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天藤製薬|ボラギノール®の信頼を新領域へ。顧客インサイトを軸にした新商品成功戦略とは

創業200年を超える老舗製薬会社である天藤製薬株式会社は、主力のボラギノールブランドで培った信頼を基に、新たな事業領域への挑戦を続けています。2022年からは自社ECサイト「BORRAオンラインショップ」を通じて、健康食品や化粧品といった新たな分野での商品展開をスタート。その成長戦略の中核に位置するのが、顧客の声を深く理解し、それを施策に活かすアプローチです。

今回は、天藤製薬様が新商品のマーケティング戦略において、Kaname.ax®による顧客インサイト分析を活用してLTV向上を実現した事例をご紹介します。

サマリー

背景

  • 約30年ぶりの新商品展開にあたり、既存ブランドの信頼性を新カテゴリーで効果的に訴求する必要があった
  • 従来の店頭販売(オフライン)から自社ECでの展開に変更することで、顧客との直接的なコミュニケーションが重要になった
  • 自社ECでの新規獲得・CRM改善において、お客様の声を戦略的に活用したいと考えていた

内容

  • アライドアーキテクツが提供する、顧客の声をAIで解析するデータプラットフォーム「Kaname.ax®」による顧客インサイト分析を活用
  • 継続顧客と短期利用顧客の商品に対する認識の違いを分析し、訴求ポイントの最適化を実施

成果

  • 顧客インサイト分析により、継続顧客が感じている真の商品価値を明確化
  • 分析結果を基にした訴求の最適化により、新規獲得効率とCVRが改善
  • 定期顧客の残存率向上により、LTV向上を実現

ボラケア

老舗ブランドの新領域進出における課題

天藤製薬株式会社は、主にボラギノールブランドを展開している創業200年を超える老舗製薬会社です。生活者の健康意識の高まりにより、予防や未病対策の重要性が注目されてきたことを受け、これまでの「症状が現れてから対処する」製品から、その周辺の悩みに対してアプローチする健康食品・化粧品分野への新商品の展開を決定。この商品を展開する場として「BORRAオンラインショップ」を立ち上げました。

この新商品展開における最大の課題は、既存ブランドの信頼性を新しいカテゴリーでいかに効果的に訴求するかでした。当初は「ボラギノール」のブランド力を訴求していけば一定の成果が得られると想定していましたが、実際の運用開始後は思うような反応が得られませんでした。

「痔の薬」としてのブランド認知は強いものの、便通改善カテゴリーにおいては、そのブランド力だけでは顧客の購入行動を促すことができないという現実に直面したのです。

お客様の声を活用した戦略的アプローチ

この課題を解決するため、天藤製薬様は「お客様の声」を深く理解し、それを施策に活かす戦略的アプローチを採用しました。

まずは、ターゲットにとってのボラギノールブランドの価値を『100年以上続く実績による信頼感』、『エビデンスに基づいた商品設計と情報提供』という2つに定義。その上で、この仮説を検証し、より効果的な施策を展開するため、アライドアーキテクツのKaname.ax®を活用し、実際に購入されたお客様や継続されているお客様の声を収集し、お客様が感じている真の商品価値や課題を明確化していきました。

顧客インサイト分析による施策の最適化

Kaname.ax®による顧客インサイト分析から得られた知見を基に、具体的には以下のような施策を実施しました。

新規獲得施策の改善

Letroを活用して顧客の声をレビューとしてデジタル広告のランディングページやBORRAオンラインショップに掲載しました。さらに、単にレビューを掲載するだけでなく、顧客インサイト分析の結果に基づいて訴求ポイントを明確化し、それに合わせたクリエイティブへと変更。より戦略的に活用することで、CVR(コンバージョンレート)の大幅な改善を実現しました。

