はじめてのAmazon広告|購買意欲の高いユーザーをより効果的に引きつける方法

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Amazon広告とは、Amazonのサイト内で表示される広告のことです。

EC事業者で、Amazonに商品を出品している企業は多いと思いますが、Amazon広告を出稿することで、購買意欲の高いユーザーを効果的に商品ページやブランドページへ誘導できます。

この記事では、Amazon広告の基礎を解説し、ビジネスの成果を出すコツや、成功事例を紹介します。

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Amazon広告とは

Amazon広告とは、Amazonサイト内で商品検索を行った場合などに表示される広告のことです。

<例>
「特定ブランド名+PCスタンド」で指名検索。

検索結果画面に、関連商品を広告表示。

検索結果画面に、関連商品を広告表示

「集客のためのWeb広告施策」と言うと、まずはGoogle広告やYahoo!広告が思い浮かぶ人も多いかもしれません。

これらに加えて最近、Amazon広告のシェア拡大が見込まれており、注目が高まっているのです。

特定商品の検索に、GoogleよりAmazonを使う人が多い

あなたは、何か気になる商品がありスペックなどを詳しく知りたい場合、Googleで検索をしますか?それとも、Amazonで検索をしますか?

このような行動に関して、実は「GoogleよりもAmazon」という興味深いデータがあります。

ニールセン デジタル株式会社の調査(※1)によると、18〜34歳は特定の商品をWeb上で検索する際、実はGoogleよりもAmazonを最も利用していることが分かりました。これは、35歳以上の世代でも同様です。

商品を検討する際に利用するサービス レポート
(※1 画像引用)EC利用が増加する中で増すアッパーファネルマーケティングの重要性~ニールセン ECの利用状況に関するレポートを発表~ | ニュースリリース

「あの商品気になるなぁ、スペックは?」などと考えながら、まずはAmazonへ訪問するのです。

よって、Amazon内で自社商品の露出を高めることができれば、ユーザーの目に留まる機会が増えます。さらには、ユーザーが商品レビューを見るなどして、すぐに購買行動に移ることも考えられます。

つまりAmazon広告に取り組むと、CVに近いところで商品提案をできるのです。

Amazon広告のメリット

Amazon広告のメリットは、大きく以下3点です。

購買意欲の高いユーザーを効果的に引きつけられる

特定の商品を指名検索して、購買意欲が非常に高まっているユーザーに対して広告を表示できます。

GoogleやYahoo!の検索連動型広告も、商品・サービス・ブランド名を指名検索している「顕在層」に対して訴求することができます。しかし実際に購買行動に移るためには、検索エンジンとは別のプラットフォームへ一旦、移動する必要があります。

一方Amazonでは、購入画面に近いところで、自然とユーザーの関心を引くことができます。

膨大な購買データ、精度の高いターゲティング

Amazonには、膨大な購買データの蓄積があります。
Amazon広告は、そのデータをフル活用した広告の仕組みです。

顧客の過去の購買データや属性情報に基づいて「おすすめ商品」や「関連商品」を提案するので、そのターゲティング精度は非常に高くなります。

一方、検索連動型広告から自社ECサイトに誘導する場合、自社ECで一度も購入履歴が無い、顧客データの蓄積が「ゼロ」の人に向けて広告を見せる場合もあります。

ターゲティング精度の高いAmazon広告も活用したほうが、商品に関心を持ちそうなユーザーを、効果的に引きつけることができます。

「Amazonおすすめ」「ベストセラー」よりも目立つ

もしあなたの会社の商品が、特定カテゴリで「Amazonベストセラー」になったり、多くのレビューを集めたことがあるなら、Amazon広告を使わない手はありません。ユーザーをもっと強力に引き付けられるのです。

「Amazonおすすめ」は顧客の興味や関心・購買履歴に基づいて作成されます。「おすすめ」に挙がりやすいのは、膨大な商品群の中でも、評価が高く、よく売れている商品です。この「おすすめ」に挙げてもらえれば、検索結果画面でユーザーの関心を引きやすくなります。

広告出稿の場合には、この「Amazonおすすめ」「ベストセラー」よりさらに目立つ場所に表示されます。

Amazon広告の出稿場所

「ベストセラー」「Amazonおすすめ」と同じぐらいレビュー数の蓄積があれば、ユーザーは、「よく売れている人気商品で、多くの信頼を獲得しているんだな」と高い関心を持ち、商品ページを訪問する動機になるでしょう。

Amazon広告の種類

Amazon広告は、大きく分けて3種類あります。
それぞれ、どんな特徴があるのか詳しく解説します。

①個々の商品をプロモーション:スポンサープロダクト広告

スポンサープロダクト広告は、個々の商品をプロモーションします。
関連する商品検索結果や、商品ページに表示されます。

スポンサープロダクト広告
[画像引用]スポンサープロダクト広告 - 商品の売上向上をサポート | Amazon Ads

【強み】
似通った商品を積極的に探している、購入意欲の高いユーザーにリーチ

【広告クリエイティブ】
出品商品から広告を生成

【広告の掲載箇所】
PC・スマホの商品検索結果ページのトップやサイド、検索結果内、および商品ページに表示。(関連性の高いキーワード・商品に基づく)

