動画でサイト流入2倍増!会員数60万人超えのペット用品通販「PEPPY」のインハウス化の舞台裏

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取扱点数8,000点以上、国内最大級のペット用品通販「PEPPY」。商品販売の他、犬猫と飼い主様の暮らしに役立つ情報やお楽しみコンテンツを配信し現在会員数は60万人を超えペット愛好家に支持されています。
今回はファン育成や新規顧客開拓をミッションに、SNS投稿、広告配信、プレスリリースやブランドBOOK作成などご担当されているペピイ事業部顧客開発課リーダーの小松原様にお話を伺いました。

お客様視点にたち購入前の不安を解消

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-動画施策を強化された背景は何ですか ?

小松原氏:SNSでのコミュニケーションを強化したいと思ったことが大きな理由です。背景としては、お客様にオンラインサイトへ足を運んでいただく施策として、ストーリーズが良いのではと話が上がっており、商材的に動画での紹介が効果的だと考えていたところです。

-「商材的に動画での紹介が効果的」というのは、どういったところですか?

小松原氏:機能特徴が見た目ではわからない商品が多く、静止画では優位性が伝わりにくい点です。
例えば、「マジカルシーツ」は薄型なのに吸収量が優れているというのが特徴ですが、実際に300mlの液体が吸収されている様子を動画で実証することで、品質面での不安を解消し安全性を伝えられると思いました。

また、「スクエアベッド」は小型犬から大型犬用までサイズ展開があるのに加えて、カバーの取外しができるのも特徴です。犬用ベッドではあまりカバーの取外しができるものは少なく衛生面が気になるところですが、取外せることで抜け毛を掃除しやすく衛生的で、快適に過ごせるというメリットがあります。

仮にこれらの情報をサイト内1ページで表現しようとすると、画像とテキストの繰返しが長々と続き離脱されてしまう可能性が高いです。動画であれば静止画とテキストほどスペースを取りませんし、多くの情報を視覚的に伝えられ、感情を動かすアプローチにも効果的と考えているので、楽しくワクワクする暮らしがよりイメージしやすいと思います。

ーLetroStudioを導入する前はどのように動画を制作していたのですか?

小松原氏:制作会社様に外注しておりました。1本作るにも時間もコストも負荷が大きいため安易に動画やろうと言えないですし、触れてはいけない分野でした(笑)
また、チーム内ではSNSに配信するような簡単な短尺動画はアプリでやってみようと話は挙がっておりましたが、実際にフリーアプリを調べてみると数が多すぎてどれを使ったら良いのか分からなかったり、どういう動画イメージで作成したら良いのかも分からず、思った以上に時間も労力も使いました。それらの理由からアプリでも腰が重く断念してました。

販促施策との連携により動画の目的を明確化

インタビュー中 小松原氏 写真1

ー動画制作のワークフローがない中で体制構築される為に工夫されたポイントはありますか?

小松原氏:大きくは2つです。

1つは、販促スケジュールと連携し進めていることです。事業部内で毎月定例で行っている商品企画会議では商品毎の販促スケジュールとプロモーションを決めるのですが、新商品発売のタイミングに合わせて動画を用意することで、動画を制作するフローの構築と作る動画の目的が明確になり進められました。

もう1つは、社内共有を積極的に行っていることです。社内コミュニケーションはグループウェア上で行っていますが、部署横断で進めているプロジェクトの進行を進める中で動画に関してのフィードバックもあり日に日に社内で浸透されました。 あとは、動画を制作する際に基準やルールは設けず、細かく指摘することもなかったのでみんな気持ち的に気軽に作れたのも要素としてあると思います。

ー目標指標はどのように設定してましたか?

小松原氏:これまでの運用に追加で、ストーリーズに動画を週1本は配信しようとまず始めました。フィードに静止画投稿を週3で行っていたので、プラス1本の週4投稿になる運用です。ですが今ではストーリーズは週2~3に増えていってます。

ーKPI以上に制作されてるモチベーションはどこからきてますか?

小松原氏:フォロワー数も着々と伸びたりなど反応の変化が数値的にも見えてきたのが大きいです。加えてフィードバックやコメントを定期的にいただけることが増えたので、顧客接点がより深く作れるようになりました。これまではキャンペーンや商品に対してコメントをいただける機会はなかなかなかったので、良い変化を感じてます。

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PEPPYCATS(ペピィキャッツ)公式Instagram

-実際にLetroStudioを使ってみていかがでしょうか?

小松原氏:操作性がわかりやすくアプリよりも簡単に作れました。文字のアニメーションや画像の切替えなど楽しい表現がたくさんある点も、ブランドイメージとマッチして良いなと感じてますし、定期的にスタンプやテンプレートもアップデートして下さっているので、商品の雰囲気に合わせテイストを変えられたり、新しい訴求を継続的に作り続けられてるのも魅力です。

これまで動画を作ると言えば、絵コンテを書いてから始まっていたのですが、LetroStudioを活用することで企画や構成を考える手間と時間が削減されてすごく助かってます。テンプレートを見ながら、こういう見せ方もあるのか、なるほど!と参考にさせていただいたり、画像1枚だけでも動画を制作できるようになり、以前のような悩みは解消されました。

-実際にどのような媒体で利用されていますか?

小松原氏:顧客開発課では主にSNS投稿をメインにFacebook、Instagramフィード・ストーリーズ、Twitterで利用してます。広告はFacebook、Instagramで配信してます。また他部署のメディア課やWEB推進課ではオンラインサイトの商品詳細ページに入れたり、LINE、YouTube投稿、オンラインセミナーの前説に案内動画を入れたりもしてます。なので、販促に関わるチャネルはほぼ網羅してます。

オンラインセッション数が5ヶ月で2倍に

-動画を配信し数値的な変化や効果はありますか?

小松原氏:動画でストーリーズ投稿を始める前の2020年9月と、2021年1月で前後比較すると、Instagram経由のサイトセッション数が月2倍になりました。3〜5ヶ月ほどの短期間でこの変化はとても評価しています。また売上も比例し伸びているので、今後はさらに広告でもUGCを活用したり、Instagramリールも活用しながら相乗効果を発揮できるよう反応を追っていければと思います。

インタビュー中 小松原氏 写真2

-LetroStudio導入を検討しているお客様へのアドバイスはありますか?

小松原氏:動画って聞くと結構ハードルが高い印象があると思いますし、やってみたいけどどうしようと躊躇されてる方は多いと思いますが、LetroStudioはすごくおすすめです。

社内だけで進めていくとどうしても凝り固まってしまいますが、毎月定例MTGで事例やトレンド、おすすめの媒体などご共有いただけるので、コスメや文具の異業種ではこんな使い方してるんだ!などといつもワクワクしながら参考にさせていただいてます。弊社も動画制作内製化は初めての試みでしたが、配信媒体やアイディアに困ることなく進められ、サポートの観点も含めて私はおすすめしたいです。