用品、誰かに勧めたくなるようなギフト雑貨まで、世界中のアイテムをご紹介しています。
今メインで出しているのは、「Done by Deer」というデンマークのベビー&キッズブランドです。食器やスワドル、ベビートイなどの小物からベビーベッド・寝具などアイテムの種類も豊富で、リビングからキッチン、子供部屋までをトータルでオーガナイズすることができます。
実は「Done by Deer」はママデザイナーさんを中心に、自分たちの子供達にも使えるおしゃれでシンプルなものを作りたいという思いで立ち上げられたブランドなんです。
ですので、赤ちゃんが持つにはどのくらいの大きさが持ちやすいか、など設計面でもとてもこだわっています。
-デザインもとてもおしゃれですよね。
北欧は文化として、自宅で過ごす時間が長く、自宅のインテリアへのこだわりも強いんです。赤ちゃん用のアイテムは目につきやすい原色系のものが多いですが、せっかく他のインテリアにこだわっていてもベビーグッズが原色だと浮いてしまいますよね。
「Done by Deer」のアイテムの色味はパウダーピンクやブルー、グレイが中心です。
赤ちゃんが使いやすいのはもちろん、インテリアを邪魔せず、赤ちゃんと過ごす大人のために、リビングで過ごす親子のために、というのを大切に作られています。
最近は、日本のお母さんたちの中でも、リフォームやDIYを楽しみ、お部屋作りを充実させる方も増えています。
そうした方に「Done by Deer」を知っていただき、好きになってもらってもらえたらなと思っています。
-モニログのご導入も、そのための施策の1つでしょうか。
そうですね。
やはり、「Done by Deer」のアイテムが実際の生活に根付いていることが伝わるインスタグラムのハッシュタグ投稿を増やしたいという目的がありました。
可愛いアイテムでも、「実際使ってみたら浮かないかな?」と思う時ってありますよね。
特に日本のお客様は、外国の可愛い赤ちゃんモデルが商品を使っている写真をいくら見ても、実際自分のお子さんが使うイメージが湧かないことも多いのでは、と思います。
モニログのモニターさんにお願いすれば、日本のお子さんが写って実際に使っている様子がわかる写真を投稿していただけると思ったのが導入のきっかけです。
パシフィック洋行株式会社のファンサイト(https://monipla.jp/nooks/)
-導入前はご自分で知り合いのママさんに声をかけて写真を撮っていたと聞きました。
そうですね。
私の周りにもインテリアにこだわっていたり、北欧のテイストが好きな知り合いがいます。
モニログを導入する前は、とにかくそういった知り合いに赤ちゃんが生まれたと聞くと、自らカメラを担いで写真を撮りに行っていました。
赤ちゃんモデルを起用してプロにお願いする方法もありますが、アサイン費用やスタジオ代など諸々で30〜40万円かかることもあります。
カタログ用の撮影であれば予算もありますが、SNSの投稿となるとそこまでお金をかけることはできません。
また赤ちゃんはぐずってしまうと撮影が終わってしまうのでその難しさもあります。
モニログにはインスタグラムを日頃から使いこなしていて、ライフスタイルにこだわっているようなママモニターの方がたくさんいらっしゃいます。
そうしたモニターさんにご自宅で、赤ちゃんのご機嫌が良い時にお写真を撮っていただけるのであればそれが一番だなと思っています。
モニログの募集で投稿されたInstagram投稿
-御社のモニターさんの投稿は本当にクオリティの高い投稿が多いです。モニター選定はどのようにされていますか?
ありがとうございます。
選定時には応募していただいた方のアカウントを1つ1つチェックすることは心がけています。
「Done by Deer」はベビー&キッズのブランドなので、日頃の投稿にきちんとお子様が登場したお写真を投稿しているか、子供のアイテムにこだわっているか、全体としてライフスタイルが伝わるような投稿をされているか、などのポイントを見ています。
またベビー用品、子供用品は対象年齢も大切です。
対象年齢に合わないお子様に使っていただくと、こちらが求めているような投稿が出てきませんので、選定時にはそこも気をつけています。
-なるほど。そうした丁寧なモニターの選定がクオリティの高い投稿に繋がっているんですね。
インスタグラムは同じ趣味や価値観の方からのフォローも多いと思います。
アカウントの投稿を見ると、モニターさんの生活もわかりますし、その生活がブランドとあっているかどうかどうかも分かります。
フォロワー数が多くなくとも、コメントやいいねの数が多く、発信する価値観に共感するフォロワーが多い方にはぜひモニターをお願いしたいと思っています。
-そうした丁寧な運用には手間もかかると思いますが、運用のポイントはありますか?