【ターゲティング】
アマゾンが自動でチューニングしてくれる「オートターゲティング」を利用可。
マニュアル(手動)ターゲティングや、除外ターゲティングも設定可能。

【課金方式】
CPC=クリック課金制。
最初に入札し(1日の最小予算1000円)、クリック数に基づいて支払う広告費が決定。

【誰が出せるのか】
大口出品者、取引会社、書籍の取引会社、Kindle Direct Publishing(KDP)の著者および代理店が出稿可能。
広告を掲載するには、商品が1つまたは複数の該当カテゴリーに属し、おすすめ商品の資格を満たしている必要あり。

[参考]スポンサープロダクト広告 - 商品の売上向上をサポート | Amazon Ads

②ブランド認知獲得:スポンサーブランド広告

スポンサーブランド広告は、ブランドロゴと見出し、一部の商品が商品検索結果に表示されます。

スポンサーブランド広告
[画像引用]スポンサーブランド広告 – ブランドの認知度を高める | Amazon Ads

【強み】
自社ブランドと似通った商品カテゴリに興味を示しているユーザーにリーチ。
自社ブランドや商品群に目を向けてもらえる機会を増やす。

【広告クリエイティブ】
ブランド画像のほか、動画も可(6〜45秒、日本語)。
ただし、レビューや、セール・割引情報を含めるのはNG。

[参考]スポンサー広告のガイドラインおよび承認ポリシー | Amazon Ads

【ターゲティング】
キーワードによるターゲティング
特定商品・関連商品を軸にしたターゲティング

【課金方式】
CPC=クリック課金制。
最初に入札し(1日の最小予算1000円)、クリック数に基づいて支払う広告費が決定。

【誰が出せるのか】
Amazonブランド登録に登録している大口出品者、取引会社、書籍の取引会社および代理店。一部のマーケットプレイスでは、特定の商品や機能を利用できない場合がある。

[参考]スポンサーブランド広告 – ブランドの認知度を高める | Amazon Ads

③Amazon内外問わず関連性の高いユーザーに訴求:スポンサーディスプレイ広告

スポンサーディスプレイ広告は、Amazon内外を問わず、関連性の高いユーザーにリーチできます。
Amazonに誘導し、商品の検討・購買を促します。

スポンサーディスプレイ広告
[画像引用]スポンサーディスプレイ広告 – ディスプレイ広告キャンペーンを作成する | Amazon Ads

【強み】
Amazonでの購買行動に基づいて、最適なユーザーにリーチ

【広告クリエイティブ】
写真付きの広告を自動生成

【ターゲティング】

  • 商品ターゲティング(Amazon内で特定商品・関連商品を軸にしたターゲティング)
  • または
  • スポンサーディスプレイ広告のオーディエンス(商品ページから離脱したユーザーに再度働きかける)

【課金方式】
CPC=クリック課金制。
最初に入札し(1日の最小予算1000円)、クリック数に基づいて支払う広告費が決定。

【誰が出せるのか】
Amazonブランド登録に登録している出品者、書籍の取引会社、取引会社、Amazon内で商品を販売しているクライアントを担当する代理店。

[参考]スポンサーディスプレイ広告 – ディスプレイ広告キャンペーンを作成する | Amazon Ads

Amazon広告の始め方

Amazon広告に出稿する際は、まず「AmazonAds」にアクセスしましょう。

Amazon広告の始め方1
[画像引用]広告プロダクトと広告ソリューションを理解する | Amazon Ads

  • ・画面右上の「サインイン」をクリック
  • ・国を選択
  • ・Amazon Adsの利用が初めての場合は、広告アカウントを作成

※広告アカウント作成には、「セラーセントラルアカウント」「ベンダーセントラルのアカウント」を持っているか、「取引会社の代表」であることが必須です。

Amazon広告の始め方2

もっとも出稿手順がシンプルな「スポンサープロダクト広告」で言うと、Amazon Adsにログイン後は、次のような手順を取ります。

  • ・出稿期間と予算を決める
  • ・ターゲットを設定する
  • ・プロモーションしたい商品を選択
  • ・入札額を決定
  • ・CP開始

出稿後は、管理画面からコストを管理し、成果を追跡、というのが、出稿〜運用の一連の流れです。

動画制作ツール「LetroStudio」では、7日間・制作本数無制限の無料トライアルを実施しています。Amazon広告用の動画、サイトに掲載する商品説明動画も作成可能です。