実際に、ヒートマップ分析においても、顧客のレビュー部分の熟読率が非常に高く、とても重視されている情報だということが分かりました。

CRM施策の強化

同梱物に長期継続者が感じている商品価値を実際の声を用いて掲載することで、定期顧客の残存率が改善。顧客の納得感を引き出し「もう少し続けてみよう」と思わせるきっかけを創出しました。

継続的な改善サイクルの構築

今後は、ECシステムとの連携により自動収集体制を拡充し、これまで単発的であった分析を定常的に実施できる仕組みづくりを進めています。収集したデータの「量」と「質」の両面からデータの精度を向上させ、より効果的な施策展開を目指しています。

将来的には、データに基づいて顧客に最適な価値を提供し競争力を強化することで、市場での存在感を一層高めていくことを目標としています。

<天藤製薬株式会社 ご担当者様の声>

2022年よりEC事業への新規参入にあたり、BtoCビジネスにおいて最も重要と考える「お客様の声」を的確に捉えるための知見や仕組みが不足しており、お客様が当社商品に感じている価値や課題を十分に把握できていない状況でした。

このたび、アライドアーキテクツ社との連携/Kaname.ax®の導入により、顧客の声の収集・分析が可能となり、実際のニーズや課題を正確に把握。それらを具体的な施策へ反映した結果、オンラインショップへの流入増加やLPの購買率向上といった成果が得られました。

アライドアーキテクツさんは、メーカーである私たちと同じ視点で、豊富な経験を活かした視野の広い提案を行ってくれるパートナーです。

さらに、担当者の手厚いフォローにも非常に満足しています。多くのシステムがチャットやヘルプセンターへの対応を求める中で、直接のサポート体制を提供していただけることで、施策の実施スピードが上がり、着実な実装が可能になっています。このような伴走型のサポートが、他社と比較してもアライドアーキテクツの強みだと感じています。

今後も顧客の声を起点に、より良い購買体験の提供に取り組んでまいります。

FAQ(よくある質問)

Q1. VOC分析とは何ですか?

Voice Of Customer(顧客の声)の略で、SNS投稿・口コミ・レビュー・アンケートなど、顧客が自然に発した生の声を解析し、マーケティング施策に活かす手法です。従来の定量調査では見えにくかった「顧客が本当に感じていること・求めていること」を言語化・構造化できるため、広告訴求の設計や商品開発の意思決定精度を高めることができます。Kaname.axでは、SNSデータとアンケートデータを組み合わせたVOC分析により、施策に直結するインサイトを抽出します。

Q2. カテゴリーエントリーポイント(CEPs)とは何ですか?

カテゴリーエントリーポイント(CEPs)とは、消費者がある商品カテゴリーを「必要だ」と思い出すきっかけとなる、具体的な状況・感情・場面のことです。マーケティング学者のバイロン・シャープが提唱した概念で、「どんな場面・気持ちのときに、その商品が頭に浮かぶか」を特定することで、ブランドの想起獲得戦略を設計できます。Kaname.axでは、VOC分析をもとにCEPsを可視化し、「誰に・どんな状況で・何を訴求すべきか」を明確にした上で、広告クリエイティブや訴求軸の設計に落とし込みます。

Q3. VOC分析・CEPs分析にはどのようなデータが必要ですか?

主にSNS投稿・ECサイトのレビュー・自社顧客へのアンケートデータなど、顧客の生の声が含まれるテキストデータをお預かりします。自社保有のデータがない場合でも、SNS上の公開データを収集・活用するアプローチが可能です。どのデータが分析に適しているかは、課題や商品特性によって異なるため、初回のヒアリングでご状況をお伺いしながら最適な設計をご提案します。

Q4. 分析結果はどのように活用できますか?