毎日コツコツ確認することだと思います。
基本的に毎日ログインして、応募が増えていたらその方のインスタグラムのアカウントを見て、管理画面で評価をつけていきます。
時間としては1日30分もかかっていません。
細かくチェックをしておくことで、いざモニターさんを決める時に時間の短縮ができます。
その判断はものすごく早いかもしれないですね。
良い投稿しているアカウントだなと思っても、お子様の対象年齢が合わずに選ばないこともあります。
ただ一度きちんとアカウントを見ているので印象には残りますし、実際別のイベントに応募いただいた時に「あ、あの時の方だから今回はモニターをお願いしよう!」と、お願いすることもあります。
全て自分たちで写真をとって素材を揃えるコストとリソースを考えると、モニログの運用は全然負担ではないです。
色々な方のアカウントを見る作業を楽しんでいるくらいです。
パシフィック洋行株式会社 荒井氏
-モニログをお使いいただいて、御社内での評価はいかがでしょうか?
モニターの投稿の質の高さはとても評価が高いです。
社内のメンバーもみんな投稿を見て「とにかく可愛い」と言っています。また、パッケージを開ける前の段階から、細かく使用感を書いてくださる方が多いのも嬉しく思っています。
また、ターゲットの生の声を聞ける点も評価しています。
弊社ですと1回のイベントで150名〜200名ほどの応募があります。
応募時にアンケートも実施しているので、毎回それだけの数のママのリアルな声を聞けるというのも良いと思っています。
-どのようなご意見をいただくことが多いですか?
「ベビー服は扱わないんですか?」とか「もっとおもちゃが欲しい」、「ベビーギフトがもっといっぱいあったらいい」など、具体的にこんな商品が欲しいというご意見が多いです。
私が商品の仕入れも担当しているので、ご要望はダイレクトに仕入れに生かしています。
商品の紹介文に「ギフトにも最適」と記載するなど、訴求内容の工夫にも繋がっています。
そして、「nooks」の認知も広がっているなと思います。
もともとインスタでのハッシュタグ投稿を増やす目的で始めたモニログですが、「nooks」を知っていただくきっかけになればとも思っていました。
応募時のアンケートでは「ちょうど欲しいと思って探していたところでした。当ててください」のような、具体的に購入を検討されていることが分かるコメントももらっています。
モニログでご紹介したアイテムが気に入れば、他にも同じようなものがあるかも、と思って「nooks」にもアクセスしてくださる方もいらっしゃるかなと思います。
実際、モニログ運用開始以降、「nooks」のアクセスも増えており、モニログ経由での「nooks」ページへの流入は毎日あります。
モニログが「nooks」を知ってもらうきっかけになっているな、と実感しています。
「nooks」にはベビー用品以外にも、国内外から可愛い雑貨を集めています。
ベビー用品をきっかけに「nooks」にきてもらって、例えば上のご兄弟のものですとか、ママ向けのアロマ用品など、他のアイテムのご購入にも使っていただけたら理想的です。
アライドアーキテクツ株式会社 亀田 明日花
-今後モニログを活用して実施したい施策などはありますか?
モニターさんと直接コミュニケーションをとり、アンバサダー化するような施策は実施したいと思っています。
例えば投稿していただいた写真を「nooks」のECサイトで使わせてくださいというメッセージをお送りするなど、今までモニターをお願いした方とコミュニケーションをとる施策は検討中です。
今、モニターをお願いしている方の中には1投稿に90件くらいコメントがつく方もいらっしゃいます。コメントのやりとりの内容からも、アカウント自体が、モニターさんのライフスタイルに共感するコミュニティのようになっていて、とても素敵なんです。
そうしたモニターさんとは、もっと関係を深めて、個別にモニターがお願いできるようになればいいなと思っています。
また、今は「nooks」というショップではなく「Done by Deer」という仕入れているブランドの一つにファンが付いている側面もあります。きっかけは「Done by Deer」でも、もっと他のブランドの商品も知っていただき、今後は「nooks」を好きになってもらえるような施策にも取り組んでいきたいです。