株式会社エスグロー
2020.6.10株式会社エスグロー
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-まずはじめに、御社の事業内容について教えてください!
株式会社エスグローは、神戸市に拠点を持つ総合物流商社です。商品の入荷から最終的にユーザーの手に渡るまでの物流全般をアウトソーシングにて請け負う事業や、物流センターの運営管理や商品の流通工程をお客様の要望に合わせて加工するサービスなど、幅広く物流事業を展開しています。
-白川様はどういった業務をご担当されているのでしょうか?
私はMCD事業部という部署に所属しています。MCDとは、Marketing Commercial Distributionの略でして、クライアント様に物流のアウトソーシングだけでなく、それに伴うマーケティングやブランディング、販売、物流をトータルにご提案しています。
また、生活雑貨をセレクトした当社直営のWebショップ「Anniversary World(アニバーサリーワールド)」を楽天やAmazonのモールに出店し、その運営もしております。2018年には、神戸にアニバーサリーワールドの実店舗もオープンいたしました。現在は、クライアント様の商品を弊社倉庫にお預けいただきながら、弊社にて「アニバーサリーワールド」を通じて、その販売強化までご支援する取り組みを行っています。
その中で私は、アニバーサリーワールドのWebディレクションを担当しています。アニバーサリーワールドの売上拡大がミッションです。具体的には、仕入れ商品の選定やページのデザインのチェック、また自社商品の企画も行っています。
画像引用:ANNIVERSARY WORLD|アニバーサリーワールド楽天市場店
-インテリア雑貨や、キッチン雑貨、食品など、おしゃれで可愛い商品が多いですね!
ショップの売上拡大がミッションとのことでしたが、現在白川さんがどんな施策に力を入れているかを教えていただけますか?
ありがとうございます。弊社の場合、モール内に掲載する「写真」に力を入れだしてから売上も徐々に上がってきました。そのため、商品が良く見えるよう、写真にはとてもこだわっています。キッチン雑貨やインテリア雑貨などは、商品の特性上、「欲しい」と思ってもらうためには商品が"良く見える"ことが重要だと思います。
例えば、楽天市場店では、商品画像と商品名がアクセス数に大きく影響してくることが分かっています。弊社も、この商品画像に力を入れだしてアクセス数が伸び始めました。特に型番商品は、他のお店との違いを出すためにも、写真が重要です。そのため、弊社では自社でABテストを行い、どの商品画像・商品名が反応が良いかの検証もしています。
-どういった写真が、良い反応を得るのでしょうか?
弊社が取り扱う「雑貨」というカテゴリの場合は、商品を使っているシーンが想像できるような写真であることが重要だと思います。例えば、「お皿」などの食器の場合、単体で撮影された写真よりも、実際においしそうな料理が盛り付けられている写真の方が、魅力的に見えます。
また、インテリア雑貨の場合であれば、日常風景に商品が馴染んでいる、お部屋の一角を切り取ったような写真のほうが、自分の部屋に置くイメージがしやすくなりますよね。そのように、自然に「自分ごと化」を促進できるような写真に、良い反応を得られることが多いです。
-なるほど。そういったお写真は自社でご用意されるのでしょうか。
基本は仕入れ先であるメーカー様から支給された素材画像を商品ページで使わせていただいています。楽天の場合、1つのアイテムで商品ページを作るとなると、画像素材は多い方が良く、弊社は少なくても5枚程度素材を準備しようというルールにしています。メーカー様からの支給では画像素材が足りない場合、自社で商品画像を撮影することもあります。ただ、先ほどお伝えしたように、お客様が"商品を使っているシーンが想像できる"ような写真を自社で撮るのが難しいときもあります。
例えば、弊社で販売しているシュガーポットの場合、白背景での写真と、実際にキッチンの一部として撮影されている写真では見栄えが変わってきます。
画像引用:ソルト&シュガー ポットセット 商品画像|アニバーサリーワールド楽天市場店
(上図の)左側のような白背景の写真は自社で撮影できますが、実際の砂糖がポットの中に入った右の写真となると、追加で備品を用意する必要があり、少し手間がかかります。
そのため弊社ではモニプラファンブログを利用して、(上図の)右側のような「実際に使っているお写真」を集めています。(下図:モニプラファンブログの投稿)
画像引用:実際に写真を撮影したモニプラファンブログユーザーのインスタグラム投稿|Instagram
-具体的にどのように画像素材を収集されているのですか?