CEPs分析で得られたインサイトは、広告クリエイティブの訴求軸設計・LP制作・ペルソナ定義・商品開発方針の策定など、マーケティング施策全体の意思決定に活用できます。Kaname.axでは分析結果を「使えるアウトプット」として提供することにこだわっており、インサイトをもとにペルソナ設計〜クリエイティブ制作〜広告配信まで一気通貫でご支援することも可能です。また、データに裏付けられた根拠として、社内説得や予算承認の場面でも活用いただいています。

Q5. Kaname.axは自社で操作するSaaSツールですか?

いいえ、SaaSツールではありません。Kaname.axは、データを取り込む基盤を持ちながら、分析設計・インサイト抽出・戦略立案・クリエイティブ制作・広告配信まで、専門チームが一気通貫で伴走するデータ活用サービスです。ツールを導入しても使いこなせない、分析結果を施策に繋げられないといった課題を解決するため、アウトプットではなく「成果」にコミットする形で支援します。

Q6. 依頼後、自社の担当者が分析作業を行う必要がありますか?

基本的に、分析作業はアライドアーキテクツの専門チームが担当するため、貴社担当者の大きな工数は発生しません。初期のヒアリング(課題・商品情報の共有)と、分析結果を受けての意思決定にご参加いただく形が基本的な進め方です。「社内にデータ分析の専門人材がいない」「VOC分析をやりたいが手が回らない」といった企業にも、安心してご依頼いただける体制を整えています。

Q7.Kaname.axはどのようなデータを分析できますか?

SNS上のUGC(ユーザー投稿)をはじめ、購入後のユーザーアンケート、カスタマーサポート(問い合わせ履歴)のテキストデータ、ブログやレビューサイトの書き込みなど、多種多様なVOCデータをインプットとして分析することが可能です。

Q8.自社でまだVOC(SNS投稿)が十分にない場合でも分析できますか?

はい、可能です。自社のSNS投稿が少ない場合でも、競合他社や市場全体のVOCを収集して分析することができます。また、過去のアンケートデータやCSの対応履歴など、社内にある既存の顧客の声を活用した分析からスモールスタートすることも可能です。

Q9. 他社のVOC分析ツール・サービスと何が違いますか?

Kaname.axの最大の特徴は、「分析して終わり」にしない点です。Kaname.axはデータ分析から得られたインサイトをもとに、ペルソナ設計・LP制作・クリエイティブ制作・広告配信まで一気通貫で支援します。ツールを導入しても社内で使いこなせない、分析結果をどう施策に落とし込めばよいかわからないといった課題を抱える企業にとって、「成果に繋がるアウトプット」まで伴走できる点が大きな違いです。また、SNSデータと自社顧客アンケートを組み合わせたCEPs(カテゴリーエントリーポイント)分析に強みを持つ点も、汎用ツールとの差別化ポイントです。

Q10. 費用・料金はどのくらいかかりますか?

料金は、分析するデータの種類・規模や、支援範囲(分析のみ/クリエイティブ制作・広告配信まで含む)によって異なるため、一律の価格設定は設けておりません。まずはお客様の課題や商品特性をヒアリングした上で、最適なプランをご提案しております。「予算感を知りたい」「自社の課題に合うか確認したい」といった段階でのご相談も歓迎しています。お気軽にお問い合わせください。

Q11. どのような業種・課題感の企業に向いていますか?

食品・飲料・コスメ・ヘルスケア・サプリメント領域のメーカー様に特に多くご活用いただいています。EC・通販を主チャネルとするD2Cブランドはもちろん、小売店舗や量販店などリアル流通チャネルで商品を展開するメーカーにも広くご利用いただいております。

Kaname.axサービス資料表紙

顧客の声を「要」に、マーケティングAXを起動する

Kaname.ax®は、顧客の声(UGC・VOC*)をAIで解析。マーケティングコミュニケーション設計~実行支援までを一気通貫で支援するプラットフォームです。
顧客の声データとマーケティングコミュニケーション領域の知見をAIで統合・高速分析し、コミュニケーションの起点となるインサイトを発見。施策の実行・検証まで一気通貫で支援します。

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