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Amazon広告で成果を上げるポイント

Amazon広告で成果を上げるポイントを解説します。

商品ページの訴求内容を充実させる

広告からのランディング先となる商品ページを充実させておくことが重要です。

せっかくユーザーが広告から商品ページへ流入しても、商品の魅力がよく分からなければ、購入の意思決定ができず、離脱してしまいます。

テキストや画像での商品説明を充実させるのはもちろんですが、動画の掲載も有効です。

Amazon商品ページに動画を活用:ハクバ写真産業株式会社

企業名:
ハクバ写真産業株式会社

業種:
カメラ関連用品の販売

施策:
Amazon商品ページに動画を掲載

結果:
静止画を見るだけでは特徴が分かりにくい商品も、動画で伝えやすくなった。

▼Amazon商品ページ用動画の一例

Amazon動画広告の活用

Amazon広告で複数ある広告メニューの中でも、動画広告(スポンサーブランド広告)を活用して大きな成果を上げた事例を紹介します。

動画広告でCTR約4倍、ROAS最大1.4倍:ロゼット株式会社

化粧品メーカーの「ロゼット株式会社」では、動画広告を活用したことでクリック率が大幅に高まりました。

施策:
「スポンサープロダクト広告」枠内で、「静止画バナー広告」と「動画広告」でA/Bテストを実施。

結果:
動画は、静止画バナー広告と同様のCVRを維持しつつ、CTRを約4倍に引き上げ、ROAS最大1.4倍を実現

▼実際にAmazon広告で配信した動画クリエイティブ

動画広告でCTR3倍:ハクバ写真産業株式会社

ハクバ写真産業は、商品ページへの動画掲載のほか、動画広告にも取り組んで高い成果を上げています。

施策:
Amazon動画広告を出稿。
Webサイトの商品ページに使う静止画素材を集めて動画に仕上げている。
目を引くことを一番の目的に置き、大きな画像とテキストの動きでインパクトのある動画を作成。

結果:
静止画広告と比較して、クリック率が約3倍に。

▼Amazon広告として利用している動画クリエイティブの一例

ハクバ写真産業が導入した動画制作ツール「LetroStudio」では、7日間・制作本数無制限の無料トライアルを実施しています。Amazon広告用の動画、サイトに掲載する商品説明動画も作成可能です。スキルや経験がなくてもサクサク作れる操作感を是非体感ください。

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なぜ動画が効果的なのか?

動画には、圧倒的な情報伝達力・訴求力があります。

動画で表現できる情報量は、テキスト・静止画の数千倍に上ります。
わずか1分間の動画でもWebページに換算すると3600ページ分もの情報量に相当すると言われています。

企業向け動画制作を専門に手掛けるグローバル企業の「Wyzowl社」が行った調査()によれば、以下のような興味深いデータが明らかになっています。

  • 96%:商品やサービスについて詳しく知るために説明動画を見たことがある
  • 88%:ブランドの動画を見て商品やサービスを購入することに決めた
  • 78%:人が、動画を見てソフトウェアやアプリを購入またはダウンロードすることに決めた

(※)Video Marketing Statistics | New Data For 2022 | Wyzowl

動画を見て商品に対する理解・関心が高まれば、購買の十分な検討材料になります。ゆえに、「ロゼット株式会社」や「ハクバ写真産業」の事例のように、CTRやROASが大幅改善するなど、広告効率を高めることができるのです。

Amazon動画広告制作のリソース不足は、ツール活用で解決

「ロゼット株式会社」の成功事例では、新卒の男性社員が内製により動画制作を担当しました。また、「ハクバ写真産業」の成功事例も非デザイナーの社員が制作しています。
このように、社内の能力開拓に成功し、インハウス化できた背景には、アライドアーキテクツの動画制作ツール「LetroStudio」の導入がありました。

LetroStudio」なら、デザイナーでなくともPowerPoint感覚で直感的に、豊富な動画テンプレートをフル活用しながら、わずか15分程度で1本の動画を仕上げることが可能です。

動画制作をたびたび外部に委託しなくてもインハウスでどんどん量産でき、誰でも簡単に操作できます。動画制作を担当できる人が増えるので、社内のスキル平準化・底上げにもつながります。

  • 「動画制作に対応できる担当者がいない」
  • 「人手が足りない」
  • 「外注コストを抑えたい」

上記のような課題を抱えている会社の方に、「LetroStudio」がおすすめです。

現在、7日間・制作本数無制限の無料トライアルを実施しています。スキルや経験がなくてもサクサク作れるPowerPointのような操作感を是非体感ください。Amazon広告用の動画、サイトに掲載する商品説明動画も作成可能です。是非お気軽にお問い合わせください。

bnr_labunder

動画制作・運用をインハウス化するメリットをもっと詳しく知りたい方は、こちらのお役立ち資料をお読みください。この記事で動画広告の成功例としてご紹介した、ロゼット株式会社のケーススタディを詳しく解説しています。ダウンロードは無料です。ぜひ、お気軽にご活用ください。