モニプラファンブログで、商品のモニターを募集し、商品を使用しているお写真をインスタグラムに投稿していただいています。モニプラでは、ユーザーさんが投稿したお写真を企業側が自由に二次利用できるので、モール内の商品画像などに使用しております。
画像引用:グリラー耐熱皿の商品画像|アニバーサリーワールド楽天市場店
例えば、こちらのグリラーのモール内写真(上図)には、実際に料理が盛り付けられている写真を使用しておりますが、この画像も、もともとはモニプラのユーザーさんがご自身のインスタグラムに投稿いただいたお写真(下図)です。グリラーの「商品だけ」をモールに掲載するよりも、こうして実際に料理が盛り付けられている写真を活用することで、モールに訪れていただいた方に、商品の使用感を瞬時に伝えることができます。
画像引用:実際に写真を撮影したモニプラファンブログユーザーのインスタグラム投稿|Instagram
-確かに、料理を盛り付けた写真を自社で用意するのも大変ですし、モニターさんからの投稿をモールの画像素材に活用するのはとてもいいアイデアですね。
そうですね。私も写真を撮るのが好きなので、普段自分で撮影することもあるのですが、モニプラのユーザーさんが投稿してくださる写真は色々なテイストで撮ってくれる点も面白いと思っています。先ほどのシュガーポットでも、カジュアルなキッチンの雰囲気で撮っていただく方もいれば、シックな雰囲気のお宅では落ち着いたテイストの写真を撮っていただく方もいらっしゃいました。そういった、自分達では思いつかないようなアイデアをもらえるのも、モニターさんの投稿を活用するメリットの一つだと思います。
-モニターさんからの投稿を募集する際に、工夫していることはありますか?
以前、「一眼レフ等を使用して撮影いただける方大歓迎」という募集の仕方をしたことがあります。できるだけ画質良く、綺麗な写真を投稿していただけると、モール内の商品画像素材としてはとても使いやすいためです。このような募集の仕方をすることで、ユーザーさんが「一眼レフを持っていますよ」とアピールしてくださるので、自社に合った方を選びやすくなりますね。
-今後、どういったことにお取組みしていきたいかお聞かせください!
半年間モニプラファンブログを使っていく中で、写真を撮るのが上手なユーザーさんと繋がることが出来ました。今後は、このユーザーさんたちに弊社のクリエイティブサポーターになっていただきたいと考えています。クリエイティブサポーターの方には、様々な商品の写真を撮影いただくなどの活動を継続的にお願いしたいと思っております。
また、モール内の商品ページに「商品ご利用者さまの声」として欄を設け、モニプラで商品を使用し撮影してくださった方の投稿を紹介、お客様に商品の良さを伝えていくことができたらいいなと考えています。
-最後に、モニプラファンブログをご検討中の方に向けて、一言お願いします!
初めてシステムを使用してからマニュアルの完備、使いやすさに大変満足しています。私たちのような少人数運営を行っている企業は、商品画像の撮影加工を含む充実化まで手が回らないという事が多いのではないでしょうか。モニターマーケティングと同時に画像素材を集められたらいいな、といった気持ちで始めましたが、素敵なモニター投稿をたくさんいただき、毎回クオリティの高さに驚かされます。募集時のアンケートや、条件を提示することできっと自社に合ったユーザーさんを見つけられると思います。
こうした便利な使い方はもちろん、イベントの内容や、どうしたら条件に合ったモニターを見つけられるのかという小さな課題もコンサルティングスタッフの方が一緒に考えてくれ、そういった面も併せて良いサービスだと思います。
ありがとうございました!